タイトルコード |
1000100958082 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
産業変動の労働社会学 |
書名ヨミ |
サンギョウ ヘンドウ ノ ロウドウ シャカイガク |
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アニメーターの経験史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
永田 大輔/著
松永 伸太朗/著
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著者名ヨミ |
ナガタ ダイスケ マツナガ シンタロウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2022.1 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7710-3555-3 |
ISBN |
4-7710-3555-3 |
数量 |
6,217p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
778.77
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件名 |
アニメーション
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注記 |
文献:p211〜215 |
内容紹介 |
フリーランスのアニメーターは、いかにして変わり続ける産業の中で仕事を続けることが可能になっているのか? その条件を再考することでフリーランスと就業継続の問題を複合的に捉え、現代の労働を見通す視座を提示する。 |
著者紹介 |
1985年生まれ。明星大学・二松学舎大学等非常勤講師。専門は文化社会学・メディア史等。 |
目次タイトル |
序章 アニメ産業における変動と「生活者」としてのアニメーター |
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1 アニメーターの労働問題 2 フリーランサーとしてのアニメーター 3 文化産業としてのアニメ産業とネットワーク 4 産業変動におけるアニメーター達の対処とキャリア形成 5 本書で用いる調査について 6 本書の構成 |
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第Ⅰ部 理論・方法編 |
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第1章 アニメ産業の概要 |
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1 制作分数(放映分数)の推移 2 アニメ産業のビジネスモデル 3 商業アニメ制作の生産工程 4 アニメーターの労働条件 |
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第2章 アニメ産業の変容史 |
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1 「アニメ」の歴史とアニメーター 2 産業としてのアニメの成立要件 3 テレビアニメというモデルの確立と東映動画 4 ファン集団の浮上がもたらす変容 5 現代におけるアニメ産業の変容 |
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第3章 文化産業・コンテンツ産業におけるアニメーターとそれを見る視点 |
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1 コンテンツ産業の特徴 2 ポスト・フォーディズムと文化産業 3 アニメ産業の特殊性 4 ネットワーク型組織とそこでの労働問題 5 評判に基づく同業者評価 |
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第4章 フリーランサーの経験史 |
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1 自営セクターの選択とネットワーク 2 産業変動のもとでのキャリアの記述 3 産業変動の経験史 4 キャリア継続における「同意」の問題と経験史 |
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第Ⅱ部 1980年代の産業変動と経験史 |
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第5章 多様な表現を可能にする制作者の労働規範の変容 |
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1 市場変動の中での労働規範の変容 2 アニメーターの職務概要 3 雑誌からみる労働過程 4 アニメブーム期の労働を読み解く視点 5 制作者の労働規範の変容 6 労働規範の変容と「同世代ネットワーク」 |
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第6章 アニメ制作者にとって「実力」とは何か |
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1 インフォーマルなOJTに基づく技能形成の可能性 2 アニメ産業における分業と組織編成の多様性 3 監督へのトラックからみるアニメ制作者の規範 4 アニメーターにおける「実力」 5 関係知的なスキルとキャリア形成 |
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第7章 フリーランスとして「キャリア」を積む |
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1 アニメブームと揺れ動く専門性 2 フリーランスのキャリアと語り 3 アニメーターの職務に関する諸前提 4 ベテランアニメーターの職業観の複層性 5 変動期以前/以後の職業観 6 二つの職業観 7 二つのキャリアと職業観 8 揺れ動く専門性とキャリア |
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第Ⅲ部 2000年代以降の変化と産業の維持 |
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第8章 デジタル化の経験とマネジメント |
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1 アニメ産業におけるマネジメントとデジタル化 2 マネジャーとしての制作進行 3 制作進行の職務の特徴とデータ 4 制作進行はいかなるマネジメントを行っているのか 5 「管理」の変容を可能なものとする論理 6 「管理」領域の縮減と「表現」への影響 |
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第9章 ベテランアニメーターの技術への理解と「キャリア」 |
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1 アニメ産業における技術変容とその経験 2 アニメ産業の技術導入とキャリア 3 技能と組織横断性に関する類型 4 組織横断性が低いアニメーターの技術への語り 5 Aの事例 6 Eの事例 7 キャリアがもたらすデジタル化の経験と対処 8 産業変動と準拠集団 |
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第10章 アニメ産業における労働者の定着志向とその構造的条件 |
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1 アニメーターとして働き続けることの「組織」的条件 2 フリーランスとして働く構造的条件 3 アニメーターの就労条件とその意味付け 4 アニメーターにおけるコミュニティと能力評価 5 能力評価の不透明化を帰結する生産工程上の構造的条件の変化 6 若手の定着志向を支える構造的条件 |
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終章 アニメーターとして働き続けること |
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1 本書の要約 2 アニメ研究における意義 3 産業変動の経験史 4 コンテンツ産業・フリーランス研究における意義 |