タイトルコード |
1000100909778 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
船舶の転覆と復原性 |
書名ヨミ |
センパク ノ テンプク ト フクゲンセイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
慎 燦益/著
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著者名ヨミ |
シン サンエキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
成山堂書店
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出版年月 |
2021.7 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-425-71581-7 |
ISBN |
4-425-71581-7 |
数量 |
8,225p |
大きさ |
26cm |
分類記号 |
551.1
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件名 |
船舶工学
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注記 |
文献:p217〜218 |
内容紹介 |
船の転覆について、造船学における船の修原性から導かれる要因と、それに人的な要因とを絡めて論じる。長崎総合科学大学(旧長崎造船大学)工学部船舶工学科の講義などをもとに書籍化。メモ欄あり。 |
目次タイトル |
第1章 物体の重心と釣り合い |
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1-1 重力、重さ及び重量 1-2 物体の重心と「釣り合い条件」 1-3 物体重心の求め方 1-4 複数物体の重心位置 1-5 一部物体の移動と全体の重心移動 1-6 外部物体の付加と全体の重心移動 |
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第2章 アルキメデスの原理 |
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2-1 船の重さと浮力 2-2 アルキメデスの原理の概念 2-3 水中の圧力とアルキメデスの原理 2-4 アルキメデスの原理と浮体と排水量 |
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第3章 安定な釣り合い、不安定な釣り合い、中立の釣り合い |
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3-1 安定な釣り合い 3-2 不安定な釣り合い 3-3 中立の釣り合い 3-4 「だるま」の釣り合い |
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第4章 船の横安定性 |
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4-1 浮心軌跡(Locus of Buoyancy)とメタセンター(Metacenter)M 4-2 メタセンター半径BMの求め方とメタセンターMの位置 4-3 重心高さKGの求め方 4-4 復原性曲線 4-5 メタセンター高さ(Metacentric Height)GMと復原性曲線との関係 4-6 GM>0(安定な釣り合い) 4-7 GM<0(不安定な釣り合い) 4-8 GM=0(中立の釣り合い) 4-9 初期微小傾斜時のGMによる安定性の判断 |
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第5章 傾斜モーメントと復原モーメントの関係 |
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5-1 風による傾斜モーメント 5-2 積荷の移動による傾斜モーメント 5-3 積荷の吊り上げによる傾斜モーメント 5-4 船の旋回による傾斜モーメント 5-5 座礁による傾斜モーメント |
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第6章 復原性曲線の物理的意味 |
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6-1 大角度で傾斜した場合の浮心とプロメタセンターMp 6-2 大角度で傾斜した場合の復原モーメント 6-3 復原性曲線の任意の点における勾配とプロメタセンターMp |
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第7章 交差曲線と復原性曲線 |
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7-1 復原梃の物理的意味 7-2 交差曲線と復原性曲線の関係 7-3 交差曲線と復原性曲線の3次元的な表示 |
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第8章 交差曲線の求め方 |
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8-1 船舶復原性規則が要求する浮力 8-2 左右対称な正面線図と仮定重心 8-3 傾斜角及び水面線の数と間隔 8-4 復原梃の求め方 8-5 復原梃を求めるための面積と面積モーメントの求め方 8-6 交差曲線の求め方 |
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第9章 重心の上下位置と復原性曲線との関係 |
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9-1 重心の上下移動と復原梃の関係 9-2 仮定重心高さと実際の重心高さに対する復原性曲線 9-3 GM=0の具体的な状態 9-4 GM<0とぐらつく状態(Loll)の関係 9-5 GM<0でGZm<GG'・sinθmの場合 |
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第10章 残存復原性 |
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10-1 重心の横移動と残存復原性 10-2 GM≦0ぐらつく状態と重心の横移動と残存復原性 10-3 風圧力による傾斜と残存復原性 |
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第11章 復原性に影響を及ぼす要因 |
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11-1 排水量の変化 11-2 荷役(荷の積み卸し) 11-3 船内自由液体 11-4 甲板上への打ち込み水 11-5 小型船の乾舷 11-6 作業用浮体の乾舷 |
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第12章 船の動的復原性 |
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12-1 動的復原性と静的復原性の関係 12-2 船体傾斜と動的復原性 12-3 直立状態で突風を受ける場合の動的復原性 12-4 風圧力による定常傾斜時に突風を受ける場合の動的復原性 12-5 波による横揺れ時に突風を受ける場合の動的復原性 12-6 風による定常傾斜状態で波浪中横揺れ時に突風を受ける場合の動的復原性 12-7 急な重心移動による船体傾斜と動的復原性 12-8 残存復原性と動的復原性の関係 |
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第13章 実際の復原性範囲 |
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13-1 海水流入角 13-2 ハッチ(Hatch or Hatchway)開口部がある場合 13-3 出入口付き船楼があるが水密甲板がない場合 13-4 出入口付き船楼と甲板上にコーミングがある場合(その1) 13-5 出入口付き船楼と甲板上にコーミングがある場合(その2) 13-6 舷窓付き船楼と甲板上開口部にコーミングがある場合 13-7 出入口付き甲板室と甲板上開口部にコーミングがない場合 13-8 舷窓付き甲板室と甲板上にコーミング付き開口部がある場合 13-9 水密乾舷甲板上に出入口付き船楼がある場合 13-10 上甲板両舷に高い舷墻(Bulwark)付き小型船舶の場合 |
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第14章 船の転覆とは? |
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14-1 転覆の定義(その1) 14-2 転覆の定義(その2) 14-3 海洋環境による転覆 |
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第15章 復原性の減少に伴う転覆 |
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15-1 重心高さの上昇による転覆 15-2 船内への海水流入による転覆 15-3 甲板上への海水打ち込みによる転覆 |
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第16章 人為的な要因による転覆 |
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16-1 過載 16-2 積荷の固縛不十分 16-3 危険な転舵による傾斜と積荷の固縛不十分 16-4 無理な運航(操船) 16-5 復原性に関する情報不足 16-6 心理的要因 |
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第17章 船の転覆を防ぎ人命を守るための対策 |