タイトルコード |
1000100969690 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
心の臨床実践 |
書名ヨミ |
ココロ ノ リンショウ ジッセン |
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精神医療の社会学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
河村 裕樹/著
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著者名ヨミ |
カワムラ ユウキ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥3900 |
ISBN |
978-4-7795-1599-6 |
ISBN |
4-7795-1599-6 |
数量 |
7,254p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
493.7
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件名 |
精神医学
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注記 |
文献:p235〜247 |
内容紹介 |
精神医療という名のもとに、実際にどのような活動がどのように「実践」されているのだろうか。さまざまな立場、やり方で「心の病い」と向き合う人びとの営みを記述したエスノメソドロジー研究。 |
著者紹介 |
一橋大学社会学研究科特任講師(ジュニアフェロー)。独立行政法人国立国際医療研究センター臨床研究センター生命倫理研究室特任研究員。博士(社会学)。 |
目次タイトル |
第Ⅰ部 |
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序章:本書の問題設定と目的 |
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1 本書の目的 2 なぜ精神医療を社会学的観点から分析するのか 3 電気ショック療法が問うもの 4 善/悪という価値判断の理解可能性 |
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第1章 精神医療の臨床における展開 |
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1 本章の目的 2 批判の対象としての精神医療 3 反精神医学の展開 4 ナラティヴ・アプローチ 5 当事者研究と半精神医学 6 日本の精神医療体制:施設から地域への移行 7 小括 |
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第2章 精神医療と精神疾患についての社会学的研究の展開 |
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1 本章の目的 2 批判的ラベリング論 3 シェフ=ゴウブ論争 4 逸脱の相互作用論から構築主義へ 5 トラブルの自然史や社会問題のワークの研究からエスノメソドロジーへ 6 ループ効果 7 小括:実践の記述へ |
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第3章 エスノメソドロジー研究の方法論的態度 |
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1 本章の目的 2 構築的分析とインデックス性 3 規範とヴァナキュラーな用語の使用への着目 4 参与者の志向に即した記述 5 方法の固有の妥当性要件 6 批判的エスノメソドロジー |
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第Ⅱ部 |
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第Ⅱ部の構成 |
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第4章 デイケアでの1日 |
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1 本章の目的 2 精神科デイケアの位置づけ 3 方法誌 4 午前の動き 5 昼休みにおける活動 6 午後の動き 7 小括 |
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第5章 精神科デイケアにおける道徳的秩序の達成 |
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1 本章の目的 2 ゲームのプログラムにおける「逸脱」の「解決」 3 ある患者の「妄言」の扱いにみる「逸脱」の「解決」 4 褒めることと部活動 5 部員制とデイケアプログラムとの関係 6 考察 7 小括 |
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第6章 患者の要望と医師の説得技法 |
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1 本章の目的 2 診療場面における非対称性についての会話分析による先行研究 3 会話分析に対する批判についての検討 4 精神科外来診療場面の会話分析研究 5 要望すること・要望を断ること:紹介状の事例 6 処方決定の事例 7 「患者に気を遣うアカウント」の使用の優先性 8 考察 9 小括 |
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第7章 「摂食障害者」であることの説明実践 |
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1 本章の目的 2 本研究の位置づけ:専門知と日常知 3 相互行為としてのインタビュー 4 医学的概念と規範を用いた自己呈示 5 考察 6 小括 |
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第8章 精神医学的診断と経験の再編成 |
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1 問題の所在 2 先行研究 3 データの概要 4 新たな診断名のもとでの経験の捉え直し 5 専門的知識のもとでの原因探求 6 概念の結びつきを変えることによる行為の理解可能性の拡張 7 結果と考察 8 小括 |
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終章 |
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1 本書の要約 2 「参与者の志向に即した記述」を閉じること・拓くこと 3 本研究の貢献 4 本書の課題と今後の展望 |