タイトルコード |
1000101045273 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
接触と摩擦の物理学 |
書名ヨミ |
セッショク ト マサツ ノ ブツリガク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
Valentin L.Popov/著
中野 健/訳
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著者名ヨミ |
Valentin L Popov ナカノ ケン |
著者名原綴 |
Popov Valentin L. |
出版地 |
東京 |
出版者 |
丸善出版
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出版年月 |
2023.1 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-621-30771-7 |
ISBN |
4-621-30771-7 |
数量 |
14,336p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
531.8
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件名 |
トライボロジー
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注記 |
文献:p327〜330 |
内容紹介 |
世界で最も読まれているトライボロジーの名著を邦訳。原子レベルの摩擦から、地球サイズの地震に至るまで、あらゆるスケールにおける摩擦現象とその関連現象を、接触力学に軸足を置いて解説する。各章末に問題も収録。 |
著者紹介 |
モスクワ大学で博士号を取得。ベルリン工科大学教授。同大学の力学研究所にて、システム動力学と摩擦物理学部門を率いる。 |
目次タイトル |
第1章 はじめに |
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1.1.接触と摩擦:現象と応用 1.2.接触と摩擦の物理学の歴史 1.3.本書の構成 |
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第2章 接触問題の定性的な解法:凝着のない接触 |
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2.1.材料特性 2.2.簡単な接触問題 2.3.半無限弾性体の接触問題 問題 |
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第3章 接触問題の定性的な解法:凝着を伴う接触 |
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3.1.物理的な背景 3.2.曲面に働く凝着力 3.3.弾性体に働く凝着力 3.4.凝着に及ぼす表面粗さの影響 3.5.粘着テープ 3.6.Van der Waals力と表面エネルギー 問題 |
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第4章 毛管力 |
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4.1.表面張力と接触角 4.2.接触角のヒステリシス 4.3.圧力と曲率半径 4.4.毛管架橋 4.5.球と平面の間に働く毛管力 4.6.粗面と接触する液体 4.7.毛管力とトライボロジー 問題 |
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第5章 接触問題の厳密な解法:凝着のない接触 |
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5.1.表面力を受ける半無限弾性体の変形 5.2.Hertzの接触理論 5.3.曲面を持つ弾性体同士の接触 5.4.円錐圧子と半無限弾性体の接触 5.5.Hertz接触の内部応力 5.6.次元削減法 問題 |
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第6章 接触問題の厳密な解法:凝着を伴う接触 |
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6.1.JKR理論 6.2.次元削減法 問題 |
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第7章 粗面の接触 |
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7.1.Greenwood-Williamsonモデル 7.2.突起の塑性変形 7.3.電気接点 7.4.熱接点 7.5.接触剛性 7.6.シール 7.7.粗さと凝着 問題 |
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第8章 接線力を伴う接触問題 |
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8.1.接線力を受ける半無限弾性体の変形 8.2.接線力分布を受ける半無限弾性体の変形 8.3.接触面が滑らない場合 8.4.接触面が滑る場合 8.5.部分滑りが生じない場合 8.6.次元削減法 問題 |
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第9章 転がり接触 |
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9.1.転がり接触の定性的な議論 9.2.転がり接触の応力分布 問題 |
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第10章 Coulombの摩擦則 |
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10.1.はじめに 10.2.静摩擦と動摩擦 10.3.摩擦角 10.4.摩擦係数の接触時間依存性 10.5.摩擦係数の法線力依存性 10.6.摩擦係数の滑り速度依存性 10.7.摩擦係数の表面粗さ依存性 10.8.摩擦の起源に関するCoulombの見解 10.9.BowdenとTaborの理論 10.10.摩擦係数の温度依存性 問題 |
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第11章 乾燥摩擦:Prandtl-Tomlinsonモデル |
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11.1.はじめに 11.2.Prandtl-Tomlinsonモデルの基本特性 11.3.弾性不安定性 11.4.超潤滑 11.5.ナノマシン:超微小なアクチュエータの概念 問題 |
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第12章 摩擦励起振動 |
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12.1.速度弱化型の摩擦力により生じる不安定性 12.2.弾性体に生じる不安定性 12.3.臨界減衰と完全吸収 12.4.不安定性の能動制御 12.5.スキール音の強度 12.6.安定性に及ぼす剛性の影響 12.7.スプラッグスリップ 問題 |
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第13章 接触部の摩擦熱 |
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13.1.はじめに 13.2.微小接触部の閃光温度 13.3.摩擦熱により生じる不安定性 問題 |
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第14章 潤滑 |
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14.1.平行平板間の流れ 14.2.流体潤滑 14.3.粘性凝着 14.4.潤滑油のレオロジー 14.5.境界潤滑 14.6.弾性流体潤滑 14.7.固体潤滑剤 問題 |
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第15章 エラストマーの粘弾性 |
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15.1.はじめに 15.2.応力緩和 15.3.複素弾性率 15.4.複素弾性率の性質 15.5.粘弾性体のエネルギー散逸 15.6.複素弾性率の測定 15.7.レオロジーモデル 15.8.ゴムのレオロジーモデル:標準モデル 15.9.レオロジー特性に及ぼす温度の影響 15.10.マスターカーブ 15.11.Prony級数モデル 15.12.次元削減法 問題 |
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第16章 エラストマーの接触と摩擦 |
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16.1.エラストマーと粗面の摩擦 16.2.転がり抵抗 16.3.凝着を伴うエラストマーの接触 問題 |
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第17章 摩耗 |
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17.1.はじめに 17.2.アブレシブ摩耗 17.3.凝着摩耗 17.4.低摩耗の条件 17.5.摩擦領域からの物質移動 17.6.エラストマーの摩耗 問題 |
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第18章 摩擦に及ぼす振動の影響 |
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18.1.巨視的な視点 18.2.微視的な視点 18.3.静摩擦に及ぼす超音波振動の影響 18.4.動摩擦に及ぼす超音波振動の影響 問題 |
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第19章 接触と摩擦の数値計算法 |
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19.1.多体系 19.2.有限要素法 19.3.境界要素法 19.4.境界要素法:接線力を伴う接触 19.5.境界要素法:凝着を伴う接触 19.6.粒子法 19.7.次元削減法 |
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第20章 地震と摩擦 |
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20.1.はじめに 20.2.地震の定量化 20.3.岩石の摩擦則 20.4.速度状態依存摩擦則と安定性 20.5.地震の核形成と余効滑り 20.6.前震と余震 20.7.粒状体の連続体力学と断層の構造 20.8.地震の予知は可能か? 問題 |
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付録 |
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付録A:代表的な圧力分布による法線変位 付録B:軸対称体の接触 付録C:軸対称体の接触:凝着を伴う場合 付録D:軸対称体の接触:接線力を伴う場合 |