タイトルコード |
1000101080041 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
設計論 |
書名ヨミ |
セッケイロン |
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製品設計からシステムズイノベーションへ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 喜久雄/著
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著者名ヨミ |
フジタ キクオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
コロナ社
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出版年月 |
2023.7 |
本体価格 |
¥7600 |
ISBN |
978-4-339-04684-7 |
ISBN |
4-339-04684-7 |
数量 |
18,473p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
501.83
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件名 |
デザイン(工業)
設計管理
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注記 |
文献:p423〜464 |
内容紹介 |
イノベーティブな製品・サービス・経験を生み出すための設計の考え方と設計工学を、関連分野の最新動向のみならず、歴史的な経緯や背景なども踏まえて解説する。 |
著者紹介 |
大阪大学大学院工学研究科産業機械工学専攻博士後期課程修了。工学博士。同大学教授。 |
目次タイトル |
1.設計論の背景 |
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1.1 設計とは,優れた設計とは 1.2 道具の発明から産業の形成へ 1.3 市民社会の形成と設計ニーズの多様化 1.4 製品の複雑化の進展 1.5 生産性や豊かさの向上の背後で進んだこと 1.6 工学設計から製品設計へ,さらにその先へ 1.7 設計工学の学び方 1.8 第1章のまとめ |
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2.設計の複雑化とシステムという考え方 |
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2.1 価値の生産性と製造業におけるモード 2.2 さまざまな技術を取りまとめる設計の横断性と普遍性 2.3 システムという抽象 2.4 システム工学の由来 2.5 システムの形式 2.6 システムの具体例 2.7 人工物のシステムとしてのさらなる複雑化 2.8 システムの複雑さへの対応指針 2.9 システムの制御方式とその分類 2.10 システムの総合性 2.11 第2章のまとめ |
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3.システムの構造と設計問題の形式 |
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3.1 システムの構造に対する視点と相互の関係 3.2 システム構造の物理的意味と機能構造 3.3 機能構造から実体構造への展開 3.4 レイアウトの持つ意味 3.5 システム論の展開 3.6 概念と価値の体系 3.7 設計問題の形式 3.8 設計問題における再帰性 3.9 第3章のまとめ |
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4.設計における情報の表現と処理 |
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4.1 情報処理における符号の役割 4.2 形の表現と設計における役割 4.3 計算とは何か 4.4 プログラミング言語からみた情報処理の進展 4.5 対象表現から挙動の予測へ 4.6 モデルの役割と種類 4.7 モデルの構成と較正 4.8 思考のモデルと推論 4.9 第4章のまとめ |
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5.ユーザーの視点から広がるシステムの価値 |
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5.1 製品の成否に左右する視線 5.2 製品としての価値 5.3 使用価値に関わる機能の実装 5.4 感性価値とその設計 5.5 付加価値がつくり出される様の広がり 5.6 あらゆる人々を包摂する設計 5.7 経済発展と適正技術 5.8 第5章のまとめ |
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6.信頼性の数理とシステムの安全性 |
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6.1 システムの信頼性と安全性の課題 6.2 信頼性の基礎理論と指標 6.3 故障発生のパターンと故障データの解析 6.4 システムの信頼性とその基本形 6.5 構造的な信頼性の解析と設計 6.6 リスクの見積りと評価 6.7 それでも事故は起こる 6.8 信頼性や安全性に潜む根源的な限界 6.9 第6章のまとめ |
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7.生産の工程から考えるシステムの経済性 |
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7.1 システムの経済性 7.2 生産コストの内訳 7.3 部品についてのコスト 7.4 組立てについてのプロセスコスト 7.5 生産における習熟効果とそのモデル 7.6 間接費の取扱い 7.7 サプライチェーンとその設計 7.8 コストの設計 7.9 付加製造技術が設計にもたらす意味 7.10 第7章のまとめ |
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8.ライフサイクルから考えるシステムの価値 |
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8.1 製品の寿命と修理や廃棄の意味 8.2 製品のライフサイクル 8.3 保全を考える設計 8.4 リサイクルを考える設計 8.5 循環型生産のための設計 8.6 ライフサイクルアセスメント 8.7 ライフサイクル設計の社会的背景と政策などによる誘導 8.8 持続可能性と建築や都市計画での展開 8.9 人工物の循環と自然界における循環の調和 8.10 第8章のまとめ |
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9.システムとしての経済性と経営の課題 |
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9.1 製品の設計開発の全容と収支 9.2 経済性評価の基本 9.3 製品の個別化や多様化への要請とそれらへの対応 9.4 製品アーキテクチャとその様式 9.5 モジュール構造がもたらす効果や影響 9.6 より長期的な意味での経済性 9.7 企業間の競争と市場の支配 9.8 グローバリゼーションのもとでの設計 9.9 経営における意思決定の課題 9.10 第9章のまとめ |
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10.設計問題における類型 |
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10.1 類型とその活用 10.2 設計問題の類型 10.3 設計解の最適性における類型 10.4 複数の評価尺度の評価と競合 10.5 問題の在処についての類型 10.6 設計解のスケーラブルな類型性とその活用 10.7 システムの大型化における限界とその類型 10.8 設計解の質的な類型性とその活用 10.9 システム構造における階層性という類型 10.10 第10章のまとめ |
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11.問題解決とその技法 |
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11.1 問題を解くということ 11.2 数理計画法とその活用の基本 11.3 状態空間探索とその活用の基本 11.4 計算機による知識処理とその活用の基本 11.5 生成モデルと問題解決 11.6 問題解決における問題の再構成 11.7 情報処理におけるフレーム問題 11.8 自然界のしくみから眺める問題解決の深層 11.9 第11章のまとめ |
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12.設計という問題解決とそのプロセス |
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12.1 日常にみる問題解決の深層 12.2 問題解決における形式化の効用と限界 12.3 フレーム問題から考える設計や計画の進め方 12.4 設計プロセスの編成 12.5 設計プロセスの構成 12.6 システムの大規模化と設計プロセス 12.7 第12章のまとめ |
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13.設計プロセスの管理 |
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13.1 設計プロセスの重要性 13.2 コンカレントからバーチャルへ 13.3 上流設計の重要性と方法論 13.4 情報システムの連係による効率化 13.5 モデルベース開発による統合的な設計環境 13.6 設計プロセスの設計と合理化における課題 13.7 設計におけるモデルの標準化と相互運用 13.8 第13章のまとめ |
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14.設計のための技法とその体系 |
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14.1 設計の方法 14.2 閉じた問題に対する計算に基づく設計技法 14.3 最適設計のための適切なモデルの導入 14.4 複雑なシステムの最適設計 14.5 代替案の導出とその取扱い 14.6 モデルの不確実性のもとでの最適設計 14.7 開いた問題への対応とその考え方 14.8 超システムの設計に向けた対応 14.9 計算機援用設計技術の体系 14.10 第14章のまとめ |
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15.システムの規模と構造の転換 |
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15.1 システムの大型化における限界の克服 15.2 機能構造の転換と技術革新 15.3 機能構造についての法則性 15.4 イノベーションの時代へ 15.5 持続的イノベーションと破壊的イノベーション 15.6 製品の複雑化とその進み方 15.7 技術ロードマップと先導設計 15.8 プラットフォームという悪魔 15.9 第15章のまとめ |
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16.創造的な設計とその進め方 |
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16.1 社会課題から眺める設計の全容 16.2 問題設定に重きを置く設計への展開 16.3 プロジェクト化する設計 16.4 リフレーミングを行う設計 16.5 創造的活動としての設計 16.6 創造的な設計の進め方 16.7 再設計としての設計 16.8 設計プロジェクトの総合性 16.9 第16章のまとめ |
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17.社会と技術を統合する設計 |
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17.1 改めて,イノベーションとは 17.2 イノベーションの時代の社会と科学技術 17.3 関係性の広がりと人工物の設計 17.4 断絶の時代と新たな統合へ 17.5 設計の全容と設計工学の課題 17.6 改めて,設計とは何か 17.7 新時代の人材像と設計の視点 17.8 システムズイノベーションは設計できるか 17.9 第17章のまとめ |