タイトルコード |
1000100917997 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ウィーン工房 |
書名ヨミ |
ウィーン コウボウ |
|
帝都のブランド誕生にみるオーストリア近代デザイン運動史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
角山 朋子/著
|
著者名ヨミ |
カクヤマ トモコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
|
出版年月 |
2021.7 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7791-2743-4 |
ISBN |
4-7791-2743-4 |
数量 |
360,70p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
757.02346
|
件名 |
デザイン-歴史
ウィーン工房
|
注記 |
関連年表:巻末p45〜50 文献:巻末p51〜68 |
内容紹介 |
家具、食器、テキスタイル等、美しい日用品の数々を生み出した「ウィーン工房」。19世紀末から20世紀初頭の政治や社会情勢を視野に入れ、ウィーン工房デザイナーの活動を作品、言説、歴史的事実から精緻に検証する。 |
著者紹介 |
神奈川県出身。埼玉大学大学院文化科学研究科博士課程修了(学術博士)。神奈川大学国際日本学部准教授。 |
目次タイトル |
序論 |
|
1 ウィーンのウィーン工房 2 オーストリア・デザイン史の展望 3 先行研究の問題点 4 研究の方法、構成 |
|
第一章 オーストリア近代デザイン運動の胎動 |
|
1 英国アーツ・アンド・クラフツ運動-二〇世紀初頭までの変遷 2 ウィーンへのアーツ・アンド・クラフツ運動の伝播 3 第一期デザイン改革-アイテルベルガーと帝国立オーストリア芸術産業博物館 4 第二期デザイン改革-ウィーン分離派による芸術刷新 |
|
第二章 ウィーン工房誕生の布石 |
|
1 一九〇〇年以前のクンストゲヴェルベシューレにおける工芸教育の変遷 2 芸術産業博物館の近代化-クンストゲヴェルベシューレ改革の素地 3 ウィーン分離派によるクンストゲヴェルベシューレ改革 |
|
第三章 設立構想と初期理念 |
|
1 ウィーン工房設立までの出来事 2 ウィーン工房の組織形態 3 幾何学的ユーゲントシュティール |
|
第四章 理想と経営のはざまで |
|
1 ウィーン工房の経営体質(一九〇三-三二) 2 一九〇七年の経営危機とモーザーの離脱 3 一九〇七年の大転換-デザインに見る経営戦略 |
|
第五章 「ウィーン工房」のブランド確立へ |
|
1 ウィーン分離派の決裂(一九〇五)-芸術様式と商業性をめぐる立場の相違 2 <クンストシャウ一九〇八>にみる「総合芸術」の新たな展開 3 「国家的理由から」-オーストリア工作連盟の設立(一九一二) 4 「ウィーンらしさ」への立脚-一九一〇年代前半の産業活性化の理想と実態 5 オーストリアのアイデンティティとは-ケルンでの工作連盟展(一九一四) |
|
第六章 第一次世界大戦下の活動 |
|
1 「芸術家工房」(一九一六)における美的工芸品生産 2 モード領域の成長-テキスタイル部門、モード部門での女性メンバーの活動 3 女性デザイナーの養成拠点-ホフマンとチゼックによるデザイン教育の意義 4 国家協力と経営努力 |
|
第七章 一九二〇年代から終焉まで |
|
1 新共和国のデザインの方向性をめぐる混乱と対立 2 終戦直後のウィーン工房再建過程-ドイツへの接近と企業的性格の強化 3 現代産業装飾芸術国際博覧会(一九二五)への参加 4 ブランド・イメージとしての装飾 5 最後の五年間-芸術性の維持と経営合理化 |
|
結論 |
|
1 オーストリア近代デザイン運動の基盤-産業・芸術・国家の近代化 2 デザイン企業への転換-デザインの商品価値 3 ブランドへの変容 4 ウィーン工房と「装飾」 5 デザイン史上の意義と今日性 |