タイトルコード |
1000100899220 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「共生社会」と教育 |
書名ヨミ |
キョウセイ シャカイ ト キョウイク |
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南アフリカ共和国の学校における取り組みが示す可能性 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
坂口 真康/著
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著者名ヨミ |
サカグチ マサヤス |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-86110-726-9 |
ISBN |
4-86110-726-9 |
数量 |
552p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
372.487
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件名 |
南アフリカ(国名)-教育
多文化教育
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注記 |
文献:p519〜549 |
内容紹介 |
南アフリカ共和国西ケープ州の公立学校における教育を考察。アパルトヘイトから引きずられた人種差別の克服に向けた教育改革の特徴や過程、「共生」の意味と実態をひもとき、多文化社会における「共生教育」の方途を探る。 |
目次タイトル |
序章 問題の所在と研究の目的 |
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第1章 「共生社会」論の理論的検討と「共生教育」の定義 |
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第1節 「多文化主義/多文化教育」の理念とその限界 第2節 「多文化主義/多文化教育」の限界を超えうる概念としての「共生(社会)」 |
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第2章 南アフリカ共和国における「共生社会」のための取り組みの歴史的変遷 |
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第1節 アパルトヘイト体制下の歴史 第2節 マンデラ政権期における異なる集団間の「共生」のための政策とその理念 第3節 ムベキ政権期における異なる集団間の「共生」のための政策とその理念 |
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第3章 南アフリカ共和国におけるポスト・アパルトヘイト時代の教育改革-高等学校段階の必修教科Life Orientationに着目して |
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第1節 制度としてのアパルトヘイト撤廃後の教育改革-「カリキュラム2005」の導入まで 第2節 制度としてのアパルトヘイト撤廃後の教育改革-「カリキュラム2005」の見直し 第3節 制度としてのアパルトヘイト撤廃後の教育改革-高等学校段階におけるNCS G10-12の導入 第4節 NCS G10-12における高等学校段階のLife Orientationの理念 第5節 NCS G10-12の改革とCAPSの導入 |
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第4章 高等学校段階のLife Orientationの教授/学習内容の具体例-任意の教科書を手がかりとして |
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第1節 各年版教科書の全体の構成の整理 第2節 「共生」に関連する箇所の整理 第3節 「国(家)」/「国民」/「市民(性)」概念に関わる箇所の整理 第4節 任意の例として挙げた教科書に関する考察 |
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第5章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定性的分析 |
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第1節 フィールドワークの概要 第2節 定性的分析の概要 第3節 「共生(社会)」という言葉に対するイメージ 第4節 「人種」カテゴリと差別を巡る認識間のコンフリクト 第5節 認識間のコンフリクトへの対処 第6節 「共生(社会)」に対する理想と現実の違いを踏まえた上での教育 |
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第6章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定量的分折 |
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第1節 定量的分析の概要 第2節 質問紙調査で取り上げる学習者の特徴 第3節 高等学校段階におけるLife Orientationの学習による他者との関係の変化の経験と学習者の「共生社会」志向(構え)に関する分析 第4節 高等学校段階におけるLife Orientationの学習による他者との関係の変化の経験と「共生社会」志向(認識)との関連の分析 第5節 学校における人種差別的振る舞いに対して「回避的」よりも「抑止的」志向であることの意味 第6節 定量的分析から見える高等学校段階におけるLife Orientationの学習経験と「共生」志向 |
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第7章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の総合的考察 |
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第1節 「共生教育」としてのLife Orientationの取り組みの特徴 第2節 Life Orientationの取り組みの背後にある教員の人間観 第3節 Life Orientationの取り組みの総合的考察 |
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第8章 「共生社会」論と「共生教育」論の理論的補強-西ケープ州の公立学校の高等学校段階における取り組みをもとに |
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終章 研究のまとめと限界および今後の課題 |
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第1節 研究のまとめ 第2節 研究の限界と今後の課題 |