タイトルコード |
1000100876360 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
地中海都市 |
書名ヨミ |
チチュウカイ トシ |
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人と都市のコミュニケーション |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹中 克行/著
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著者名ヨミ |
タケナカ カツユキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-13-026500-3 |
ISBN |
4-13-026500-3 |
数量 |
6,353,30p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
293.0173
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件名 |
地中海諸国
都市地理
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注記 |
文献:巻末p17〜30 |
内容紹介 |
グローバル市場の競争に勝ち残ろうとする現代都市は、魅力的な都市なのだろうか? 歴史と人びとの知恵により魅力的な都市であり続けている地中海都市を渉猟し、新時代の都市のあり方をめぐる新たな都市論を展開する。 |
著者紹介 |
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学、博士(学術)。地理学者。愛知県立大学教授。著書に「多言語国家スペインの社会動態を読み解く」など。 |
目次タイトル |
序章 地中海から現代都市を問う-俗都市化の陥穽を超えて |
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1 地中海都市へのまなざし 2 俗都市化に抗う地中海都市 3 人と都市のコミュニケーション |
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Ⅰ タラゴナ-古代ローマの都に積もる時間 |
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第1章 都市空間に刻まれた編集の履歴-タラコとタラゴナの対話 |
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1 町の上につくられた町 2 改造と保存の狭間で 3 都市を編集する人びと |
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第2章 時空を繫ぐ都市の建築-市民の財産としての遺構 |
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1 遺構の価値への目覚め 2 遺構上につま先立つ住宅 3 異時共存の建築 4 価値化されるユダヤ人の足跡 5 現在と過去が対話する建築 |
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第3章 結ばれる物質世界と心象世界-都市イメージを創造する人びと |
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1 形象を求める都市 2 経験される都市のかたち 3 都市から聞こえる声 |
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Ⅱ カリアリ-地中海の十字路に生きる都市 |
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第4章 開かれたロカリティの世界-サルディーニャ島カリアリの都市文化 |
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1 縺れ合う地中海の時間 2 要塞都市の地形がつくる眺望 3 街角の風景に積もる時間 |
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第5章 街路と広場に紡がれる文化-日常性のなかで共有される経験 |
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1 街路を流れる都市の時間 2 広場に育つ空間の作法 |
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第6章 聖なる祭りが運ぶ土地の縁-舞台の向こうに広がる世界 |
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1 ルーツを共にする馬術の祭り 2 信仰で繫がる都市世界 3 サルデーニャの守り神 4 海に渡された文化の絆 |
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Ⅲ サンティアゴとセビリャ-カトリックとイスラームの遺産 |
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第7章 古い都市の器を使う知恵-巡礼都市サンティアゴ・デ・コンポステラ |
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1 年輪を重ねる建造環境 2 建造物の用途転換の実際 3 進化する形態と機能の関係性 |
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第8章 交差する歴史都市の知覚と表象-多面体としての都市の凝集力 |
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1 輻輳する都市のイメージ 2 サンティアゴ歴史地区の四つの語り 3 経験の共有から立ち上がる都市像 |
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第9章 都市をわがものとする迷路の経験-地中海と大西洋に開かれたセビリャ |
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1 二つの海の狭間で 2 想像される都市の姿かたち 3 街路から生まれる都市イメージ |
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Ⅳ 共同空間がいきる地中海都市-人と都市を繫ぐ政策実践 |
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第10章 「らしさ」を支える舞台づくり-商都再生に向けたレウスの政策選択 |
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1 歴史地区再生の都市計画 2 都市政策の地理的マネジメント 3 危機に適応する政策選択 |
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第11章 事業者がつくる界隈-カンブリルスの歴史地区と港地区 |
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1 都市をつくるエージェント 2 都市を利用する事業者 3 都市を育てる事業者 4 事業者が媒介する関係性 |
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第12章 都市をシェアする仕掛け-地中海の郡邑ファルセットの共同空間 |
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1 公共空間から共同空間へ 2 都市計画におけるシステム 3 私と公の接合空間 4 空間利用の共同体 |
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第13章 進化するニュータウン-更地から生まれたアルボレアとカルボニア |
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1 ムッソリーニ体制の落とし子 2 人里に生まれ変わった湿地 3 炭鉱開発が残した田園都市 4 更新される創建物語 |
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終章 地中海から開く都市論の地平-時空の交わりから構想する都市 |
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1 人と都市を繫ぐメディア 2 風景に表れる空間文脈 3 都市を進化させる人びと 4 時の断面から展望する未来 |