タイトルコード |
1000100446524 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
処罰と近代社会 |
書名ヨミ |
ショバツ ト キンダイ シャカイ |
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社会理論の研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
デービッド・ガーランド/著
向井 智哉/訳
藤野 京子/監訳
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著者名ヨミ |
デービッド ガーランド ムカイ トモヤ フジノ キョウコ |
著者名原綴 |
Garland David |
出版地 |
東京 |
出版者 |
現代人文社
大学図書(発売)
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出版年月 |
2016.11 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-87798-652-0 |
ISBN |
4-87798-652-0 |
数量 |
12,379p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
326.4
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件名 |
刑罰
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注記 |
原タイトル:Punishment and modern society |
注記 |
文献:p361〜373 |
内容紹介 |
刑罰プロセスがどのようにして現在の形になったのか。処罰が持つ社会的意味は何か。社会理論家や歴史家の研究を検討し、現代社会の処罰現象を考察する基礎的枠組を提供する。 |
著者紹介 |
1955年生まれ。スコットランドダンディー出身。ニューヨーク大学ロースクール及び社会学教授。イギリス学士院、エディンバラ王立学院、アメリカ犯罪学会のフェロー。 |
目次タイトル |
第1章 処罰の社会学と今日の処罰 |
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1.今日の処罰の問題 2.処罰の社会学 3.研究対象としての処罰 |
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第2章 処罰と社会的連帯 |
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1.デュルケム社会学の紹介 2.『社会分業論』における処罰理論 3.刑罰進化の二法則 4.道徳教育としての処罰 |
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第3章 処罰と権威の構築 |
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1.歴史の重要性 2.集合意識の再考 3.神聖なものという考え 4.処罰の社会的必要性 5.懲罰的な情念 6.処罰という儀礼 7.今日の公衆の関与と刑罰儀礼 8.処罰の影響 |
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第4章 処罰の政治経済 |
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1.マルクス主義的アプローチの基礎 2.マルクス主義と処罰 3.ルッシェとキルヒハイマーの理論枠組 4.ルッシェとキルヒハイマーの刑罰史 5.『刑罰と社会構造』の再評価 |
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第5章 イデオロギーと階級統制としての処罰 |
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1.パシュカーニスと刑法の形態 2.刑法のイデオロギー的機能 3.刑罰形態と社会編成 |
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第6章 処罰と権力技術 |
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1.フーコーの理論の導入 2.歴史的問題としての監獄の誕生 3.根本的な概念-権力・知・身体 4.断頭台の意味 5.刑事司法に対する18世紀の批判 6.改革者の刑罰理論 7.監獄の「規律的」起源 8.監獄の「失敗」 9.牢獄連続体 10.フーコーの寄与 |
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第7章 権力パースペクティヴを越えて |
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1.歴史についてのフーコーの主張 2.フーコーの処罰概念 3.監獄の永続性と規律の拡大 4.権力と価値 5.権力と政治 |
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第8章 処罰の合理化 |
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1.フーコーとウェーバー 2.処罰の合理化 3.合理化の限界 |
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第9章 処罰と文化 |
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1.文化についての問い 2.文化形態と刑罰実務 3.宗教、人道主義、その他の文化形態 4.刑罰文化と社会環境 |
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第10章 処罰と感受性 |
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1.感受性の社会的構築 2.ノルベルト・エリアスと文明化の進歩 3.シュピーレンブルクの刑罰の歴史 4.感受性の歴史 5.処罰の文明化 6.懲罰に関する両価性と無意識の役割 7.現代の処罰と近代的な感受性 |
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第11章 文化的主体としての処罰 |
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1.処罰と文化の生成 2.刑罰は意味を伝達する 3.刑罰はどのように記号付与を行うか 4.聴衆に関する問い 5.刑罰実務はどのような種類の意味を伝えるか 6.処罰の意義 |
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第12章 社会制度としての処罰 |
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1.理論の必要性 2.刑罰という出来事と刑罰制度の多層決定 3.社会制度としての処罰 4.理論の限界 5.この概念のいくつかの帰結 |