タイトルコード |
1000100926388 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
刑務所の生活水準と行刑理論 |
書名ヨミ |
ケイムショ ノ セイカツ スイジュン ト ギョウケイ リロン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大谷 彬矩/著
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著者名ヨミ |
オオタニ アキノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本評論社
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出版年月 |
2021.9 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-535-52603-7 |
ISBN |
4-535-52603-7 |
数量 |
8,276p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
326.52
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件名 |
刑務所
行刑
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注記 |
文献:p255〜276 |
内容紹介 |
刑務所の生活水準とそれに関連する行刑理論について、理論研究や歴史研究、そしてドイツ行刑を対象とした比較法研究を通じて検討。刑務所の目指すべき方向性を提示することを試みる。 |
著者紹介 |
1988年山口県生まれ。九州大学大学院法学府博士後期課程修了。博士(法学)。日本学術振興会特別研究員PD。 |
目次タイトル |
序章 刑務所の生活水準を考えることの意味 |
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第1編 刑務所の生活水準に関する理論的前提 |
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はじめに |
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第1章 刑務所における生活水準の現状 |
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第1節 施設環境 第2節 受刑者の変化 |
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第2章 刑務所における生活水準をめぐる概念 |
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第1節 劣等原則 第2節 行刑の社会化 第3節 同一化原則 |
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第3章 同一化原則の理論的検討 |
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第1節 刑罰論 第2節 処遇論 |
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第2編 日本における「行刑の社会化」 |
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はじめに |
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第4章 明治・大正・昭和戦前期における社会との近接化の諸相 |
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第1節 明治・大正期の監獄 第2節 監獄と社会の関係 第3節 昭和戦前期の監獄 |
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第5章 戦後における「行刑の社会化」の展開 |
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第1節 戦後から1960年代前半-戦後体制の確立 第2節 1960年代後半〜80年代-監獄法改正議論の再燃 第3節 1990〜2010年代-監獄法改正の実現と新法下での発展 |
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第6章 行刑における「処遇」の変遷 |
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第1節 監獄法下における処遇 第2節 1970年代以降の処遇 第3節 新自由刑の議論に対して示唆すること |
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第3編 ドイツ行刑における社会との同一化原則 |
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はじめに |
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第7章 同一化原則前史 |
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第1節 自由刑草創期 第2節 19世紀の行刑改革期 第3節 小括 |
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第8章 同一化原則の萌芽と衰退 |
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第1節 ワイマール共和国期 第2節 第三帝国期 第3節 小括 |
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第9章 再社会化思想の発展と同一化原則の定着 |
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第1節 戦後の行刑改革期 第2節 同一化原則の停滞期 第3節 小括 |
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第10章 連邦制度改革以降の同一化原則の発展 |
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第1節 連邦制度改革以降の展開 第2節 同一化原則の展開場面 第3節 小括 |
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第11章 処遇の位置づけの動向 |
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第1節 ドイツ行刑の概観 第2節 処遇の位置づけ 第3節 ドイツ行刑における最近の変化についての考察 第4節 小括 |
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第12章 行刑における同一化原則の意義 |
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第1節 生成過程における特徴 第2節 ドイツ行刑における意義 第3節 小括 |
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第4編 「市民」としての受刑者像の確立に向けて |
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はじめに |
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第13章 刑務所の生活水準モデルの構築 |
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第1節 刑務所の生活水準を規定する要因 第2節 生活水準モデルの分類 |
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第14章 生活水準の設定基準および正当化根拠に関する考察 |
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第1節 平等論の観点からの検討 第2節 日本行刑における「平等」観 第3節 社会権との関係 |