タイトルコード |
1000100968665 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
宗教と精神医学のあいだ |
書名ヨミ |
シュウキョウ ト セイシン イガク ノ アイダ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大宮司 信/著
|
著者名ヨミ |
ダイグウジ マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本評論社
|
出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-535-56410-7 |
ISBN |
4-535-56410-7 |
数量 |
6,151p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
493.7
|
件名 |
精神医学
宗教
|
内容紹介 |
救済と治療、心の病気と宗教の癒し、オウム真理教、阿闍世コンプレックス、カール・バルトの病気論…。宗教と精神医学のつながりについての論文を、年代別に配列して集成する。 |
著者紹介 |
神奈川県生まれ。北海道大学医学部卒業。同大学名誉教授。北翔大学教育文化学部教授。医学博士号を取得。専門領域は精神病理学。著書に「憑依の精神病理」など。 |
目次タイトル |
序章 宗教と精神医学の関係を考える |
|
1.はじめに 2.宗教と医療の出自と発展 3.医療における治療と、宗教における救済 |
|
第1章 宗教と精神保健 |
|
1.はじめに-宗教と精神医学 2.宗教と精神保健-最近における両者の接近 3.世界精神保健会議(WFMH) 4.宗教的な援助の展望と2、3の考慮すべきこと 5.まとめ |
|
第2章 心の病気と宗教の癒し |
|
1.癒しと救い 2.「やまい」と「いやし」 3.「やまい」か「いやし」か-憑依とその周辺 4.「やまい」から「いやし」へ-自我神話化をめぐって 5.疾病性と事例性 6.いやしの意味 |
|
第3章 大学生と宗教 |
|
1.なぜ「大学生と宗教」か 2.「大学生と宗教」の実態 3.どんな事例があるのか 4.「大学生と宗教」に関連した新しい動き 5.「大学生と宗教」をどう考えるか 6.どう対応するか 7.まとめ |
|
第4章 宗教と社会精神医学 |
|
1.オウム真理教事件 2.オウム真理教事件以後の「宗教と社会精神医学」 3.まとめ |
|
第5章 非定型精神病と宗教 |
|
1.はじめに 2.症例 3.非定型精神病の特徴としての意識変容と宗教的症状の特徴 4.まとめ |
|
第6章 治療技術が捨てられるとき |
|
1.はじめに 2.ロボトミーとはどんな治療法か、またどのように発展したのか? 3.ロボトミーはどうして衰退したのか? 4.ロボトミーに対して、生命倫理学的立場はどう発言したのか? 5.ロボトミーの盛衰は、現代の医療技術を考える時にどのような点で寄与できるのか? |
|
第7章 阿闍世コンプレックスという名称に関する一考察 |
|
1.はじめに 2.阿闍世コンプレックス概念の成立と変容 3.仏典における阿闍世説話 4.「古澤版阿闍世物語の出典とその再構成過程」(小此木)について 5.まとめ |
|
第8章 現代における苦悩と救済 |
|
1.はじめに 2.うつとうつ病 3.病者としての治療者 4.まとめ |
|
第9章 「死のそなえの時期」への援助 |
|
1.はじめに 2.例示としての症例 3.ライフサイクル再考 4.死と死を迎えること 5.「死のそなえの時期」における心の援助 6.まとめ |
|
第10章 カール・バルトの病気論に関する断想 |
|
1.はじめに 2.カール・バルトとその神学 3.創造論第55節「生への自由」における病気論 4.まとめ |