タイトルコード |
1000101028477 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」 2 |
巻次(漢字) |
2 |
書名ヨミ |
シリーズ ニホン ノ カイハツ キョウリョクシ オ トイナオス |
各巻書名 |
最大ドナー日本の登場とその後 |
各巻副書名 |
政策史2・1990年代以降 |
言語区分 |
日本語 |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-13-034321-3 |
ISBN |
4-13-034321-3 |
数量 |
12,432p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
333.8
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件名 |
経済協力-歴史
日本-対外関係-歴史
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注記 |
文献:p377〜415 |
内容紹介 |
戦後日本の歴史、知、国際実践を開発協力から照らしだす試み。2は、1990年代以降を対象とし、変動する国際社会と国内世論に翻弄されながら、世界最大のドナーとして日本が模索した独自の開発協力の姿に迫る。 |
目次タイトル |
序章 冷戦後の日本の開発協力を考える視座 |
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第1節 本書が対象とする「二つの時代」 第2節 トップドナー時代の開発協力 第3節 「黄昏の援助大国」の開発協力 第4節 「ポスト援助」の時代の新しい貢献を模索する 第5節 政策決定過程の分析枠組 |
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第1部 トップドナー日本の「国際貢献」努力とその後 |
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第1章 「国際貢献」言説の高まりと「ODA大綱」導入 |
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第1節 「ODA大綱」を生み出した三つの要因 第2節 なぜ「援助基本法」でなく「大綱」だったのか 第3節 「大綱」はどのように運用されたのか 第4節 「ODA大綱」導入の政策決定過程 第5節 まとめ |
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第2章 民主化への政策対応 |
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第1節 冷戦の終結と民主化支援の高まり 第2節 民主化支援の政策手段 第3節 民主化支援のODA 第4節 介入と説得 第5節 まとめ |
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第3章 「国際平和協力」と「平和構築」 |
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第1節 平和に貢献する二つの政策手段 第2節 日本の国際平和協力の軌跡 第3節 日本の平和構第活動の軌跡 第4節 東ティモールの事例 第5節 アフガニスタンの事例 第6節 イラクの事例 第7節 まとめ |
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第4章 「貧困の主流化」への政策対応 |
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第1節 独自の「知」を持ちながら禁欲的 第2節 貧困への取り組みの歴史 第3節 「貧困の主流化」を生み出した要因 第4節 日本の政策対応 第5節 実践レベルでの貧困緩和支援 第6節 まとめ |
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第5章 アフリカ支援への取り組み |
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第1節 「アフリカ開発会議」の始まりと時代背景 第2節 TICAD以前の対アフリカ協力 第3節 TICAD1の政策決定過程 第4節 アフリカをめぐる環境変化とTICADプロセスの開花 第5節 TICADプロセスはアフリカに何を提示したのか 第6節 産業人材育成とカイゼン 第7節 まとめと展望 |
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第6章 地球環境問題への取り組み |
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第1節 「現境ODA大国」日本の二つの季節 第2節 経験主義的環境協力の強みと限界 第3節 国際環境言説と日本の環境協力 第4節 経験主義的アプローチの政策決定過程分析 第5節 まとめ |
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第7章 市民参加の潮流への対応 |
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第1節 NGOと開発協力政策の関わり 第2節 日本の開発協力政策におけるNGO 第3節 日本のNGOから見た開発協力政策 第4節 「ジュビリー2000」 第5節 対決の中に微かな対話の芽吹き 第6節 まとめ |
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第2部 「複眼」の世界を追求した人々 |
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第8章 「キングコング対ゴジラ」の政策含意 |
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第1節 世界銀行と海外経済協力基金の「金利論争」 第2節 「構造調整アプローチ」をめぐる世銀と日本 第3節 起爆剤としての「OECFオケージョナル・ペーパー」 第4節 世界銀行の『東アジアの奇跡』研究 第5節 まとめ |
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第9章 知的支援の記念碑としての「石川プロジェクト」 |
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第1節 「石川プロジェクト」とは何か 第2節 「石川プロジェクト」をめぐる「謎」 第3節 解明の試み 第4節 1995年のベトナムが「石川プロジェクト」に求めたもの 第5節 「石川プロジェクト」と『東アジアの奇跡』の政策決定過程分析 第6節 まとめ |
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第3部 中国の変容は日本の開発協力に何をもたらしたのか |
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第10章 中国の潜在力解放に対する協力 |
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第1節 日中平和友好条約の締結まで 第2節 本格始動の時代 第3節 国際規範と中国の政治行動のはざま 第4節 対中ODAの見直しと終焉 第5節 まとめ |
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第11章 巨大ドナー中国への対応 |
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第1節 中国の台頭が開発協力の世界地図を変えた 第2節 「再興ドナー」中国の軌跡 第3節 「再興ドナー」中国の衝撃 第4節 国際開発社会の一員として 第5節 中国のライバル・ドナーとして 第6節 日中協働の模索 第7節 まとめ |
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第4部 「黄昏の援助大国」のジレンマ |
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第12章 援助協調の時代 |
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第1節 援助の有効性と援助協調 第2節 援助協調の援助効果への貢献 第3節 援助協調による途上国の主体性の向上 第4節 援助協調の現実 第5節 援助協調の突然の後退とその背景 第6節 日本の対応と政策決定過程分析 第7節 まとめ |
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第13章 「人間の安全保障」の旗の下に |
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第1節 「人間の安全保障」の30年を考えるための枠組 第2節 日本政府の「人間の安全保障」 第3節 日本の「人間の安全保障」推進の政策決定過程 第4節 「人間の安全保障」のインパクト 第5節 まとめ |
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第14章 「狭い国益」の前景化 |
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第1節 国益論議の変化とその政策含意 第2節 「開かれた国益」から「狭い国益」へ 第3節 国益重視の「顕示」が意味するもの 第4節 潮流変化をもたらした背景要因 第5節 「狭い国益」追求の政策手段 第6節 「狭い国益」前景化の政策過程分析 第7節 まとめ |
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終章 新しい時代の新しい貢献の可能性を探る |
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パートⅠ 日本の開発協力の歴史とは何だったのか 第1節 日本の開発協力の軌跡 第2節 日本の開発協力の存在理由 パートⅡ 「ポスト援助」の時代への貢献を求めて 第3節 「ポスト援助」の時代と日本にとっての新しい機会 第4節 新しい貢献の可能性を求めて 第5節 新しい時代の制約条件 第6節 おわりに |