タイトルコード |
1000101021394 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ランケと近代歴史学の成立 |
書名ヨミ |
ランケ ト キンダイ レキシガク ノ セイリツ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
佐藤 真一/著
|
著者名ヨミ |
サトウ シンイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
知泉書館
|
出版年月 |
2022.10 |
本体価格 |
¥5200 |
ISBN |
978-4-86285-370-7 |
ISBN |
4-86285-370-7 |
数量 |
13,373,21p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
201.2
|
件名 |
歴史学-歴史
|
個人件名 |
Ranke Leopold von |
注記 |
文献:巻末p12〜21 |
内容紹介 |
伝統的な歴史学や進歩主義的な歴史学に疑問を抱き、神学と自然科学の狭間で新たな歴史学の可能性を探求したランケ。その歩みを明らかにするとともに、ランケの全体像を多くの資料を駆使して描く。 |
目次タイトル |
序 研究の現状と本書のねらい |
|
1 ヘンツの投じた波紋 2 ランケ研究の新しい知見 3 ヘンツによる研究史批判 4 同時代人の見たランケと今後の研究課題 5 本書のねらいと構成 |
|
第Ⅰ部 歴史家ランケの形成 |
|
第一章 ランケの成長 |
|
1 少年期ランケ 2 神学・文献学専攻の学生ランケ |
|
第二章 フランクフルト時代 |
|
1 カリキュラムと授業準備の広がり 2 歴史家としての自覚 3 『ロマン・ゲルマン諸民族の歴史』(一八二四)の公刊 4 『近世歴史家批判』と史料批判の深化 5 ベルリン大学への招聘 |
|
第Ⅱ部 史料収集と史料批判 |
|
第一章 ランケとニーブーア |
|
1 交流の発端 2 南方研究旅行中のニーブーア宛三書簡 |
|
第二章 ランケと史料 |
|
1 ベルリン王立図書館所蔵の文書 2 南方研究旅行と史料探索 3 『教皇史』および『宗教改革時代のドイツ史』と史料 |
|
第三章 史料研究と普遍的展望 |
|
1 ニーブーアとヘーゲル 2 近代歴史学の基礎 3 ベルリン大学での「演習」による指導 |
|
第Ⅲ部 近代歴史学と救済史観との区別 |
|
第一章 ランケの『教皇史』とウルトラモンタニスムス |
|
1 『教皇史』の波紋 2 『教皇史』成立の背景と「序文」 3 ウルトラモンタニスムスの台頭 4 フランス語訳。ドイツ語原本と禁書指定 5 近代歴史学とウルトラモンタニスムス |
|
第二章 救済史観と近代歴史学の立場 |
|
1 「キリスト教の起源」についての叙述 2 ボシュエとランケ |
|
第Ⅳ部 新しい歴史感覚 |
|
第一章 マイネッケの「歴史主義」論 |
|
第二章 ベルヒテスガーデン講義と進歩史観への疑問 |
|
第三章 『世界史』における中世暗黒観の克服 |
|
第Ⅴ部 現実政治とランケ |
|
第一章 ナポレオン戦争からウィーン体制へ |
|
第二章 ベルリンのサロンとウィーンでの交流 |
|
1 ラーエル・ファルンハーゲンのサロン 2 ランケの南方研究旅行と現実認識の深まり |
|
第三章 七月革命の波紋 |
|
1 七月革命の反響 2 『歴史政治雑誌』の刊行 3 『歴史政治雑誌』の基本方針 4 「フランスとドイツ」等の諸論稿 5 ゲッティンゲン七教授事件 |
|
第四章 一八四八/四九年革命とプロイセン王への意見書 |
|
1 革命の年一八四八年 2 三月革命の勃発と意見書 3 立憲制の受容および「プロイセンとドイツ」 4 欽定憲法に添えるべき国王の宣言草稿 5 フランクフルト国民議会の決定に対して 6 ラードヴィッツの「連合」政策 |
|
第五章 ドイツ統一と第二帝政期の内政 |
|
1 普墺戦争と普仏戦争 2 文化闘争と社会主義勢力の興隆 |
|
第Ⅵ部 ランケと歴史学研究の組織化 |
|
第一章 『モヌメンタ(ドイツ中世史料集成)』刊行への助力 |
|
第二章 ランケとバイエルン科学アカデミー歴史委員会 |
|
1 ランケと歴史委員会への貢献 2 マクシミリアン二世とランケの交流 3 歴史委員会の創設とランケ 4 「歴史委員会」と「ドイツ史アカデミー」 5 開会演説におけるマクシミリアン王追悼 6 歴史委員会の成果とランケ 7 歴史委員会、マクシミリアン王とランケ |
|
第三章 『歴史学雑誌』の創刊 |
|
1 ジーベルとランケ 2 ジーベルのミュンヒェン大学就任(一八五六) 3 『歴史学雑誌』の創刊にむけて 4 『歴史学雑誌』の基本方針 |
|
結語 ランケと近代歴史学 |