タイトルコード |
1000100950873 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日系アメリカ人とリドレス運動 |
書名ヨミ |
ニッケイ アメリカジン ト リドレス ウンドウ |
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記憶と集合的アイデンティティをめぐる社会運動のダイナミクス |
叢書名 |
JMAM学術叢書
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叢書番号 |
1 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
土田 久美子/著
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著者名ヨミ |
ツチダ クミコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本能率協会マネジメントセンター
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-8207-2975-4 |
ISBN |
4-8207-2975-4 |
数量 |
3,247p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.453
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件名 |
日本人(アメリカ合衆国在留)
強制収容所
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注記 |
年表:日系アメリカ人リドレス運動とその後の展開:p227〜230 文献:p231〜239 |
内容紹介 |
戦後、日系アメリカ人はいかにしてみずからの尊厳を回復させたのか。日系アメリカ人によるリドレス運動の展開過程を、集合的アイデンティティの(再)形成と合衆国政府の補償法成立との相互作用に着目して分析する。 |
著者紹介 |
東北大学大学院文学研究科人間科学専攻社会学専攻分野修了、博士(文学)。駒澤大学文学部社会学科講師。 |
目次タイトル |
序章 運動はどのように始まったのか-課題と方法 |
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第1節 運動をとおして何が目指されたのか 第2節 集合的記憶とアイデンティティ形成 |
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第1章 リドレス運動に至るまでの経過 |
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第1節 日系アメリカ人強制収容史を概観する 第2節 強制収容政策の特徴 第3節 日系アメリカ人立退き補償請求法とJACL 第4節 社会運動経験と強制収容政策の再検討 第5節 リドレス運動の形成-JACLとNCJARを中心に 第6節 リドレス運動の分析に向けて |
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第2章 運動経験の語り-<日系-アメリカ人>アイデンティティの形成 |
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第1節 世代論アプローチの限界 第2節 否定的アイデンティティとしての「日系」 第3節 アイデンティティの模索とアジア系アメリカ人運動 第4節 コミュニティ支援活動からリドレス運動へ 第5節 「アメリカ人であること」が意味するもの |
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第3章 コミュニティ支援活動からリドレス運動へ-NCRRの成立 |
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第1節 小規模組織の連合体 第2節 リドレス運動の担い手 第3節 コミュニティ支援組織 第4節 リドレス運動へのシフト 第5節 NCRRの成立 第6節 「草の根組織」としてのNCRR |
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第4章 「強制収容の記憶」の再編-1981年公聴会とNCRR |
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第1節 膠着するリドレス運動 第2節 調査委員会の概要 第3節 NCRRと調査委員会 第4節 強制収容の定義とリドレス運動の意味付け 第5節 1981年公聴会の意義 第6節 強制収容の記憶とエスニック・アイデンティティ |
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第5章 「草の根ロビー活動」と市民的自由法の成立-NCRRの立法活動 |
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第1節 運動の動員過程 第2節 運動組織の対立と合意 第3節 リドレス運動への支持の拡大と維持 第4節 NCRRと立法活動 第5節 市民的自由法の成立 第6節 「歴史的勝利」が持つ意味 |
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第6章 もう一つの運動-日系ペルー人によるリドレス要求 |
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第1節 「赦す」ことが可能になる条件 第2節 リドレス受領資格をめぐる問題の出現 第3節 日系ペルー人強制連行・収容の概要 第4節 リドレス運動における日系ペルー人 第5節 日系ペルー人による運動の展開 第6節 境界線がもたらす序列 |
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第7章 「強制収容の記憶」から「運動の記憶」へ-ロサンゼルス「追憶の日」を事例にして |
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第1節 記憶と語りの変遷 第2節 強制収容の語りとリドレス運動の展開-<第1期> 第3節 リドレス運動の成功と回顧-<第2期> 第4節 「運動の語り」の定着と「強制収容政策の語り」の共有-<第3期> 第5節 語りとエスニシティの再生産 |
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第8章 記憶の共有をとおした社会運動-日系アメリカ人とムスリム・アメリカ人の連帯形成 |
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第1節 境界を越える記憶 第2節 異なる集団と集団をつなぐ記憶の再編成 第3節 「共通性」の構築 第4節 記憶がもたらす連帯と境界線 |
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終章 結論と展望-日系アメリカ人リドレス運動の再評価 |
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第1節 リドレス運動の争点 第2節 アイデンティティの共有と分断 第3節 日系コミュニティを超えたリドレス運動 |