タイトルコード |
1000101073779 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「ものづくり」のジェンダー格差 |
書名ヨミ |
モノズクリ ノ ジェンダー カクサ |
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フェミナイズされた手仕事の言説をめぐって |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山崎 明子/著
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著者名ヨミ |
ヤマサキ アキコ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
人文書院
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出版年月 |
2023.5 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-409-24156-1 |
ISBN |
4-409-24156-1 |
数量 |
286p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
367.21
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件名 |
女性問題-歴史
女性労働-歴史
手芸-歴史
工芸-日本
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内容紹介 |
手芸、内職、工芸…。近代以降の社会の中に点在してきた様々なものづくりを、その時代の枠組み、生み出された言説やイメージ、そしてそこに生きた人々のジェンダーや社会階層に注目しながら論じる。 |
著者紹介 |
京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。奈良女子大学生活環境科学系教授。博士(文学)。著書に「近代日本の「手芸」とジェンダー」など。 |
目次タイトル |
序 言説の旅の始まり |
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言説が生み出すものづくりの世界 梅棹忠夫かく語りき ジェンダー化のポリティクス 本書の構成 |
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第一章 万一のために手芸をせよ |
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学校で手芸を学ぶべし 皇后だって養蚕をしているのだから… 先ず心の美より養ふべし 母たる方々に手芸は実に必要 手工は家庭をして平和幸福の天地とならしむ 申さば一の慰み稽古の如くなり |
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第二章 国益に供せよ |
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産なきの輩への内職のススメ 国益に供せよ 誰にでもできて上品 決戦下の主婦の務でありませう お金もうけだけが目的でできるものではありません |
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第三章 貴女は慰めになる |
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戦争中なのに手芸なんて 軍艦だつてもとは手芸から出発してゐる 花をつくっている奴は非国民だ 真心の弾丸 メディアの中の慰問人形 背囊に小さな人形をぶら下げて 戦時だからこそ手芸が必要なのです |
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第四章 祈りを届けよ |
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女性の“呪力”によって敵から身を守る 「千人針」という戦時パフォーマンス 表象の「千人針」 縫う女を見ていたい |
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第五章 家庭は貴女の展覧会場 |
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このおそるべき手芸ブーム 戦後手芸界の再編-手芸ブームの土台 「暮らしの中の手芸」 白い壁を手芸作品で飾りましょう 女って、針さえ持っていれば心が休まりますものね あんなに丹精をこめるワイフなら |
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第六章 救世主は貴女だ |
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職人の世界は「おとこ社会」である 職人になりたい 伝統工芸界は危機の時代にある まさに女性にふさわしい仕事である 伝統工芸は生き残れるのか 救世主は貴女だ |
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第七章 社会の役に立たねば |
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人件費タダですから 働く者としての忍耐強さを醸成する 低賃金でも継続的に就労する 技能を習得しても就職に結び付かない 刑務作業で地域に貢献 社会の役に立て |
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終章 言説のゆくえ |
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抵抗の言説・抵抗の手芸-フェミニズムと手芸 男が手芸をして何が悪い-Queering the Subversive Stitch 「好き」を「仕事」にする!-ハンドメイドブーム |