タイトルコード |
1000101058811 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
混乱と遊戯の香港映画 |
書名ヨミ |
コンラン ト ユウギ ノ ホンコン エイガ |
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作家性、産業、境界線 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
雑賀 広海/著
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著者名ヨミ |
サイカ ヒロミ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
水声社
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-8010-0714-7 |
ISBN |
4-8010-0714-7 |
数量 |
365p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
778.22239
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件名 |
映画-香港
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個人件名 |
Jackie Chan |
注記 |
文献:p331〜344 香港映画作品一覧:p347〜355 |
内容紹介 |
父と子、虚構と現実など、二項対立を打ち破る混乱状態と戯れることで祝祭的な映画空間を作り上げた香港映画。ジャッキー・チェン、ツイ・ハークら3人の映画人の軌跡を通して香港映画史のダイナミクスを解き明かす。 |
著者紹介 |
高知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD。 |
目次タイトル |
序章 香港映画はどこにある |
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第一節 映画都市としての香港 第二節 香港の死 第三節 香港映画の黄金期 第四節 父子関係と監督の作家性 第五節 本書の構成 |
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第一部-ジャッキー・チェン |
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第一章 父と子、監督と俳優 |
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第一節 『笑拳』製作までの背景 第二節 独立プロダクションとコミカル・カンフーの登場 第三節 『蛇拳』と『酔拳』における父子関係 第四節 『笑拳』における父子関係 第五節 父と子、あるいは監督と俳優 おわりに |
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第二章 ハードボディから離れて |
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第一節 人種/セクシュアリティ 第二節 身体/マスキュリニティ 第三節 ハリウッド・アクション・ヒーロー おわりに |
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第三章 肉体と形象の境界線 |
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第一節 『プロジェクトA』と『要心無用』における落下 第二節 アニメーションにおける落下の表象 第三節 『ミッキーの大時計』とジャッキー・チェンの両義的身体 第四節 ギャグとしての反復 第五節 形象的な演技と空間 おわりに |
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第二部-ツイ・ハーク |
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第四章 無秩序の映画 |
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第一節 香港映画批評における作家主義と新浪潮 第二節 『殺人蝶』の語りにおける中心と周縁 第三節 『食人拳』の空間における中心と周縁 第四節 『暴力の掟』における中心的権威の解体 おわりに |
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第五章 演じる監督 |
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第一節 シネマシティの登場 第二節 シネマシティの「七怪」 第三節 多焦点の映画としてのシネマシティ作品 第四節 演技をする監督 おわりに |
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第六章 人間と動物の境界線 |
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第一節 声の脱身体化と身体化 第二節 身体の人間性と動物性 第三節 カメラの視線の主観性と客観性 おわりに |
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第三部-ジョニー・トー |
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第七章 中国の風景をめぐって |
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第一節 文化大革命と左派映画 第二節 左派映画の戦略 第三節 キン・フーとジョニー・トーの風景論 第四節 キン・フー作品と『謎めいた事件』の風景描写 おわりに |
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第八章 父と監督の権威をとり戻す |
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第一節 『過ぎゆく時の中で』とチョウ・ユンファ 第二節 『息子の物語』とダミアン・ラウ 第三節 『裸足のクンフー・ファイター』とティ・ロン 第四節 『愛に目覚めて』とラウ・チンワン おわりに |
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第九章 規範と遊戯の境界線 |
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第一節 フィルム・ノワールからネオ・ノワールへ 第二節 香港ノワールの言説 第三節 香港ノワールの変遷 第四節 香港ノワールのファム・ファタル 第五節 自己言及する女性 第六節 英雄たちの遊び 第七節 形式主義的アクション おわりに |
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結論 |