タイトルコード |
1000100878123 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世「歌学知」の史的展開 |
書名ヨミ |
チュウセイ カガクチ ノ シテキ テンカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
舘野 文昭/著
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著者名ヨミ |
タテノ フミアキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
花鳥社
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出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥13000 |
ISBN |
978-4-909832-33-7 |
ISBN |
4-909832-33-7 |
数量 |
9,577,18p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
911.101
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件名 |
和歌-歌論-歴史
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内容紹介 |
歌学において創出された知識全般「歌学知」。種々の歌学書を調査・読解し、さらには説話文学・仏教文学・思想史学・書誌学といった周辺諸学にも目を配りながら、その具体相を探り、動態を明らかにする。 |
著者紹介 |
1984年栃木県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科(国文学専攻)後期博士課程単位取得退学。博士(文学)(同大学)。国文学研究資料館特定研究員。 |
目次タイトル |
序章 |
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第Ⅰ部 初期御子左家の歌学 |
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第一章 藤原定家における三代集注釈の位相 |
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藤原定家の古典研究と三代集注釈 定家の証本書写 定家本三代集と『僻案抄』 和歌書式から 六条藤家歌学と定家の三代集注釈 『僻案抄』の位置 |
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第二章 藤原俊成・定家の『奥義抄』認識 |
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御子左家歌学と六条藤家歌学の関係をめぐって 『六百番歌合』俊成判と顕昭『六百番陳状』 『三代集之間事』『僻案抄』の『後撰集』九一六番歌注の清輔・『奥義抄』認識 『僻案抄』の『古今集』六六九番歌注をめぐって 定家歌学における六条藤家説の取り扱い |
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第Ⅱ部 鎌倉後期成立の歌学秘伝書 |
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第三章 歌学秘伝書諸本研究の課題 |
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はじめに-歌学秘伝書研究の課題 歌学秘伝書の諸本のあり方 『悦目抄』の広本と略本に関する先行研究 『悦目抄』広本と略本の先後関係の検討1-『和歌三重大事』との関係 『悦目抄』広本と略本の先後関係の検討2-跋文の異同から おわりに-今後の歌学秘伝書諸本研究のために |
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第四章 『和歌無底抄』諸本の考察 |
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はじめに-『和歌無底抄』という歌学書 序文について 『和歌無底抄』諸本に関する先行研究と問題点 『和歌無底抄』諸伝本について 『和歌無底抄』諸本の内容・奥書比較 未改編奥書本と改編奥書本 改編奥書本と挿入された『悦目抄』 冷泉流の書として 『和歌無底抄』3「古今和歌序」本文から考える おわりに-諸本の図式的整理と今後の課題 |
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第五章 秘伝的歌学知と歌学書の創出・伝授 |
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はじめに 歌学秘伝と仏教・密教 為顕流『和歌古今灌頂巻』 為世流『悦目抄』 生活と文化の歴史としての歌学秘伝-本章の結びとして |
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第Ⅲ部 南北朝期歌学書『或秘書之抄出』考 |
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第六章 南北朝期武家歌人京極高秀とその歌学 |
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はじめに 京極高秀と南北朝後期の歌壇 「散位高秀」は京極高秀か 『或秘書之抄出』 『古今漢字抄』 南北朝期武家歌人の位置-まとめにかえて 附 高秀の和歌 |
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第七章 『或秘書之抄出』伝本考 |
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はじめに-『或秘書之抄出』伝本概要 甲類の伝本 乙類の伝本 丙類の伝本 各類の本文異同と考察 おわりに 附 資料翻刻 |
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第八章 歌学知の再生産 |
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はじめに 成立事情 構成 先行歌学書との関係 『或秘書之抄出』の享受の一面 抄出の様相 おわりに |
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第Ⅳ部 室町期冷泉流の『古今集』注釈 |
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第九章 『古今持為注』の資料的性格 |
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汎冷泉流『古今集』注釈の中の『古今持為注』 奥書と注釈者の立場 真偽をめぐる研究史 真作とみる根拠とその検討 仮託とみる根拠とその検討 再び奥書の問題点 古典注釈における持為説 資料としてどのように利用すべきか |
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第十章 三康文化研究所附属三康図書館蔵『為和秘抄』所収古今注をめぐって |
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三康図書館蔵『為和秘抄』について 注の基本的方針 どのような立場で書かれているか 注釈者は為和か 室町期における冷泉家流古今注説の展開-四三一番歌注を例に 九六一番歌「ひな」の注をめぐって 附 資料翻刻 |
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第十一章 上冷泉為広の『古今集』研究に関する一資料 |
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一 広島大学蔵伝冷泉為和筆『古今聞書』について 二 「後来迎院殿御注分」の本文 三 内容の検討-特に清輔本古今集との関係 四 清輔本享受の意義 |
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第十二章 『古今和歌集聞書<冷泉流>』という注釈書について |
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はじめに-冷泉流の『古今集』注釈書 伝本と被注歌 奥書 冷泉流としての性格 成立圏をめぐって-『詞林采葉抄』『六花集注』との関連から 室町後期冷泉家当主による享受-広島大学蔵伝為和筆『古今聞書』行間書入との関係 おわりに 附 資料翻刻 |
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第Ⅴ部 説話と歌学知 |
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第十三章 歌学知としての説話 |
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行基婆羅門和歌贈答説話と和歌系テクスト 『輔親集』序における受容 藤原後生「奉賀村上天皇四十御算和歌序」における受容 真名で書かれた仏教的和歌序における受容 定家監督書写本『俊頼髄脳』における行基婆羅門和歌贈答説話の問題点 本章の総括 |
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第十四章 金源三和歌説話と歌学知 |
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歌学研究と説話資料 金源三の和歌説話-『壒囊鈔』と『雲玉和歌抄』 附 金源三とは何者か 和歌表現としての「わがひのもと」と「このひのもと」 和歌表現としての「わがくに」と「このくに」 総括と今後の課題 |
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附章 身分と表現の問題をめぐる中世歌学史 |
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和歌における身分による表現規制の存在 院政期歌学書・歌合判詞の記述から 鎌倉期歌学書記述から 室町期における展開 何故「室町期」なのか 謙退の精神へ-結びにかえて |
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終章 |