タイトルコード |
1000100957632 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
一つの市民権と二つの祖国 |
書名ヨミ |
ヒトツ ノ シミンケン ト フタツ ノ ソコク |
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ローマ共和政下イタリアの市民たち |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
毛利 晶/著
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著者名ヨミ |
モウリ アキラ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2022.1 |
本体価格 |
¥5700 |
ISBN |
978-4-8140-0376-1 |
ISBN |
4-8140-0376-1 |
数量 |
8,401p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
232.4
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件名 |
ローマ(古代)
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注記 |
文献:p351〜370 |
内容紹介 |
前4世紀半ばより、イタリアの諸民族を支配下に収め半島に帝国支配を構築したローマ。イタリア支配の鍵を自治都市と投票権なき市民権に求め、限られた史料をもとに帝国の原型が形成される過程を考察する。 |
著者紹介 |
1947年京都市生まれ。Dr.phil.(ラテン文献学、マールブルク大学)。神戸大学大学院人文学研究科名誉教授。著書に「カエサル」など。 |
目次タイトル |
序章 イタリアとローマ |
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第一部 |
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第1章 ムーニキピウムとムーニキペースの起源 |
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第1節 史料上の問題 第2節 ムーニケプスとムーニキピウムの語義に関する史料 第3節 史料(第2節の1)の解釈 第4節 歴史的背景 |
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第2章 投票権なき市民権(civitas sine suffragio)の起源 |
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第1節 カエレはいつローマ国家に併合されたか 第2節 ラテン人戦争の戦後処理と投票権なき市民権の附与 第3節 カンパーニアへの進出と投票権なき市民権 |
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補説 「カエレ人の表(Tabulae Caeritum)」について |
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第1節 カエレ人の表に関する史料 第2節 カエレ人の表と投票権なき市民 第3節 「カエレ人の表」という呼称の由来 |
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第二部 |
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第3章 ローマ市民権とケーンスス(戸口調査) |
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第1節 ラテン人とケーンスス 第2節 ラテン人のローマからの追放と移住権 第3節 ケーンススと市民権 |
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第4章 ガーイウス・グラックスの改革とイタリアの同盟市 |
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第1節 アッピアーノスとプルータルコス:史料としての問題点 第2節 ガーイウス・グラックスの市民権法 第3節 ガーイウス・グラックスの改革のクロノロジー 第4節 不法取得返還請求法とイタリアの同盟市民 |
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第5章 ガーイウス・グラックス以降の不法取得返還請求法 |
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第1節 文献史料から知られる不法取得返還請求法の制定年 第2節 碑文に残る不法取得返還請求法の同定 第3節 不法取得返還請求訴訟で勝訴した原告に与えられる報奨 第4節 イタリア同盟市民とローマ市民権 |