タイトルコード |
1000101058649 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ひとり親家庭はなぜ困窮するのか |
書名ヨミ |
ヒトリオヤ カテイ ワ ナゼ コンキュウ スル ノカ |
|
戦後福祉法制から権利保障実現を考える |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
金川 めぐみ/著
|
著者名ヨミ |
カナガワ メグミ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
法律文化社
|
出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-589-04267-5 |
ISBN |
4-589-04267-5 |
数量 |
7,225p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
369.41
|
件名 |
単親家庭
母子福祉-法令
|
注記 |
文献:p215〜225 |
内容紹介 |
諸外国と比較し、日本のひとり親家庭の相対的貧困率は際立って高い。ひとり親家庭が困窮する原因の一端ともいえる日本の福祉サービスの体制のあり方について、戦後福祉法制の考察と権利保障実現への構想から分析する。 |
著者紹介 |
龍谷大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。和歌山大学経済学部教授。放送大学客員教授。編著書に「福祉政策と人権」など。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と構成 |
|
第1節 本書の目的と検討手法 第2節 本書の意義と学術的背景 第3節 本書における用語の定義 第4節 本書の仮説と構成 |
|
第1章 日本におけるひとり親家庭研究の動向 |
|
第1節 本章の目的と分析手法 第2節 研究領域からみる、1980年代以降のひとり親家庭をめぐる研究動向 第3節 ひとり親家庭施策のあり方をめぐる研究動向 第4節 小括 |
|
第2章 ひとり親家庭の“把握”と支援施策の動向 |
|
第1節 本章の目的 第2節 ひとり親家庭数をめぐる“把握” 第3節 ひとり親家庭の支援施策の変遷 第4節 ひとり親家庭の支援施策の概要 第5節 自治体での母子自立支援施策の実施状況 第6節 小括 |
|
第3章 母子及び寡婦福祉法成立までの関連法制定過程 |
|
第1節 本章の目的と問題意識 第2節 戦前における母子福祉関連法の経緯 第3節 戦後から母子福祉法の成立までの経過 第4節 母子福祉法の制定過程 第5節 母子福祉法制定の際の論点 第6節 母子及び寡婦福祉法の誕生 第7節 小括 |
|
第4章 母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法成立までの関連法制定過程 |
|
第1節 本章の目的と問題意識 第2節 2002年母子及び寡婦福祉法改正以前の就労支援の立法動向 第3節 2002年の母子及び寡婦福祉法改正における「自立」 第4節 2002年の母子及び寡婦福祉法改正における「就労支援」 第5節 2003年の母子就業特措法の立法経緯 第6節 母子就業特措法失効以降、2012年母子父子就業特措法までの経緯 第7節 小括 |
|
第5章 法における家族の眼差しと、ひとり親家庭の視座 |
|
第1節 本章の目的と問題意識 第2節 法における家族像の把握 第3節 1964年の母子福祉法成立過程における「家族モデル」 第4節 1981年の母子及び寡婦福祉法成立過程における「家族モデル」 第5節 2002年母子及び寡婦福祉法改正過程における「家族モデル」 第6節 小括 |
|
第6章 「福祉の権利化」の視点からみたひとり親家庭の福祉法政策 |
|
第1節 本章の目的と問題意識 第2節 「福祉の権利化」とは何か 第3節 児童扶養手当にみる福祉の権利化とソフト・ロー的要素との調整 第4節 福祉/就労支援サービス給付におけるハード・ローの不備 第5節 小括 |
|
第7章 ひとり親家庭の福祉法政策における今後の方向性 |
|
第1節 本章の目的と問題意識 第2節 社会保障法学における「自立」像 第3節 ケアの倫理からみる人間像 第4節 ひとり親家庭の福祉法政策における人間像への適用可能性 第5節 小括 |
|
終章 本書での結論と今後の課題 |
|
第1節 第1仮説の検証 第2節 第2仮説の検証 第3節 今後の課題 |
|
補論 コロナ禍におけるひとり親家庭対策の素描 |