タイトルコード |
1000101063278 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ルソーの政治経済学 |
書名ヨミ |
ルソー ノ セイジ ケイザイガク |
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その現代的可能性 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鳴子 博子/著
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著者名ヨミ |
ナルコ ヒロコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
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出版年月 |
2023.4 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7710-3751-9 |
ISBN |
4-7710-3751-9 |
数量 |
9,254p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
311.235
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個人件名 |
Rousseau Jean‐Jacques |
内容紹介 |
身分・階級・性別を超えた幾多の人々にさまざまな形で受容され、あるいは激しい非難・批判に晒されたルソーの思想・理論。現代の錯綜した諸問題に対し、ルソーの思想・理論からダイナミックに迫る。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学経済学部・同大学院経済学研究科教授。同大学社会科学研究所所長。著書に「ルソーにおける正義と歴史」など。 |
目次タイトル |
第1章 自然・人間・労働 |
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1.手がかりとしての「手の労働」 2.労働の原初的展開 3.労働概念 4.人格とは<時間・労働・労苦>である コラム1 『人間不平等起原論』 |
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第2章 一般意志で動く国家 |
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1.各人に属するものを各人に返す「人間の正義」 2.ヘーゲル批判 3.一般意志の導出 4.「あるがままの人間」論批判 5.一般意志はなぜ誤らず破壊されえないのか 6.固有の力をめぐって コラム2 『社会契約論』 |
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第3章 ルソーの人民集会論とフランス革命 |
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1.フランス革命期に一般意志は見出せるのか 2.1789年夏 3.ヴァルレの命令的委任論 4.「ルソー=ジャコバン=全体主義」は正しいのか 5.現在と未来に開かれたルソーの体系 コラム3 代議制と受動性 |
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第4章 経済的自由と生存権の起原 |
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1.ル・シャプリエ法とルソーの中間団体否認論 2.エタンプ事件の現場とその背景 3.生存をめぐる民衆の直接行動 4.ルソー的視座から見た捉え直し 5.富者の「巧妙な簒奪」が社会を分断させた コラム4 書評:『市民法理論』(シモン・ランゲ著,大津真作訳,京都大学学術出版会,2013年) |
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第5章 討論と投票,団体と個人 |
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1.ルソー的直接民主主義と現代 2.巻町の住民投票 3.「あるがままの人間」はいかに変貌したのか 4.現代デモクラシーにおける住民投票の位置づけ 5.アソシアシオンと個人の可能性 コラム5 選択的夫婦別姓と習俗 |
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第6章 既存宗教・市民宗教は人間を自由にするのか |
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1.宗教を発展する人格から捉える 2.道徳 3.自然宗教 4.福音書の宗教 5.市民宗教 6.既存の宗教・既存の国家から人間を自由にする宗教 |
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第7章 権力・戦争・歴史 |
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1.パトリオティスム・ナショナリスム・コスモポリティスム問題 2.フーコーとルソーの権力論 3.フーコーとルソーの戦争観・歴史観 4.ルソーのアソシアシオン(国家)の創設 5.なぜルソーは人間愛より祖国愛を選ぶのか コラム6 「戦争をする国家」から「戦争をしない国家」へ |
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第8章 ヨーロッパ新秩序構想 |
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1.拒否権を通して国家のあり方を問い直す 2.自由拒否権と祖国ポーランド 3.国王の拒否権とフランス革命 4.イギリスのEU離脱国民投票と現代の拒否権 5.ルソーのパトリ連合構想の読み直し |