タイトルコード |
1000100899263 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
病いと薬のコスモロジー |
書名ヨミ |
ヤマイ ト クスリ ノ コスモロジー |
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ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長岡 慶/著
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著者名ヨミ |
ナガオカ ケイ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
春風社
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出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-86110-710-8 |
ISBN |
4-86110-710-8 |
数量 |
399,15p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
498.02229
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件名 |
医療-チベット
東洋医学
民間療法
医療人類学
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注記 |
文献:巻末p4〜15 |
内容紹介 |
20世紀後半から、専門資格化や薬の大量生産といった制度化が進んだチベット医学。インド北東部のヒマーラヤ地域タワンに暮らす人々が伝統医療の開発と出会うなかで、いかに病いを経験し、医療を実践しているのかを描く。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 伝統医療が開発されるとき何が起こるのか 2 変化するコスモロジー 3 タワンという場所 4 インドにおける伝統医療の制度化 5 伝統医療におけるナショナリズムとグローバル化 6 本書の研史視点 7 本書の構成と調査概要 |
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第Ⅰ部 チベット医学の開発 |
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第1章 チベット医学の制度化とアムチ |
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1 チベット医学の概要 2 チベット医学の歴史 3 インドの保健政策とチベット医学の拡大 4 アムチの専門職化とヒエラルキー |
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第2章 チベット薬の標準化とタワンの人々 |
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1 チベット薬の概要 2 チベット薬の工場生産 3 薬草採集における協働 4 薬草栽培における交渉と協働 |
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第Ⅱ部 ナツァの病いとチベット医学の実践 |
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第3章 タワンの暮らしとナツァの治療 |
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1 タワンの歴史 2 日常の暮らしと病い 3 真言吹き治療 4 幼児に対する柄杓治療 5 ナツァが増えたという経験 |
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第4章 チベット医学の診療実践 |
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1 タワンにおける制度の中のチベット医学 2 ナツァの診断におけるやりとり 3 チベット薬をめぐる実践 4 多層的身体 |
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第Ⅲ部 神霊と妖術における病いと薬 |
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第5章 神霊ルーによる病いと開発 |
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1 神霊の棲む世界 2 ルーをめぐる伝承と新たな語り 3 ルーや環境と同化する身体 4 オルタナティヴな開発と身体 |
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第6章 憑依と宗教薬 |
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1 神降ろしの実践 2 他者や不浄、障りの出入りする身体 3 宗教薬の分配 4 宗教薬をめぐる日常実践 |
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第7章 毒盛りの妖術と民間薬 |
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1 チベット・ヒマーラヤの毒盛り 2 タワンにおける毒盛り 3 ドーマとは誰か 4 毒や薬が喚起する物語と連動する身体 |
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終章 |
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1 チベット医学の開発と人々が出会うこと 2 チベット薬における多方向の翻訳 3 薬によって媒介されるフラクタルな多重の身体 4 病いとともに生きる |