タイトルコード |
1000100979488 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
市場と共同性の政治経済思想 |
書名ヨミ |
シジョウ ト キョウドウセイ ノ セイジ ケイザイ シソウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小島 秀信/著
|
著者名ヨミ |
コジマ ヒデノブ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
|
出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-623-09401-1 |
ISBN |
4-623-09401-1 |
数量 |
7,367,23p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.2
|
件名 |
経済思想-歴史
市場論
|
注記 |
文献:巻末p3〜23 |
内容紹介 |
現代のグローバリズムというイデオロギーに抗して、自由な市場社会を根底で支える共同性や非合理性の意味を探究する思想的な試み。自由市場と人間の社会性、関係性とを結び付ける「共同性的市場主義」の思想系譜を掘り起こす。 |
著者紹介 |
同志社大学商学部准教授。博士(経済学・大阪市立大学)。著書に「伝統主義と文明社会」など。 |
目次タイトル |
序章 一元的経済秩序を超えて |
|
1 二〇世紀の終わり? 2 グローバリズムという“思想” 3 グローバリズムとしてのアメリカニズムの形成(1) 4 グローバリズムとしてのアメリカニズムの形成(2) 5 アメリカニズムの無歴史性 6 アメリカン・グローバリズムの強権的普遍化 7 グローバリズムの弁証法的作用 |
|
第Ⅰ部 市場社会における共同性 |
|
第1章 価格と共同性 |
|
1 「価格」とは何か 2 アリストテレスの価格論 3 モラル・エコノミーにおける価格観 4 ホントとイグナティエフの反論 5 スミスの自然価格論 6 公正基準の観点から見た『国富論』と『道徳感情論』 7 価格における倫理性 |
|
第2章 秩序と共同性 |
|
1 市場化はアトム化なのか 2 初期マルクスにおける市場社会と共同性 3 ハイエクにおける市場社会と共同性 4 初期マルクスとハイエクの社会哲学の今日的意義 |
|
第3章 貨幣と共同性 |
|
1 近代経済学における貨幣 2 マルクスにおける貨幣の社会関係的基礎 3 カール・メンガーの貨幣生成論 4 ジンメルの貨幣の哲学 5 共同性に埋め込まれた貨幣へ |
|
第4章 交換と共同性 |
|
1 社交資本論の経済的意義 2 市場社会の二層構造性(1) 3 市場社会の二層構造性(2) 4 新たな市場社会の理解によせて |
|
第Ⅱ部 市場社会における合理性と非合理性 |
|
第5章 市場と伝統 |
|
1 合理主義的啓蒙主義の陥穽 2 文明社会の再神秘化(1) 3 文明社会の再神秘化(2) 4 自由と伝統 |
|
第6章 市場と遊戯 |
|
1 遊戯場としての市場 2 ホイジンガの遊戯論 3 ホイジンガにおける遊戯と聖性 |
|
終章 多元的経済秩序に向けて |
|
1 市場社会の基礎 2 近代性の帰結としての“情緒的空虚感” |