タイトルコード |
1000101021446 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
古墳時代の葬制秩序と政治権力 |
書名ヨミ |
コフン ジダイ ノ ソウセイ チツジョ ト セイジ ケンリョク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
上田 直弥/著
|
著者名ヨミ |
ウエダ ナオヤ |
出版地 |
吹田 |
出版者 |
大阪大学出版会
|
出版年月 |
2022.9 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-87259-765-3 |
ISBN |
4-87259-765-3 |
数量 |
11,363p |
大きさ |
27cm |
分類記号 |
210.32
|
件名 |
古墳
葬制-歴史
|
注記 |
文献:p327〜351 |
内容紹介 |
古墳時代、有力階層はどのような政治ネットワークを形成していたのか。3世紀半ばから7世紀にかけて日本列島の広範囲に展開した古墳文化の意義を、特にその中心的構成要素である埋葬儀礼の分析から読み解く。 |
著者紹介 |
1990年大阪府生まれ。大阪大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。同大学埋蔵文化財調査室助教。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と課題 |
|
第1節 国家形成期における葬制研究の意義 第2節 古墳時代葬送儀礼と埋葬施設構造 第3節 本書の構成と内容 第4節 用語と編年の問題 |
|
第1章 古墳時代竪穴系埋葬施設研究の現状 |
|
第1節 竪穴式石室の研究史 第2節 竪穴系埋葬施設研究の諸問題 第3節 「棺槨論争」の推移とその今日的意義 第4節 「槨」「室」名称問題が提起する課題 |
|
第2章 立面形態からみた畿内竪穴式石室の地域性 |
|
第1節 研究略史とその課題 第2節 横断面形態からみた竪穴式石室の地域性 第3節 石棺の成立と竪穴式石室 第4節 竪穴式石室の地域性とその意義 |
|
第3章 前期首長墓の系列展開と埋葬施設構造の変遷 |
|
第1節 研究史と分析視座 第2節 竪穴系埋葬施設基底部分類試案 第3節 畿内小地域ごとの石室基底部構造変遷 第4節 粘土槨の構造と竪穴式石室 第5節 竪穴系埋葬施設構造の地域性とその意義 |
|
第4章 摂津前期古墳の葺石と内部構造 |
|
第1節 古墳葺石の基礎的検討 第2節 摂津前期古墳における葺石 第3節 古墳の葺石と内部構造 |
|
第5章 竪穴式石室の広域普及と地域性 |
|
第1節 竪穴式石室構築規範の全国的傾向 第2節 山陰地域における竪穴式石室の構造 第3節 山陽地域における竪穴式石室の構造 第4節 竪穴式石室構築規範の多様性 |
|
第6章 畿内における粘土槨の展開過程とその画期 |
|
第1節 研究史とその課題 第2節 畿内における粘土槨構造 第3節 粘土槨の展開過程 第4節 粘土槨成立の歴史的意義 |
|
第7章 粘土槨の広域展開とその背景 |
|
第1節 関東における前期古墳研究 第2節 粘土槨の基礎的検討 第3節 関東地域における粘土槨の構造 第4節 埋葬施設と他要素の関係 第5節 粘土槨広域展開の歴史的意義 |
|
第8章 竪穴系埋葬施設から見たヤマト政権の対地域戦略 |
|
第1節 東海における前期古墳埋葬施設 第2節 東海-関東境界域における埋葬施設構造 第3節 竪穴式石室東限域における地域性 第4節 埋葬施設構造とヤマト政権の地域戦略 |
|
第9章 「棺制」の変遷と葬制の変革 |
|
第1節 猪名川流域における棺と外郭施設 第2節 近畿有力中期古墳における棺と外郭施設 第3節 初期群集墳における棺と外郭施設 第4節 「棺制」変遷の画期とその意義 |
|
第10章 古墳時代の葬制秩序と政治権力 |
|
第1節 埋葬儀礼の通時的変遷 第2節 埋葬儀礼の空間的展開 第3節 埋葬儀礼と葬制イデオロギー戦略の展開 |
|
終章 総括と展望 |
|
第1節 竪穴系埋葬施設の展開過程 第2節 古墳時代葬制研究の展望 おわりに |