タイトルコード |
1000100977154 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
死と命のメタファ |
書名ヨミ |
シ ト イノチ ノ メタファ |
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キリスト教贖罪論とその批判への聖書学的応答 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
浅野 淳博/著
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著者名ヨミ |
アサノ アツヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新教出版社
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出版年月 |
2022.4 |
本体価格 |
¥2700 |
ISBN |
978-4-400-11184-9 |
ISBN |
4-400-11184-9 |
数量 |
359p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
191.2
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件名 |
贖罪
聖書-新約
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内容紹介 |
「キリストは人間に代わって罪を負い、いけにえとして死んだ」という代理贖罪的な表現はどこまで適切か。聖書および関連古代文献を広く検証し、聖書が伝えようとしているキリストの死に至る生き様の真の意味を探る。 |
著者紹介 |
1960年松江生まれ。オックスフォード大学にて哲学博士号を取得。関西学院大学教授。著書に「ガラテヤ共同体のアイデンティティ形成」「ガラテヤ書簡」など。 |
目次タイトル |
プロローグ 移行性と加虐性 |
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導入 A.イエスの死と移行性 B.イエスの死と神の加虐性 C.本書のながれ D.最後に構成上のお断り |
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第1章 苦難の僕と移行性(移行主題か啓発主題か) |
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血は清いか汚いか? 導入 A.第4詩(イザ52.13-53.12)の立ち位置と構成 B.「僕」、「私たち」、「多くの人」とは誰? C.神殿犠牲と回心のドラマ D.神殿犠牲の二面性 E.第4詩の影響 結論 第1章の課題 |
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第2章 マカバイ殉教者の記憶 |
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無名母子を記憶する 導入 A.マカバイ抵抗運動とマカバイ殉教者 B.殉教と救済 C.マカバイ抵抗運動の記憶 D.マカバイ殉教思想とローマのユダヤ支配 結論 第2章の課題 |
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第3章 イエスと神の国 |
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歴史のリアリティ 導入 A.大義としての<神の国> B.聖典預言者としてのイエス C.預言者の苦難 D.死を予感するイエス E.預言者的行為としての神殿事件 F.「多くの人のため」の死 結論 第3章の課題 |
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第4章 原始教会の伝承 |
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「助けたお爺ちゃんは生きているよ」 導入 A.告白と哀悼 B.「死」にまつわる語彙 C.「〜のため」の死 D.イエスの死と神殿 E.イエスの死と教会のメシア信仰 F.イエスの十字架 結論 第4章の課題 |
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第5章 パウロの回心とその神学的特徴 |
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「テロリストは僕だった」 導入 A.人は容易く人を殺害できるか? B.パウロのパラダイム転換 C.イエスの死と和解(ロマ5.6-10) D.イエスの命への参与 結論 <付録>物語パウロの独白 第5章の課題 |
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第6章 パウロからその後の初期文献へ |
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仮面伝説のおやくそく 導入 A.なぜ犠牲か? B.パウロが用いるメタファとタイプ C.もう1つの死のメタファ D.ヘブライ書とイエスの死 E.ヨハネ文書とイエスの死 F.その他の初期文献とイエスの死 G.パウロ以降の神学的深化? 結論 第6章の課題 |
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第7章 2世紀殉教者の証言 |
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「福音はそのように教えない」 導入 A.使徒教父とは? B.イグナティオス書簡群と殉教 C.『ポリュカルポス殉教物語』 結論 第7章の課題 |
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エピローグ 畑を耕す |
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導入 A.新約聖書から見たキリスト教贖罪論 B.現代日本の議論へ参加する#1:『犠牲のシステム』 C.現代日本の議論へ参加する#2:贖罪論に関する<対論> D.私たちはどこへ向かうか 巻末註とさらなる議論 |
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補論 |
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塵芥について(Ⅰコリ4.13b):イエスの死を説明するメタファに関する一考察 |