タイトルコード |
1000100882430 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
蔣介石の戦時外交と戦後構想 |
書名ヨミ |
ショウ カイセキ ノ センジ ガイコウ ト センゴ コウソウ |
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1941-1971年 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
段 瑞聡/著
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著者名ヨミ |
ダン ズイソウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-7664-2730-1 |
ISBN |
4-7664-2730-1 |
数量 |
7,477,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.22
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件名 |
中国-対外関係-歴史
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個人件名 |
蔣 介石 |
注記 |
文献:p437〜466 |
内容紹介 |
失地回復、不平等条約の撤廃、アジア諸民族の独立を掲げつつ、米英ソに依存し、国連構想および戦後日本との和解を模索した蔣介石。「日記」などの一次資料を駆使し、その政治理念や外交戦略、戦後構想について検討する。 |
著者紹介 |
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。同大学商学部教授。博士(法学)。著書に「蔣介石と新生活運動」など。 |
目次タイトル |
序章 革命と戦争の世紀における蔣介石 |
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一 蔣介石の新たな評価に向けて 二 先行研究とその課題 三 本書で使用した史料 四 蔣介石の政治理念・外交戦略と戦後構想-本書の問題意識と構成 |
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第一部 戦時外交と戦後構想 |
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第一章 太平洋戦争勃発以前の外交戦略 |
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はじめに 一 カリーの中国訪問と蔣介石の抗日、反共、民主主義意識 二 日ソ中立条約と蔣介石の対応 三 独ソ戦の勃発と中独断交 四 日米交渉と蔣介石の対応 おわりに |
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第二章 一九四二年のインド訪問 |
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はじめに 一 近代以降の中印関係と蔣介石の歴史的使命感 二 太平洋戦争勃発後の中国とインド 三 蔣介石による英印関係の調停 四 英印関係の悪化と調停の失敗 五 中華思想、反帝国主義、アジア意識の関係 おわりに |
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第三章 太平洋戦争前期における戦後構想 |
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はじめに 一 戦後国家計画と世界平和会議の準備 二 「中国之命運」と戦後国家構想の具体化 三 憲政実施の準備 四 守勢国防構想と首都の決定 五 「太平洋憲章」構想とアジア諸民族の独立 六 イギリスとの条約締結の拒否と向米一辺倒政策 七 戦後国際機構の構想 八 対日戦後処理 おわりに |
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第四章 国連の成立と国際的地位の向上 |
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はじめに 一 国連設立提唱の背景 二 ダンバートン・オークス会議と蔣介石の対応 三 サンフランシスコ会議における外交成果 おわりに |
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第二部 戦後処理と日中、米中関係 |
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第五章 戦後初期の対日講和構想(一) |
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はじめに 一 「以徳報怨」演説と対日講和方針 二 対日講和条約審議委員会の成立と組織構造 三 対日講和をめぐる外交部の談話会 四 各グループの講和構想 五 国民大会代表らの対日講和要求 おわりに-対日講和構想の挫折 |
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第六章 戦後初期の対日講和構想(二) |
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はじめに 一 パリで起草された「対日講和条約草案」 二 「外交部対日講和条約稿」の内容と特徴 三 台湾敗走後の「日華平和条約初稿」 おわりに |
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第七章 戦後初期における対日関係の模索 |
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はじめに 一 張群訪日の背景 二 マッカーサー、芦田、宇垣との接触 三 帰国後の活動 おわりに |
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第八章 「中国白書」の衝撃と米中関係の動揺 |
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はじめに 一 蔣介石の復権、再び表舞台へ 二 「中国白書」への対応 三 「中国白書」が国民党政権に与えた衝撃 おわりに |
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第三部 継続革命論と正統性の争い |
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第九章 第三期国民革命の中心理論の構築 |
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はじめに 一 国民革命中心理論の醸成 二 国民革命中心理論の初期段階-「国民革命の本質と目的」 三 中心理論の確立-「反共抗ソ基本論」の登場 おわりに |
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第一〇章 「二つの中国」問題と国連代表権 |
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はじめに 一 「二つの中国」問題の発生と中共政権の外交戦略 二 国府代表団のギニア訪問と「二つの中国」問題の表面化 三 国連代表権をめぐる対アフリカ工作 おわりに |
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終章 革命理念から戦後構想へ |