タイトルコード |
1000101122055 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
世界への信頼と希望、そして愛 |
書名ヨミ |
セカイ エノ シンライ ト キボウ ソシテ アイ |
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アーレント『活動的生』から考える |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
林 大地/[著]
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著者名ヨミ |
ハヤシ ダイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
みすず書房
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-622-09666-5 |
ISBN |
4-622-09666-5 |
数量 |
370,35p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
311.1
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件名 |
人間の条件
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個人件名 |
Arendt Hannah |
注記 |
文献:巻末p18〜35 |
内容紹介 |
ハンナ・アーレントの主著「活動的生」について、「世界」概念を主軸に、労働・制作・行為などのキーワードとともに、死・可死性・不死性・記憶・忘却といった視座から読み解く。アーレントの著作全体の核心に近づく試論。 |
著者紹介 |
東京都出身。慶應義塾大学商学部卒業。舞鶴工業高等専門学校非常勤講師。専攻は20世紀ドイツ思想史。 |
目次タイトル |
序章 世界と子どもへの讃歌としての『活動的生』 |
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第一節 「世界への愛Amor Mundi」をめぐって 第二節 本書の目的 第三節 本書の『活動的生』解釈の妥当性 第四節 本書全体の構造 |
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第一部 世界にたいしてなぜ信頼と希望を抱くことができるのか |
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第一章 活動的生とは何か |
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第一節 三つの活動と根本条件 第二節 活動的生それ自体 第三節 活動的生の世界維持形成機能 第四節 労働という奇妙な活動 |
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第二章 世界とは何か |
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第一節 世界概念の二重性 第二節 世界を形づくる「物」 第三節 物を通じた世界の存続と安定化 第四節 世界を新たにする「行為」 第五節 行為を通じた世界の新生と不安定化 まとめ |
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第二部 世界への信頼と希望はいかにして破壊されてきたのか |
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第一章 資本主義による物の持続性の破壊 |
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第一節 社会的なものの拡大と世界疎外の進行 第二節 労働と制作の違い 第三節 社会的なものの誕生と労働の公的領域への進出 第四節 労働の価値転換 第五節 労働の肥大化 第六節 キリスト教の呪縛 第七節 労働する動物の勝利 |
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第二章 全体主義による人間の出生性の破壊 |
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第一節 労働する動物の勝利の帰結としての全体主義 第二節 全体的支配に至るまでの三段階 第三節 イデオロギーとテロルを通じた二重の強制 第四節 大衆の世界喪失=故郷喪失 まとめ |
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第三部 世界への信頼と希望をふたたび取り戻すには何をなすべきか |
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第一章 世界への気遣いとしての活動的生 |
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第一節 活動の場所指定という現象 第二節 活動の場所指定に生じた異変 第三節 活動的生の世界形成的側面と世界破壊的側面 第四節 活動的生を通じた世界の気遣い方 |
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第二章 子どもへの気遣いとしての教育 |
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第一節 「教育の危機」論文と『活動的生』 第二節 子どもと世界にたいする二重の責任 第三節 保守的活動としての教育 第四節 保守と革命の相互作用 第五節 不死性を獲得する二つの方法 まとめ |
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終章 この世界を故郷とするために |
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第一節 本書全体のまとめ 第二節 世界に刻み込まれた過去の痕跡 第三節 『活動的生』を切に欲する者 |