タイトルコード |
1000100906198 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
宗教改革的認識とは何か |
書名ヨミ |
シュウキョウ カイカクテキ ニンシキ トワ ナニカ |
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ルター『ローマ書講義』を読む |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
金子 晴勇/著
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著者名ヨミ |
カネコ ハルオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
知泉書館
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出版年月 |
2021.6 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-86285-339-4 |
ISBN |
4-86285-339-4 |
数量 |
14,323p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
198.3852
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件名 |
聖書-新約-ロマ書
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個人件名 |
Luther Martin |
注記 |
文献:p319〜323 |
内容紹介 |
1515年11月から1516年9月までヴィッテンベルク大学で行われたルターの「ローマ書講義」。「良心概念」「フミリタス概念」「義人にして同時に罪人」「愛の秩序」など主要テーマに光を当て、その意義を明らかにする。 |
著者紹介 |
昭和7年静岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(同大学)。聖学院大学総合研究所名誉教授。岡山大学名誉教授。著書に「哲学的人間学」など。 |
目次タイトル |
Ⅰ 初期ルター神学の確立 |
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1 後期中世スコラ神学の二つの方法 2 ルターの精神的な苦闘 3 初期の聖書講義とオッカム主義 4 ルターによるベルナールの神秘思想の受容 5 『キリスト者の自由』におけるルター神学の方法 6 信仰と神秘主義 |
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Ⅱ オッカム主義の克服 |
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1 ガブリエル・ビールの救済論 2 意志の問題について 3 自然的能力としての自由意志 4 オッカム主義の超克 5 豚のような神学者 |
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Ⅲ 信仰義認論 |
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1 義認のための準備 2 アウグスティヌスとルターの義認論 3 神の受動的義とは何か 4 ルターはアウグスティヌス『霊と文字』をどのように受容したか |
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Ⅳ 『ローマ書講義』の神秘思想 |
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1 『第一回詩編講義』の神秘思想 2 『ローマ書講義』の神秘思想 3 「霊」概念と聖霊との関係 4 神秘主義的「拉致」体験 5 タウラーの影響とconformitas Christi 6 ディオニシオス・アレオパギテース批判 7 同時期の説教と神秘思想 |
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Ⅴ 人間学の区分法と信仰論 |
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1 『ローマ書講解』における人間学的三区分 2 内的人間と外的人間,「外的義」の三様の意義 3 信仰の受容作用と変容作用 |
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Ⅵ 『ローマ書講義』の良心概念 |
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1 シンテレーシス概念の受容と変容 2 良心概念の定義と意義 3 『ローマ書講義』における教義と良心の相関 4 福音的生の倫理と良心 |
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Ⅶ フミリタスの概念 |
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はじめに 1 『第一回詩編講義』におけるフミリタス 2 「信仰の謙虚」 3 フミリタスと自己の「無」の自覚 4 フミリタスと神の憐れみ 5 フミリタスと倫理的実践 |
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Ⅷ 「義人にして同時に罪人」の確立 |
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はじめに 1 パウロにおける義人と罪人との関係 2 アウグスティヌスにおける「義人にして同時に罪人」の理解 3 『第一回詩編講義』における神の審判と義との同時性 4 『ローマ書講義』における「義人にして同時に罪人」の定式の確立 |
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Ⅸ 試練を受けた良心の神学 |
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1 青年時代の「憂愁の試練」 2 『第一回詩編講義』(1513-16年) 3 『ローマ書講義』(1515-16年) 4 信仰者の試練の意義 5 良心の危機と信仰の原風景 6 「憂愁」や「悲嘆」の意義 7 憂愁が試練となって攻撃する |
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Ⅹ 愛の秩序と倫理思想 |
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1 ルターとスコラ神学 2 「愛の秩序」の解釈 3 「愛の秩序」の批判 4 自己愛と隣人愛との関係 5 「愛の秩序」の否定と「愛」の解釈 6 諸秩序(Ordines)について 付論1 神秘主義を表わすテキスト 付論2 ルターの『ローマ書講義』との出合い |