タイトルコード |
1000100969742 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
証聖者マクシモスの哲学 |
書名ヨミ |
ショウセイシャ マクシモス ノ テツガク |
|
人間・自然・神の探究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
谷 隆一郎/著
|
著者名ヨミ |
タニ リュウイチロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
知泉書館
|
出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-86285-355-4 |
ISBN |
4-86285-355-4 |
数量 |
13,316,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
132.1
|
個人件名 |
Maximus Confessor |
注記 |
文献:p313〜316 |
内容紹介 |
東方・ギリシア教父(教会の師父)の伝統の後期に属する、偉大な証聖者マクシモス。人間と自然と神の問題をマクシモス哲学を解読しつつ、多くの教父の言説を活用して明らかにした、著者の半世紀に及ぶ教父研究の集大成。 |
著者紹介 |
1945年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。九州大学名誉教授。博士(文学)。著書に「アウグスティヌスの哲学」など。 |
目次タイトル |
第一章 原初的出会いの経験から、その根拠へ |
|
一 探究の端緒としての信 二 パウロの証言についての証聖者マクシモスの解釈 三 信の再帰的かつ重層的構造 四 「ロゴスの受肉」(キリストの神人性)を証示するもの 五 キリストの名の発見 |
|
第二章 人間の「善く在ること」の成立をめぐって |
|
一 存在(在ること)の三つの階梯 二 罪の逆説的な意味 三 神の生成・顕現のかたち 四 愛の傷手 |
|
第三章 存在の次元における罪の問題 |
|
一 情念(パトス)の生起への問い 二 創造と罪との原初的関わり 三 情念の変容と再形成 四 悪とは何か 五 存在の次元における罪 |
|
第四章 身体ないし身体性の問題 |
|
一 問題の提示 二 魂と身体との同時的生成 三 魂の先在説に対する批判 四 「神的ロゴスのうちなる知」の語られるゆえん 五 身体ないし身体性の意味 |
|
第五章 愛による諸々のアレテーの統合 |
|
一 アレテーの重層的な構造 二 愛によるアレテーの統合の階梯 三 神の生成・顕現のかたち |
|
第六章 創造と再創造 |
|
一 自然・本性的紐帯としての人間 二 根源的結合力について 三 創造の持続と展開・成就への道 四 五つの異なりの結合・一体化への道 五 キリストによる「五つの異なりの結合・一体化と再統合」 |
|
第七章 「キリストの復活」とタボル山における「主の変容」 |
|
一 新たな探究のはじめに 二 証聖者マクシモスのロゴス・キリスト論の概要 三 キリストとの「原初的出会い」の場に立ち帰って 四 主の変容と使徒的経験 |
|
第八章 ロゴス・キリストの十字架と復活 |
|
一 信とは,殺された神の「われわれのうちなる最初の復活」 二 「十字架と復活」の象徴的な意味 三 キリストの十字架は根拠のしるし・象徴 四 「万人の罪の贖い,救い」の普遍的意味 五 「キリストの十字架」と「われわれの十字架」との内的関わり 六 十字架の階梯と「キリスト的かたち」の形成 |
|
第九章 全一的交わり(エクレシア)とロゴス・キリストの現存 |
|
一 創造の収斂点としての人間 二 他者との善き関わりと行為の構造 三 神的エネルゲイアの現存をめぐって 四 「キリストの体」としてのエクレシアへの参与 五 キリストの受苦とわれわれの受苦との関わり |
|
第一〇章 受肉の現在 |
|
一 信の到来と新しい人の誕生 二 ロゴス・キリストの先在 三 受肉の現在 四 創造と受肉の神秘との前に |