タイトルコード |
1000100970495 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
金融システムの経済学 |
書名ヨミ |
キンユウ システム ノ ケイザイガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
植田 健一/著
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著者名ヨミ |
ウエダ ケンイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本評論社
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-535-54027-9 |
ISBN |
4-535-54027-9 |
数量 |
9,246p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
338
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件名 |
金融
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注記 |
文献:p229〜238 |
内容紹介 |
経済活動を支える金融システムを経済学の理論・実証分析に基づき解説する。原理を知ることで、金融危機やデジタル・ファイナンスなどの新しい動向を見据える力を養うことができる。『経済セミナー』連載を再構成及び加筆修正。 |
目次タイトル |
第1章 金融システムのあゆみ |
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1 金融システムの経済学はなぜ必要か? 2 金融危機と金融規制をめぐる歴史 3 金融規制・制度の経済学の潮流 |
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第2章 金融自由化・国際化と経済成長 |
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イントロダクション 1 金融自由化・国際化と経済成長の実証 2 金融自由化・国際化と経済成長の理論 3 金融自由化の回帰分析の再考 4 「見える手」と「見えざる手」:理論的に明らかなことを実証する |
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第3章 金融深化の意味 |
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イントロダクション 1 理論を基礎とした金融深化の定量的分析 2 金融抑圧と金融自由化の評価 3 公的援助は常によいことなのか? 4 金融深化の効果はランダム化比較試験で測れるか? 5 金融制約と起業における一般均衡分析 |
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第4章 一般均衡理論 |
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イントロダクション 1 完備競争市場のベンチマーク 2 外部性があるときのワルラス均衡 3 金融資本市場を再考する 4 金融仲介における競争を振り返って 5 政策的含意 |
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第5章 不完全情報と一般均衡理論 |
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イントロダクション 1 モラルハザード、不完全情報、社会的最適の定義 2 モラルハザードの一般均衡理論 3 モラルハザードの一般均衡の動学化と不平等 4 混合戦略と「くじ」 5 逆選択の一般均衡理論 |
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第6章 債権契約の一般均衡理論 |
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イントロダクション 1 債権契約の意味 2 コストのかかる状態検証の理論 3 不完備契約の理論 4 倒産の類型 5 デット・オーバーハング 6 倒産と解雇 |
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第7章 金融システムが家計に与える影響に関する実証分析 |
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イントロダクション 1 完備市場でのリスク・シェアリングの理論の実証的含意 2 完備市場でのリスク・シェアリングの実証分析 3 恒常所得の水準の変化 4 不完全情報・不完備市場下でのリスク・シェアリングの実証分析 |
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第8章 金融危機の理論と実証 |
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イントロダクション 1 満期変換と信用創造 2 銀行を軸とした金融システムの不安定性 3 預金保険と中央銀行の最後の貸し手機能 4 リスク・シフティングとモラルハザード 5 ナローバンクと証券化 6 外部性の存在と対処 |
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第9章 大きくて潰せない問題 |
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イントロダクション 1 大きくて潰せない問題とは 2 時間非整合性の理論的背景 3 テール・リスクと銀行救済 4 銀行が「大きい」とはどういう意味か 5 TBTF問題の内生的な深刻化 6 TBTF問題の実証分析 7 TBTF問題への対応 8 理論的に望ましい救済策 |
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第10章 複合的な金融危機と金融自由化後の制度設計 |
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イントロダクション 1 複合危機 2 金融自由化の金融危機と経済成長への影響の実証 3 金融自由化後の金融制度 4 コーポレート・ガバナンス、債権者保護と企業活動 |
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第11章 デジタル・ファイナンス |
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イントロダクション 1 銀行取付と技術革新 2 TBTFとフィンテック 3 デジタル・ファイナンスの意味 4 中央銀行デジタル・カレンシーとペイメント・システム |
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第12章 デジタル・カレンシー時代における貨幣の本質と、中央銀行の役割の再考 |
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イントロダクション 1 異質な研究対象としての貨幣 2 現金払い制約のモデル 3 不完備市場のモデル 4 貨幣の根源的価値 5 中央銀行論 6 暗号資産の革命 7 国際通貨体制 |