タイトルコード |
1000100884322 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
地図で考える中世 |
書名ヨミ |
チズ デ カンガエル チュウセイ |
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交通と社会 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
榎原 雅治/著
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著者名ヨミ |
エバラ マサハル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.4 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-642-02969-8 |
ISBN |
4-642-02969-8 |
数量 |
14,375,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.4
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件名 |
日本-歴史-中世
交通-日本
宿駅
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注記 |
文献:巻頭p13 |
内容紹介 |
地形図・絵図・航空写真などから、13〜16世紀の陸上交通のあり方を分析。宿町の構造と機能、交通整備に関わる幕府や宗教者の役割を考察し、中世日本社会を読み解き、東海道沿道地域の開発と災害の歴史をも見通す。 |
著者紹介 |
1957年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学史料編纂所教授。博士(文学)。著書に「日本中世地域社会の構造」など。 |
目次タイトル |
序章 中世陸上交通研究の視角と方法 |
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一 文献と考古資料による解明 二 本書での研究視角 三 検討対象の工夫 四 「連釈之大事」 五 「宿立図」 六 本書の構成 |
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第一部 宿の空間構成 |
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第一章 東海道の宿の空間構成 |
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はじめに 一 東海道の宿の阿弥陀と薬師 二 渡である宿の空間構成 おわりに |
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第二章 鎌倉街道上道の宿の空間構成 |
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はじめに 一 鎌倉街道上道に関する基本的史料 二 鎌倉街道上道の宿の阿弥陀と薬師 おわりに-いつ、誰がつくったか- |
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第三章 中世の宿の大きさ |
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はじめに 一 三河国山中宿の大きさ 二 中世の宿町の標準的な大きさの推定 三 現存する宿の地割の検討 四 宿の庭 おわりに |
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第二部 宿と中世社会 |
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第一章 時衆の交通路構築 |
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はじめに 一 『遊行上人縁起絵』に見る交通路の構築 二 「小栗判官」伝承と時衆の旅 三 時衆による旅館の経営 四 時衆と地域の武士 おわりに-再び、いつ、誰がつくったか- |
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第二章 宿と地域社会 |
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はじめに 一 三河念仏の始まりと矢作宿 二 上宮寺末寺と本證寺門徒の地域的分布 三 中世後期の矢作川下流の流路と真宗信徒の分布 四 矢作川水系と和田氏 おわりに |
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第三章 中世の旅館と伝馬・宿送 |
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はじめに 一 旅館 二 旅館主たちのネットワーク 三 伝馬の配備と営業 四 宿送 五 領主支配の拠点としての旅館 おわりに |
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補論一 室町将軍の旅 |
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一 将軍の旅 二 富士見物の参加者 三 旅程 四 播磨下向 五 義教と満祐 おわりに-室町幕府の最盛期- |
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補論二 山陽道摂津の宿 |
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はじめに 一 摂津の宿 二 芥川宿に関する一史料の検討 おわりに-摂津の宿と山岳寺院- |
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第三部 旦過のある町 |
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第一章 旦過と湯屋 |
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はじめに 一 文献史料に現れた中世地方都市の空間構成-瑞渓周鳳の記した摂津国湯山- 二 地名に生きる中世地方都市の空間 おわりに |
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第二章 都市空間の宗教性 |
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はじめに 一 香具師の自己認識 二 売薬商人と修験 三 都市空間の結界の表象 おわりに-「修験は親、連釈は子、眷属は兄弟」、そして「啖呵を切る」- |
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第四部 災害・開発と地形の変容 |
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第一章 中世東海地方の海岸平野と生業 |
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はじめに-中遠平野、二つの低地- 一 中世の中遠平野の景観と開発 二 ラグーンでのなりわい 三 ラグーンの縮小と延宝の水害 四 その後の中遠平野 おわりに |
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第二章 連鎖する開発と災害 |
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はじめに 一 浮島ケ原の耕地開発と沼の消滅 二 浅羽低地で続く水問題 おわりに |