タイトルコード |
1000101027195 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
免疫学の基礎 |
書名ヨミ |
メンエキガク ノ キソ |
版表示 |
第5版 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
辻 勉/編著
入村 達郎/監修
築地 信/著
永井 重徳/著
永田 喜三郎/著
東 伸昭/著
渡辺 恵史/著
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著者名ヨミ |
ツジ ツトム イリムラ タツロウ ツイジ マコト ナガイ シゲノリ ナガタ キサブロウ ヒガシ ノブアキ ワタナベ ヨシフミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京化学同人
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-8079-2033-4 |
ISBN |
4-8079-2033-4 |
数量 |
8,198p |
大きさ |
26cm |
分類記号 |
491.8
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件名 |
免疫学
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注記 |
文献:p191〜192 |
内容紹介 |
免疫を担うさまざまな細胞群、抗体の構造と種類、アレルギー、自己免疫など、発展を続ける免疫学の、最も本質的な基礎を図表を用いてわかりやすく解説する。発展的な内容や応用的な側面について紹介するコラムも掲載。 |
目次タイトル |
1章 免疫学のあらまし |
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1・1 免疫学の流れ 1・2 免疫系は自己と非自己を識別する 1・3 免疫系は二重の防衛システムで構成される 1・4 免疫系は敵を記憶する 1・5 免疫を担う細胞は白血球とその仲間である 1・6 免疫系の二つのタイプ:体液性免疫と細胞性免疫 1・7 抗原は特定のリンパ球クローンを選択的に増殖・分化させる 1・8 適度な強さの免疫応答が大切である |
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2章 免疫を担うさまざまな細胞群 |
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2・1 免疫機能を担う白血球とその仲間たち 2・2 防衛軍の最前線を守る好中球 2・3 マクロファージと樹状細胞 2・4 リンパ球はT細胞とB細胞に分けられる 2・5 ナチュラルキラー細胞による細胞傷害 2・6 アレルギーに関わるマスト細胞と好塩基球 2・7 免疫系の組織と器官 |
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3章 食細胞による異物の排除:自然免疫から獲得免疫への橋渡し |
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3・1 食作用による異物排除 3・2 活性酸素や一酸化窒素による殺菌 3・3 病原微生物の特徴的な構造パターンを認識する受容体 3・4 Toll様受容体からの細胞内へのシグナル 3・5 好中球は血管外に遊走し感染局所へ集積する 3・6 細胞接着分子 |
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4章 抗体の働き:抗原に結合する多機能タンパク質 |
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4・1 抗体とは何をするタンパク質か 4・2 免疫で得られる抗体は多様な抗体分子の集団である 4・3 抗体は多様性のある構造部分と均一な構造部分から成る 4・4 抗体は抗原のエピトープを認識して特異的に結合する 4・5 抗体の多彩な機能 |
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5章 抗体の構造と種類:多様な機能を支えるタンパク質の構造 |
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5・1 タンパク質としての抗体 5・2 抗体は三つの構造部分からつくられている 5・3 抗体の構造はさらにドメインとよばれる単位に分けられる 5・4 抗原結合部位を形成するドメイン 5・5 エフェクター作用を担うドメイン 5・6 抗体のクラスとエフェクター作用 |
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6章 抗体を得る方法:アジュバント,ワクチン,モノクローナル抗体 |
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6・1 実験動物で抗体をつくる 6・2 アジュバントは抗体産生を増強する 6・3 ワクチンは感染症の予防に貢献してきた 6・4 ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体 6・5 モノクローナル抗体の作製法(細胞融合法と単一細胞分離法) |
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7章 抗体の生合成:多様な抗体を生み出す遺伝子 |
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7・1 抗体をつくるのはB細胞である 7・2 抗体の遺伝子は多数の遺伝子断片から成る 7・3 B細胞の分化の過程で抗体の遺伝子の組換えが起こる 7・4 抗原刺激によってB細胞は膜結合型IgMの代わりに分泌型抗体を産生する |
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8章 補体系の働き:抗体に協力する血液タンパク質 |
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8・1 補体系とは 8・2 古典経路による補体活性化 8・3 第二経路による補体活性化 8・4 レクチン経路による補体活性化 8・5 補体活性化の過程で生物活性をもつフラグメント(断片)が生成する |
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9章 抗体と抗原の結合反応:検査試薬としての応用 |
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9・1 抗原抗体反応の特徴 9・2 凝集反応と沈降反応 9・3 抗体は抗原の構造のわずかな相違を識別する 9・4 検査用試薬としての抗体の利用 9・5 ウェスタンプロット法 9・6 フローサイトメトリー |
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10章 抗体産生におけるT細胞とB細胞の相互作用 |
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10・1 抗体産生にはT細胞が必要である 10・2 ヘルパーT細胞の働き 10・3 T細胞レセプター(TCR) 10・4 ヘルパーT細胞因子 10・5 さまざまなヘルパーT細胞集団 |
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11章 抗体産生とマクロファージ・樹状細胞 |
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11・1 抗体産生への粘着細胞の関与 11・2 マクロファージはT細胞活性化に必要である 11・3 マクロファージから放出される可溶性因子:インターロイキン1 11・4 マクロファージによる抗原提示 11・5 組識適合抗原 11・6 MHCクラスⅡの抗原提示での役割 |
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12章 免疫担当細胞間のネットワークとサイトカイン |
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12・1 サイトカインとは 12・2 サイトカインの特徴 12・3 サイトカインは免疫系を調節する:ヘルパーT細胞因子 12・4 サイトカインは炎症をひき起こす:炎症性サイトカイン 12・5 サイトカインは細胞の運動性を高める:ケモカイン 12・6 サイトカインは免疫細胞を産み出す:コロニー刺激因子 12・7 サイトカインはウイルスを排除する:インターフェロン 12・8 サイトカイン受容体 |
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13章 細胞性免疫の機構(Ⅰ):キラーT細胞の働き |
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13・1 細胞性免疫とは 13・2 アロ抗原特異的キラーT細胞 13・3 主要組織適合抗原系(MHC)に拘束されたキラーT細胞 13・4 キラーT細胞による細胞傷害性 |
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14章 細胞性免疫の機構(Ⅱ):細胞内寄生菌との闘い |
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14・1 ヘルパーT細胞とマクロファージが関わる細胞性免疫 14・2 ヘルパーT細胞による食細胞の活性化 14・3 肉芽腫の形成 14・4 敗血症と全身性炎症反応症候詳 |
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15章 アレルギー:免疫による身体の傷害 |
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15・1 アレルギーとは 15・2 アレルギーの分類 15・3 Ⅰ型アレルギー反応 15・4 Ⅱ型アレルギー反応 15・5 Ⅲ型アレルギー反応 15・6 Ⅳ型アレルギー反応 |
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16章 自己免疫:自己が自己を攻撃する病気 |
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16・1 自己成分への免疫寛容 16・2 自己免疫疾患とは 16・3 自己免疫疾患の発症機構 16・4 自己抗体による傷害機序 |
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17章 移植と拒絶反応:自己と非自己を区別する主要組織適合抗原 |
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17・1 移植に伴う拒絶反応とは 17・2 拒絶反応を支配する組織適合抗原 17・3 主要組織適合抗原をコードする遺伝子 17・4 クラスⅠおよびクラスⅡ抗原(分子)の構造 17・5 クラスⅠおよびクラスⅡ分子の機能 |
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18章 免疫不全症とエイズ:免疫系の障書による重篤な病気 |
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18・1 免疫不全とは 18・2 先天性免疫不全症 18・3 後天性免疫不全症 18・4 エイズ |
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19章 がんと免疫 |
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19・1 がんの排除に免疫は有効か 19・2 がんに特異的な抗原があるか 19・3 がんを攻撃する細胞群 19・4 がんによる免疫系の回避 |
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20章 抗体医薬と免疫療法 |
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20・1 抗体医薬とは 20・2 抗体医薬はどのように実現したか 20・3 次世代抗体医薬 20・4 抗体医薬により激変した免疫療法 |