タイトルコード |
1000101076515 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ヘーゲル承認論の射程 |
書名ヨミ |
ヘーゲル ショウニンロン ノ シャテイ |
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格差・分断の時代に抗して |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高田 純/著
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著者名ヨミ |
タカダ マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
こぶし書房
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出版年月 |
2023.6 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-87559-372-0 |
ISBN |
4-87559-372-0 |
数量 |
298p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
134.4
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個人件名 |
Hegel Georg Wilhelm Friedrich |
内容紹介 |
ヘーゲルによれば相互承認とは、生活を支え合うなかで、自他をパートナーとして認め、処遇し合うという深い広い意味を持つ。社会的な差別、格差、排除が深刻化するなかで「承認」論の意義を問い直す。 |
著者紹介 |
北海道生まれ。北海道大学大学院博士課程文学研究科単位修得。文学博士(同大学)。札幌大学名誉教授。著書に「現代に生きるフィヒテ」「カント実践哲学と応用倫理学」など。 |
目次タイトル |
第Ⅰ章 承認の基本構想 |
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第一節 序論 第二節 承認の存在論的考察 第三節 共同体と相互承認 第四節 承認への注目と批判 |
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第Ⅱ章 格差是正・福祉・承認 |
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第一節 ケア・福祉と承認 第二節 社会的格差と社会的排除 第三節 社会的孤立 |
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第Ⅲ章 イエナ期における承認論 |
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第一節 イエナ中期における承認論の出発 第二節 イエナ後期における承認の体系的考察 第三節 イエナ後期における承認論の発展 |
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第Ⅳ章 承認の基礎づけ |
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第一節 自己意識の弁証法と承認 第二節 相互承認の本性と実現 第三節 一方的承認と相互承認 |
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第Ⅴ章 承認の社会的・歴史的実現 |
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第一節 行為と承認 第二節 承認関係の歴史的諸形態 第三節 道徳と宗教における承認 第四節 良心・宗教・人倫における承認 |
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第Ⅵ章 後期ヘーゲルにおける承認論の拡充 |
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第一節 法的承認と道徳的承認 第二節 家族と市民社会における承認 第三節 経済的承認と「普遍的資産への与り」 第四節 経済における不承認の是正 第五節 市民社会から国家へ |
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第Ⅶ章 和解と承認 |
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第一節 和解の基本性格 第二節 和解の諸形態 第三節 刑罰の役割と限界 第四節 ヘーゲル刑罰論の評価 第五節 刑罰と和解 第六節 人倫における和解 |
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第Ⅷ章 承認の闘争と世界史 |
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第一節 欲望と承認の闘争の解釈 第二節 承認の実現過程としての世界史 第三節 歴史の終焉と「普遍的等質国家」 第四節 ヘーゲルの闘争論にたいするホッブズの影響 |
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第Ⅸ章 現代における承認の闘争 |
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第一節 イエナ中期ヘーゲルの承認論の解釈 第二節 イエナ後期の承認論の解釈 第三節 後期ヘーゲルの承認論の評価 第四節 孤立的自由とその克服 第五節 共同体・社会的評価・承認 第六節 正義・分配・承認 第七節 批判的社会理論の承認論的転回 |