タイトルコード |
1000100931191 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
膨張する安全保障 |
書名ヨミ |
ボウチョウ スル アンゼン ホショウ |
|
冷戦終結後の国連安全保障理事会と人道的統治 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
上野 友也/著
|
著者名ヨミ |
カミノ トモヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2021.9 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7503-5259-6 |
ISBN |
4-7503-5259-6 |
数量 |
14,301p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.8
|
件名 |
安全保障
国際連合安全保障理事会
|
注記 |
文献:p271〜292 |
内容紹介 |
国連安全保障理事会の任務と権限は、なぜ飛躍的に膨張したのか? グローバルな統治性概念を理論的に分析し、人道的介入から人道的統治へと変貌を遂げる冷戦後の世界を論じる。「戦争と人道支援」以降の研究成果を結集。 |
著者紹介 |
1975年生まれ。東北大学大学院法学研究科博士課程後期修了。博士(法学)(同大学)。岐阜大学教育学部准教授。著書に「戦争と人道支援」など。 |
目次タイトル |
序章 膨張する安全保障 |
|
第Ⅰ部 安全保障化理論と膨張する安全保障 |
|
第1章 安全保障化理論 |
|
(1)コペンハーゲン学派の安全保障化理論の背景 (2)コペンハーゲン学派の安全保障化理論の概要 (3)発話の内容 (4)発話の行為 (5)発話の効果 (6)小括 |
|
第2章 安全保障化理論に対する批判 |
|
(1)安全保障化理論の3要素に対する批判 (2)実践 (3)統治性 (4)小括 |
|
第3章 安全保障化・統治性理論と膨張する安全保障 |
|
(1)コペンハーゲン学派の安全保障化理論からの含意 (2)パリ学派などの安全保障化理論からの含意 (3)フーコーの統治性理論からの含意 (4)小括 |
|
第Ⅱ部 冷戦後の人道危機と人道的介入 |
|
第4章 クルド |
|
(1)イラク北部での人道危機 (2)国連安全保障理事会における議論-決議688(1991) (3)多国籍軍の関与と軍事介入 (4)小括 |
|
第5章 ソマリア |
|
(1)ソマリア内戦の開始 (2)国連安全保障理事会における議論-決議746(1992) (3)国連ソマリア活動の派遣と展開 (4)国連安全保障理事会における議論-決議794(1992) (5)国連憲章第7章に基づく軍事介入 (6)小括 |
|
第6章 ボスニア |
|
(1)ボスニア内戦の開始と援助物資の空輸 (2)国連安全保障理事会における議論-決議770(1992) (3)国連保護軍の派遣と展開 (4)国連安全保障理事会における議論-決議836(1993) (5)航空攻撃から停戦合意へ (6)小括 |
|
第7章 ルワンダ |
|
(1)ルワンダ内戦とジェノサイド (2)国連安全保障理事会における議論-決議912(1994) (3)国連安全保障理事会における議論-決議918(1994) (4)国連安全保障理事会における議論-決議929(1994) (5)多国籍軍の派遣と内戦の終結 (6)小括 |
|
第8章 コソヴォ |
|
(1)国連安全保障理事会における議論-決議1199(1998) (2)和平交渉の決裂と軍事介入の実施 (3)国連安全保障理事会における議論-決議案S/1999/328 (4)国連安全保障理事会における議論-決議1244(1999) (5)難民の帰還と暫定統治 (6)小括 |
|
第9章 人道的介入と人道的統治 |
|
第Ⅲ部 人道的統治の構想と実践 |
|
第10章 子どもの保護 |
|
(1)子どもに対する暴力 (2)子どもに対する暴力の安全保障化 (3)子どもに対する暴力の監視装置 (4)子どもを保護するための安全保障措置 (5)小括 |
|
第11章 女性・平和・安全保障 |
|
(1)女性の保護と権利の安全保障化 (2)「女性・平和・安全保障」に関する一般的指針-決議1325(2000) (3)性暴力に対する安全保障措置 (4)決議履行のための安全保障措置 (5)国連安全保障理事会における議論-決議2467(2019) (6)小括 |
|
第12章 文民の保護 |
|
(1)文民の保護に関する決議の採択 (2)国連平和維持活動と文民の保護 (3)小括 (4)人道的統治と安全保障措置 |
|
第Ⅳ部 人道的統治の現実と実際 |
|
第13章 コンゴ民主共和国 |
|
(1)アフリカ世界大戦 (2)国連コンゴ民主共和国ミッションの設立 (3)国連コンゴ民主共和国ミッションの増員 (4)小括 |
|
第14章 シリア |
|
(1)アラブの春 (2)シリア内戦 (3)人道支援機関の対応 (4)人道支援のための国境監視メカニズムをめぐる対立 (5)小括 |
|
終章 人道的統治の展望 |