タイトルコード |
1000100956614 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
仏教と造形 |
書名ヨミ |
ブッキョウ ト ゾウケイ |
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信仰から考える美術史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長岡 龍作/著
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著者名ヨミ |
ナガオカ リュウサク |
出版地 |
東京 |
出版者 |
中央公論美術出版
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥30000 |
ISBN |
978-4-8055-0898-5 |
ISBN |
4-8055-0898-5 |
数量 |
462p 図版16p |
大きさ |
26cm |
分類記号 |
702.098
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件名 |
仏教美術
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内容紹介 |
仏教美術をはじめとする作品が製作された「場」までを考察。人間の宗教的営為の中で果たす造形の役割を明らかにし、造形という具体的な素材を通して、その背後にある人間精神を問い直す。 |
著者紹介 |
1960年弘前市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期退学。同大学院文学研究科教授。編著書に「日本の仏像」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 「日本彫刻史」の成立と方法論 二 宗教思想と仏像 三 仏身観と仏像をめぐる近年の研究動向 四 本書の試みと意義 |
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第一部 仏教思想と表象 |
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第一章 仁寿舎利塔の思想と舎利容器 |
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はじめに 一 仁寿舎利塔事業とその思想 二 感応の仕組み 三 舎利容器 四 場所の意味 五 比定される起塔地とその景観 六 青州の仁寿舎利塔 七 棺型舎利容器の出現 おわりに |
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第二章 清凉寺釈迦如来像と北宋の社会 |
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はじめに 一 釈迦如来像の概要 二 北宋の奝然と栴檀瑞像 三 清凉寺釈迦如来像の位相 四 栴檀瑞像造立の風景 おわりに |
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第三章 古代日本の生身観と造像 |
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はじめに 一 「生身」とは何か 二 「生身」の儀式 三 「生身」像 おわりに |
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第四章 高清水善光寺阿弥陀如来像と中世の生身観 |
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はじめに 一 高清水善光寺阿弥陀如来像の概要 二 鎌倉時代の生身像と仏像 三 高清水善光寺阿弥陀如来像の位相 おわりに |
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第二部 他界観と造形 |
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第一章 「奉為の造像」論 |
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はじめに 一 雲岡石窟の銘文に見る祈願 二 造像主体者の自己イメージ 三 胡服人物像の役割 四 韓半島と日本の造像銘 五 造像主体者と仏像の関係 おわりに |
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第二章 仏像をめぐるいとなみ |
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はじめに 一 仏像の銘文とその意義 二 天平時代法隆寺における仏像の「伝承」と「再定義」 おわりに |
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第三章 蓮華蔵世界と観音 |
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はじめに 一 蓮華蔵世界における観音 二 東大寺の観音 三 華蔵の宝刹と仙界 おわりに |
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第四章 蓮華蔵世界と正倉院の屛風 |
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はじめに 一 『華厳経』に基づく死後世界の構造 二 正倉院宝物と死後世界 おわりに |
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第五章 阿弥陀図様の継承と再生 |
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はじめに 一 規範図様の成立 二 八世紀後半の阿弥陀彫像と画像 三 図様の継承と忌日斎会 おわりに 付記 |
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第六章 古代日本の兜率天往生の思想と表象 |
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はじめに 一 兜率天往生の意義と祈願 二 兜率天を表象する 三 兜率天に往く おわりに |
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第三部 現世で働く彫像 |
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第一章 古代日本における天の意味と造形 |
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はじめに 一 天に誓う 二 須弥山と崑崙山 三 飛鳥寺をとりまく天の世界 四 天のために寺を造る 五 おこないを見張る天 六 法隆寺金堂四天王像 おわりに |
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第二章 悔過と仏像 |
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はじめに 一 悔過とは何か 二 悔過の仏像その一 三 「誓約」と神仏 四 悔過の仏像その二 おわりに |
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第三章 神護寺薬師如来像の位相 |
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はじめに 一 研究史と問題の所在 二 神護寺薬師如来像の造形 三 神護寺の誕生と薬師如来像の伝来 四 高雄山寺 五 奈良時代宋以降の薬師信仰 六 承和年間の薬師悔過と薬師如来像 おわりに |
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第四章 神像成立に関わる一考察 |
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はじめに 一 神像成立をめぐる基本的課題 二 八幡神のかたちの二系統 三 八幡紳の神格とそのイメージ 四 「誓約」と神祇 五 八幡をめぐる仏事 六 僧形八幡神とふたつの場/コンテクスト 七 神護寺八幡神画像の位相 おわりに |