タイトルコード |
1000100958347 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
通俗小説からみる文学史 |
書名ヨミ |
ツウゾク ショウセツ カラ ミル ブンガクシ |
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1950年代台湾の反共と恋愛 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
張 文菁/著
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著者名ヨミ |
チョウ ブンセイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
法政大学出版局
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出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥4900 |
ISBN |
978-4-588-49520-5 |
ISBN |
4-588-49520-5 |
数量 |
6,279,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
920.27
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件名 |
台湾文学-歴史
小説(中国)-歴史
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注記 |
文献:p267〜275 |
内容紹介 |
日本の植民地統治から解放後、台湾の人びとは新たな言語で何を読んだのか。戦後台湾の通俗小説の形成、発展を明らかにするため、政策、市場、メディア、読者、作者、作品など多角的な視野から分析する。 |
著者紹介 |
1970年台湾生まれ。早稲田大学大学院文学研究科中国語・中国文学専攻課程修了。博士(文学・論文)。愛知県立大学外国語学部准教授。専門は中国語圏通俗小説、台湾文学、中国近代文学。 |
目次タイトル |
序章 台湾文学史における一九五〇年代 |
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1 本書の問題意識 2 研究の目的と先行研究の問題点 3 本書の課題と各章の構成 |
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第1章 戦後初期の文化状況 |
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1 台湾人による戦後初の総合誌『新新』 2 戦後初期の雑誌出版 3 台湾社会の世論を反映した誌面作り 4 台湾人意識と読者の活字離れ |
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第2章 禁書政策と中国語図書市場の形成 |
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1 文化政策の転換:「脱日本化」から「反共」へ 2 一九四〇年代末から五〇年代初頭の台湾図書市場 3 禁書の諸相 4 禁書政策の影響 5 台湾通俗小説の出現へ |
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第3章 戦後初期の言語転換と台湾人読者 |
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1 中国語リテラシーと読者 2 一九五〇年代の中国語識字者 3 台湾人読者の実相 |
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第4章 新聞「副刊」と通俗小説の勃興 |
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1 台湾における「副刊」の存在 2 「報禁」と民間紙 3 初期『聯合報』副刊連載小説の傾向と変化 4 李費蒙と李敬洪の図画小説 |
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第5章 一九五〇年代初期における文化政策と雑誌の発展 |
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1 反共文芸の推進 2 文化政策の揺れと娯楽誌の流行 3 雑誌出版とその実態 4 総合誌を支える暴露ネタ |
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第6章 反共文壇の分化と通俗図書市場の成立 |
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1 通俗小説という視座 2 文化清潔運動 3 官能的な反共小説:女スパイの色仕掛け 4 通俗小説に対する需要の高まり |
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第7章 通俗恋愛小説がジャンルとして確立するまで |
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1 通俗恋愛小説の誕生:そこにある誤解 2 一九五〇年代前半の作家と作品 3 出版業界の変化 |
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終章 通俗出版が彩った一九五〇年代の台湾文学 |
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1 本書の課題に対するまとめ 2 今後の課題 |