タイトルコード |
1000101036359 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
刑法各論の悩みどころ |
書名ヨミ |
ケイホウ カクロン ノ ナヤミドコロ |
叢書名 |
法学教室LIBRARY
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
橋爪 隆/著
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著者名ヨミ |
ハシズメ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有斐閣
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出版年月 |
2022.12 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-641-13955-8 |
ISBN |
4-641-13955-8 |
数量 |
20,524p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
326.2
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件名 |
刑法
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内容紹介 |
重要な概念の理解をめぐって様々な考え方がぶつかり合う刑法各論の論点=悩みどころについて、条文と判例を踏まえた丁寧な論理展開で、ひとつの結論を示す。『法学教室』連載に、業務妨害罪・文書偽造罪を加えて単行本化。 |
著者紹介 |
愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科教授。著書に「正当防衛論の基礎」「刑法総論の悩みどころ」など。 |
目次タイトル |
第1章 遺棄罪をめぐる問題について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.基本的な理解 Ⅲ.遺棄・不保護の意義 Ⅳ.保護責任の意義 Ⅴ.保護責任者遺棄致死罪をめぐる問題 Ⅵ.保護責任者不保護罪における要保護状況 |
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第2章 暴行罪・傷害罪について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.暴行罪と傷害罪の関係 Ⅲ.「暴行」の意義 Ⅳ.「傷害」の意義 |
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第3章 同時傷害の特例について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.207条の趣旨 Ⅲ.平成28年判例の検討 Ⅳ.207条の適用範囲 Ⅴ.共謀関係が一部存在する場合 |
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第4章 住居侵入罪をめぐる問題 |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.本罪の保護法益・侵入の意義 Ⅲ.客体をめぐる問題 Ⅳ.集合住宅の共用部分への立入り |
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第5章 業務妨害罪について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.公務と業務 Ⅲ.行為態様 Ⅳ.妨害 Ⅴ.虚偽の犯罪予告と業務妨害罪の成否 |
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第6章 窃盗罪の保護法益について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.問題の所在 Ⅲ.242条における「占有」の意義 Ⅳ.235条における占有の意義 |
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第7章 窃盗罪における占有の意義について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.占有の意義 Ⅲ.占有の存否 Ⅳ.死者の占有 Ⅴ.占有の帰属 |
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第8章 窃盗罪における不法領得の意思について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.基本的な理解 Ⅲ.排除意思 Ⅳ.利用処分意思 |
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第9章 強盗罪の構造について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.強盗罪の構造 Ⅲ.反抗抑圧後の財物奪取意思 |
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第10章 事後強盗罪について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.事後強盗罪の構造 Ⅲ.暴行・脅迫の意義 Ⅳ.窃盗の機会継続性 Ⅴ.事後強盗罪の共犯 |
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第11章 強盗致傷罪について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.240条の構造 Ⅲ.死傷結果の原因行為 |
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第12章 詐欺罪における「人を欺」く行為について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.判例理論の展開 Ⅲ.挙動による欺罔行為 Ⅳ.詐欺罪における実質的法益侵害 |
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第13章 詐欺罪の実質的限界について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.クレジットカードの不正使用 Ⅲ.不法原因給付と詐欺 Ⅳ.証明文書の不正取得 Ⅴ.結果の実質的変更 Ⅵ.窃盗罪における「窃取」 |
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第14章 詐欺罪における交付行為について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.1項詐欺における交付行為 Ⅲ.2項詐欺罪における交付行為 Ⅳ.三角詐欺をめぐる問題 |
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第15章 横領罪における「自己の占有する他人の物」について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.「他人の物」の意義 Ⅲ.「自己の占有する」の意義 Ⅳ.委託関係 Ⅴ.不動産の二重売買 |
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第16章 横領行為の意義について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.横領行為の基本的な理解 Ⅲ.横領罪における不法領得の意思 Ⅳ.複数の横領行為の関係 |
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第17章 銀行預金に関連する財産犯について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.基本的な理解 Ⅲ.誤振込みをめぐる問題 Ⅳ.「振り込め詐欺」をめぐる問題 |
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第18章 背任罪の成立要件について(1) |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.背任罪の基本的性格 Ⅲ.事務処理者の意義 Ⅳ.任務違背行為 |
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第19章 背任罪の成立要件について(2) |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.図利加害目的 Ⅲ.財産上の損害 Ⅳ.背任罪の共同正犯 Ⅴ.横領罪と背任罪の区別 |
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第20章 盗品等関与罪について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.盗品等関与罪の罪質 Ⅲ.盗品性の認識 Ⅳ.被害者への返還に向けられた行為 |
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第21章 放火罪をめぐる問題について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.放火罪の基本構造 Ⅲ.現住建造物の意義 Ⅳ.現住建造物等の一体性の判断 Ⅴ.「焼損」の意義 Ⅵ.「公共の危険」の意義 |
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第22章 文書偽造罪における「偽造」の意義について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.「偽造」の意義 Ⅲ.名義人の承諾 Ⅳ.偽名の使用 Ⅴ.通称の使用 Ⅵ.資格・肩書の冒用 |
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第23章 賄賂罪における職務関連性について |
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Ⅰ.はじめに Ⅱ.賄賂罪の基本的な理解 Ⅲ.「職務」の意義について Ⅳ.職務密接関連行為 |