タイトルコード |
1000100895801 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世・維新期の民衆と法 |
書名ヨミ |
キンセイ イシンキ ノ ミンシュウ ト ホウ |
|
東九州を中心に |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
後藤 正人/著
|
著者名ヨミ |
ゴトウ マサト |
出版地 |
京都 |
出版者 |
文理閣
|
出版年月 |
2021.5 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-89259-882-1 |
ISBN |
4-89259-882-1 |
数量 |
7,241p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
322.15
|
件名 |
法制史-日本
|
内容紹介 |
他藩へ移動し大規模な逃散一揆となり、評定所で裁判された大事件、生類憐みの令をめぐる事件、御料と2つの私領に跨る刑事事件など、近世・維新期の東九州の事件の取り調べと裁判を検討。裁判機構を含む幕藩関係法を考察する。 |
著者紹介 |
1943年青森県生まれ。阪大大学院法学研究科博士課程単位取得。和歌山大学名誉教授。憲法研究所運営委員。中日本入会林野研究会前代表委員。 |
目次タイトル |
序章 本書の主な課題 |
|
第一章 有馬延岡藩の逃散一揆と、現代にいたる顕彰の法意識 |
|
一 日本法制史の課題と、その具体化の一試論 二 山陰・坪屋逃散一揆の史料・文献、逃散一揆の様相、幕府評定所の裁許 三 逃散一揆をめぐる法意識 四 山陰・坪屋逃散一揆の顕彰をめぐる法意識 五 結びと課題 |
|
第二章 生類憐みの令事件の取調べ・裁判をめぐる幕藩関係法 |
|
一 生類憐みの令をめぐる取調べ・裁判研究について 二 豊後国立石領の「倒れ牛一件」をめぐる取調べ・裁判管轄 三 他領他支配関係にわたる捨て馬事例の取調べと裁判 四 結びと課題 |
|
第三章 日向における自然災害と救済の法社会史 |
|
一 問題提起 二 各時期の状況 三 結びと課題 |
|
第四章 高鍋藩の廃藩にいたる部落史 |
|
一 テーマと研究史 二 高鍋藩秋月氏「藩日記」にみる被差別民の状態 三 高鍋藩被差別民の特徴 四 結びと課題 |
|
第五章 日田代官(西国郡代)管轄下の変死事件をめぐる幕藩関係法 |
|
一 問題提起 二 博労変死事件をめぐる高鍋藩史料 三 金次郎変死事件の主な内容 四 変死事件と類似事件をめぐる取調べと裁判 五 結びと課題 |
|
第六章 維新政府の神仏判然法の具体相 |
|
一 研究史と課題 二 慶応四・明治元年における神仏判然の様相 三 明治二年八〜一二月における神仏判然の様相 四 明治三年一〜六月における神仏判然の様相 五 明治三年七〜九月における神仏判然の様相 六 明治三年一〇〜一二月における神仏判然の様相 七 慶応四〜明治三年末における神仏判然の時系列的特徴 八 検討結果をめぐる諸問題 |
|
第七章 廃藩置県直後、高鍋地方の民衆運動をめぐる法意識 |
|
一 研究史と問題提起 二 農民たちの法意識 三 美々津県庁の法意識 四 宮崎県庁・司法省の法意識 五 結びと課題 |
|
付章 日向における自然災害と救済に関する史料 |
|
終章 本書の成果と残された課題 |