タイトルコード |
1000100999073 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本人が学んだ中国語と旧満洲 |
書名ヨミ |
ニホンジン ガ マナンダ チュウゴクゴ ト キュウマンシュウ |
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1906〜1945年 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
川村 邦夫/著
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著者名ヨミ |
カワムラ クニオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
丸善プラネット
丸善出版(発売)
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出版年月 |
2022.7 |
本体価格 |
¥2000 |
ISBN |
978-4-86345-529-0 |
ISBN |
4-86345-529-0 |
数量 |
12,218p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
372.225
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件名 |
中国語教育-歴史
満州-教育
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注記 |
文献:p209〜213 |
内容紹介 |
日露戦争後に中国東北部(旧満洲)に渡った日本人。彼らの子弟、小・中等学校生が、中国語を正課の授業として学習した経緯とその背景を、新たな資料に基づいて考察する。 |
著者紹介 |
1935年満洲生まれ。大阪市立大学大学院博士課程後期修了。博士(創造都市)。薬学博士。大阪公立大学経済学研究科客員研究員。著書に「21世紀における科学技術のあり方」など。 |
目次タイトル |
第1章 概要と従来の満洲論 |
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1-1 本書の概要 1-2 本書に関係する史実 1-3 記載事項に関係する先行研究 |
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第2章 中国東北部への進出の経緯 |
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2-1 日本が東清鉄道南部支線をロシアから継承,中国東北部(満洲)へ進出した理由 2-2 日露戦争前後,ロシアの東アジアでの活動-1896年から1935年まで- 2-3 東清鉄道南部支線寛城子(長春)-旅順間路線が「満鉄」となるまで まとめ |
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第3章 「満洲国」の建国,停滞の30年とその後の発展 |
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3-1 満鉄の誕生 3-2 在満日本人人口の増加-「1906〜31年」と「1932〜45年」の差,いわゆる「植民地化」の実態- 3-3 日本及び満鉄を取り巻く情勢 3-4 中国東北部に於ける満鉄の貢献 3-5 満洲事変と満洲国の建国 まとめ |
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第4章 「満洲国」の発展 |
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4-1 満洲国の政治的・経済的・社会的相互作用の解明 4-2 満鉄の産業振興 4-3 「満洲の産業・技術開発」と「満洲の教育」 4-4 中国東北部の日本人に対する中国語教育とハワイ,ブラジル移民の比較 まとめ |
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第5章 小・中等学校の中国語教育制度 |
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5-1 日本人子弟の教育-居留民会学校から満鉄立学校へ- 5-2 「満洲国」建国に伴う教育行政-満鉄担当から大使館担当へ 5-3 鉄道付属地撤廃,治外法権撤廃と日本人学校の大使館管轄への委譲 5-4 在満日本人人口-停滞とその後の発展- 5-5 中国東北部に於ける満鉄の貢献 まとめ |
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第6章 中国東北部における日本人子弟の中国語教育 |
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6-1 日本人子弟の中国語教育 6-2 「満洲国」建国に伴う在満日本人の教育 6-3 満洲国に在住した日本人子弟に対する中国語教育 6-4 中国語教育の環境 6-5 中国語の教科内容 6-6 作法・礼法,故事の中国語と語学教育 まとめと考察 |
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第7章 中国東北部における小・中等学校の教育-教師,生徒の手記- |
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7-1 中国語教員養成と教員の手記 7-2 手記-1(満洲の小・中等学校卒業生) 7-3 満洲の日本人小学校と満鉄の繫がり 7-4 手記-2(当時の教師,生徒) |
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第8章 日本人中等学校生(旧制)が中国語で学んだ孫文の「大亞洲主義」-1940年発刊の教科書とその背景- |
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8-1 孫文の「大亞洲主義」が日本の教本に収載された理由 8-2 中国東北部在住日本人中等学校生(旧制)の中国語教育 8-3 「教本」のテーマ分類と孫文の「大亞洲主義」 8-4 孫文の「大亞洲主義」講演と中等学校教科書 8-5 孫文の「大亞洲主義」の原典との比較 8-6 汪兆銘と孫文の「大亞洲主義」 8-7 平野義太郎と孫文の「大アジア主義」 8-8 その後の孫文の「大亞洲主義」研究と今後 まとめと考察 |
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第9章 満洲の発展と終焉 |
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9-1 日本が満洲に進出した経緯と米国-日本は満洲進出に消極的で30年間停滞- 9-2 満洲事変から満洲国の建国-「吉田茂私見」(対支積極策)と石原莞爾の軍事行動- 9-3 日満蒙華ブロック経済圏構想から日満ブロック経済圏の形成へ 9-4 日満ブロック経済と米大統領宛て「対日賠償調査報告(満洲編)」の評価,語学教育との関係 9-5 日満ブロック経済圏構想成功の要因は語学教育にある-日本人に中国語を,中国人に日本語を- 9-6 孫文の「大亞洲主義」と平野義太郎・日本人中等学校教本,汪兆銘,更に安倍首相談話 |