タイトルコード |
1000100976142 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
記憶と象徴としての毛沢東 |
書名ヨミ |
キオク ト ショウチョウ ト シテ ノ モウ タクトウ |
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民衆のまなざしから |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
韓 敏/著
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著者名ヨミ |
カン ビン |
出版地 |
京都 |
出版者 |
臨川書店
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-653-04518-2 |
ISBN |
4-653-04518-2 |
数量 |
336,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
289.2
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個人件名 |
毛 沢東 |
注記 |
毛沢東・孫文・ホーチミン関連年表:p301〜309 文献:p322〜334 |
内容紹介 |
中華人民共和国の初代国家主席・毛沢東。人類学の現地調査に基づいて毛沢東崇拝の生成過程と持続のメカニズムを解明し、中華民国の父・孫文とベトナム建国の父・ホーチミンとの比較を通して、毛沢東崇拝の特徴等を考察する。 |
著者紹介 |
1960年中国生まれ。東京大学大学院総合文化研究科文化人類学博士課程修了。博士(学術)。国立民族学博物館教授。専門は文化人類学・中国研究。著書に「大地の民に学ぶ」など。 |
目次タイトル |
序章 記憶と象徴としての指導者への人類学的アプローチ |
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第一章 近代中国におけるナショナル・シンボルの誕生 |
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第一節 個人崇拝の現象 第二節 毛沢東の生い立ち 第三節 指導者地位の確立 第四節 ナショナル・シンボルの伝播と再生産 結び |
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第二章 山村から国家的聖地へ |
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第一節 前近代と近代の聖地 第二節 毛沢東生誕の地 第三節 国家指定の文化財と表敬訪問(一九四九-一九六六) 第四節 文化大革命期の聖地化(一九六六-一九七六) 第五節 聖地の多元化 第六節 地域における聖地のマネジメント 第七節 毛氏一族による観光への関与 結び |
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第三章 公共的領域における毛沢東の題字 |
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第一節 題字へのまなざし 第二節 公共的空間における毛沢東題字の出現 第三節 題字の分類 第四節 現代社会における存続とその意味の変化 結び |
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第四章 民間信仰における指導者の記憶と象徴 |
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第一節 中国社会における毛沢東の多義性 第二節 毛沢東の象徴性に関するメディア報道と先行研究 第三節 革命指導者の祭祀 第四節 革命根拠地、陝西省北部の祭祀施設 第五節 革命指導者の追想と民間信仰との融合 第六節 祭祀空間における毛沢東の両義性とその表象 結び |
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第五章 バッジの使用と語り |
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第一節 毛バッジに関する先行研究 第二節 毛バッジの普及 第三節 バッジの入手と使用 第四節 現代中国におけるバッジの多様な活用 結び |
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第六章 中華民国の国父、孫文の記憶と表象 |
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第一節 孫文の生い立ち 第二節 革命の実践とその遺言 第三節 遺体処理と神聖化 第四節 国家的聖地 第五節 故郷翠亨村の神聖化 結び |
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第七章 近代ベトナムと民族英雄のホーチミン |
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第一節 初めてのベトナム調査 第二節 ホーチミンの生涯とその語り方 第三節 国家によるホーチミン崇拝 第四節 ホーチミンの故郷、金蓮社の国家文物化と観光化 第五節 宗教施設におけるホーチミンの位置づけ 第六節 民家、学校などの空間におけるホーチミンの表象 第七節 ベトナムの英雄系譜と永遠のバック・ホー 結び |
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終章 |
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第一節 二十世紀のナショナリズムとカリスマ的指導者との出会い 第二節 一般社会へ浸透していく指導者崇拝 第三節 指導者ゆかりの地と聖地のマネジメント 第四節 英雄崇拝の行方 |