タイトルコード |
1000100899216 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
愛と共生のイスラーム |
書名ヨミ |
アイ ト キョウセイ ノ イスラーム |
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現代エチオピアのスーフィズムと聖者崇拝 |
叢書名 |
南山大学学術叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石原 美奈子/編著
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著者名ヨミ |
イシハラ ミナコ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-86110-730-6 |
ISBN |
4-86110-730-6 |
数量 |
550p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
167.2
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件名 |
イスラム教-歴史
エチオピア
スーフィ
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注記 |
文献:p522〜542 |
内容紹介 |
20世紀初めに西アフリカからやってきたひとりのスーフィー(イスラーム神秘主義者)がエチオピア西部のオロモ社会に受け入れられ、聖者として崇敬されるようになった過程、およびその死後に社会に与えた影響を追った民族誌。 |
目次タイトル |
序章 |
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第1節 エチオピア帝国の形成からアビー政権まで 第2節 エチオピアにおけるイスラーム/ムスリム研究 第3節 エチオピアにおけるスーフィズムと聖者崇拝 第4節 アフマド・ティジャーニーとティジャーニー教団 第5節 ムスリム聖者崇拝研究の新たな視角 |
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第Ⅰ部 西部オロモ社会とイスラーム |
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第1章 オロモの社会と宗教 |
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第1節 オロモであること、オロモになること 第2節 オロモ社会の宗教 第3節 オロモ社会の儀礼首長 第4節 まとめ |
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第2章 ジンマ地方のイスラーム化:「商人」と学者 |
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第1節 「商人」の宗教的役割 第2節 ギベ5王国のイスラーム化 第3節 混淆的イスラームと刷新的イスラーム 第4節 エチオピア帝国への包摂 第5節 イスラーム学者のネットワークの広がり 第6節 まとめ |
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第Ⅱ部 カリスマの誕生:アルファキー・アフマド・ウマルの人生誌 |
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第3章 聖者性の醸成:西アフリカからエチオピアへ |
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第1節 アフマド・ウマルの生い立ち 第2節 権力と修行の狭間で 第3節 「聖者性」潜伏期 第4節 まとめ |
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第4章 聖者性の発現:ミンコ村からクサイェ村へ |
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第1節 ミンコ村での日々:聖者性の発現 第2節 イタリア植民地統治時代(1936〜41年):民衆の「傘」として 第3節 クサイェ村への移転:「聖者性」の留保 第4節 まとめ |
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第5章 聖者性の存統に向けて |
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第1節 ジンマ地方ゲラ郡への移転 第2節 メッカ巡礼 第3節 ヤアに死す 第4節 まとめ |
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第Ⅲ部 カリスマの日常化:ティジャーニー教団の「土着化」 |
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第6章 聖者と精霊:イスラーム化と霊媒師の役割 |
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第1節 西ウォッレガ地方における霊媒師 第2節 マアドとハドラ 第3節 マアドの解釈 第4節 霊媒師の「正統性」をめぐる議論 第5節 まとめ |
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第7章 ティジャーニー教団の展開と「イスラーム化」 |
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第1節 つながるティジャーニー教団 第2節 アルファキー・アフマド・ウマルの子孫 第3節 アフマド・ウマルを敬愛する人々:サグラ 第4節 脱神秘化と「イスラーム化」の拡大 第5節 まとめ |
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第8章 「聖性」の政治学:ヤア聖者廟村の形成と変容 |
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第1節 「聖地」と参詣のなりたち 第2節 日常化される「コミュニタス」:ヤア聖者廟村の共産・共同所有体制 第3節 国家体制の変化と「聖地」の変容 第4節 非日常化される「コミュニタス」:ヤア聖者廟村の変革への試み 第5節 まとめ |
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第Ⅳ部 「カリスマ」を取り巻く社会環境の変容 |
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第9章 ヤアの今日的状況:土地取引と民族対立の最中で |
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第1節 ヤアの経済的打撃と政府主導の開発 第2節 資源開発の対象としてのヤア 第3節 農業開発とティグライ人投資家 第4節 農業開発と想起される歴史 第5節 ヤアにおける民族衝突の回避 第6節 まとめ |
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第10章 引き継がれるアルファキーの「仕事」:トリ集落とアブドゥルカリーム |
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第1節 聖者が暮らす村 第2節 アフマド・ウマルの力を継ぐ者 第3節 始まった「仕事」 第4節 アブドゥルカリームと「世界の平和」 第5節 まとめ |
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終章 |