タイトルコード |
1000100986957 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「たすけたまへ」の浄土教 |
書名ヨミ |
タスケタマエ ノ ジョウドキョウ |
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三業帰命説の源泉と展開 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
井上 見淳/著
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著者名ヨミ |
イノウエ ケンジュン |
出版地 |
京都 |
出版者 |
法藏館
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出版年月 |
2022.5 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-8318-7926-4 |
ISBN |
4-8318-7926-4 |
数量 |
12,384,17p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
188.71
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件名 |
真宗
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注記 |
「改悔文」刊行年表:p333〜353 文献:p367〜379 |
内容紹介 |
“三業惑乱”の起源は、蓮如が明かした信心「たすけたまへとたのむ」にあった。蓮如から近代までの浄土真宗の思想史的な展開を、「たすけたまへ」という言葉をもとに改めて検討し、近世真宗教学史の陰の部分を明らかにする。 |
著者紹介 |
1976年福岡県生まれ。龍谷大学准教授。中央仏教学院講師。浄土真宗本願寺派正恩寺衆徒。著書に「いつでも歎異抄」など。 |
目次タイトル |
はじめに |
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第一章 「たすけたまへ」の浄土教 |
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第一節 問題の所在 第二節 「たすけたまへ」前史 第三節 浄土教における「たすけたまへ」の起源について 小結 |
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第二章 「たすけたまへと申す」考 |
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第一節 問題の所在 第二節 蓮如における「たすけたまへ」の用例 第三節 発語すべき言葉としての「たすけたまへ」の論理 小結 |
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第三章 三業(欲生)帰命説の伝統に関する考察 |
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第一節 問題の所在 第二節 「改悔」という儀礼の歴史 第三節 蓮如以降の「改悔」 小結 |
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第四章 「領解文」広布の経緯に関する研究 |
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第一節 問題の所在 第二節 天明期の「領解文」開版の経緯 第三節 玄智が提示した三本の「改悔文」 第四節 旧刻「領解文」(天明四年版)の特徴 第五節 「跋文」の内容と功存の存在について 小結 |
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第五章 近世真宗教団と「改悔文」 |
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第一節 問題の所在 第二節 「改悔文」の成立に関する諸説 第三節 光善寺模刻本に関する諸説の検討 第四節 「改悔文」作者としての蓮如説 小結 |
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第六章 小児往生論の研究 |
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第一節 問題の所在 第二節 プロトタイプとしての知空 第三節 名代だのみをめぐる諸説 |
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第七章 近世における小児往生論の総括 |
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第一節 問題の所在 第二節 小児の年齢 第三節 小児往生の論理構造 第四節 他宗の説とさまざまな俗説への意識 第五節 本願寺、および能化の対応 第六節 門徒への対応と亡き子の受けとめ 小結 |
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第八章 真宗史上における越後法論の位置づけ |
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第一節 問題の所在 第二節 事件の経緯 第三節 慧琳の裁定 第四節 教誡をめぐる論争 第五節 事件の背景 小結 |
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第九章 占部観順事件の顚末 |
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第一節 問題の所在 第二節 事件の発端 第三節 騒動の拡大 第四節 一等学師拝命と大学寮の教授就任 第五節 「御垂示」の下附 第六節 占部の「真宗大学」学監就任と白川党の運動 第七節 事件の最終局面 小結 |
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第十章 真宗教学史における占部観順事件の意義 |
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第一節 問題の所在 第二節 筆問筆答(全三回)の概要 第三節 論争の注目点と影響 小結 |
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最後に |