タイトルコード |
1000101091286 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
教養・読書・図書館 |
書名ヨミ |
キョウヨウ ドクショ トショカン |
|
ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松井 健人/著
|
著者名ヨミ |
マツイ ケント |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
|
出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7710-3759-5 |
ISBN |
4-7710-3759-5 |
数量 |
5,216p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
010.234
|
件名 |
図書館-ドイツ
|
注記 |
文献:p197〜211 |
内容紹介 |
焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顚末を追う。 |
著者紹介 |
和歌山県和歌山市生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東洋大学文学部助教。博士(教育学)。 |
目次タイトル |
序章 |
|
0-1 問題の所在 0-2 ドイツ図書館史研究の研究動向 0-3 教養・読書・図書館をめぐって 0-4 本書の構成 |
|
第1章 1910〜1920年代民衆図書館における路線論争 |
|
1-1 閉架制と開架制の対立としての路線論争 1-2 同時代的背景とコンテクスト 1-3 路線論争に関わる先行研究の検討 1-4 路線論争の構造と経緯 1-5 旧路線ラーデヴィヒの立場 1-6 新路線ホーフマンの立場 1-7 民衆層の読書能力をめぐる対立としての路線論争 |
|
第2章 1920年代ヴァイマル期ドイツ民衆教育における素人教養論争 |
|
2-1 ヴァイマル期ドイツにおける民衆教育 2-2 素人教養論争の史的背景 2-3 素人教養論争の経緯とその論争点の再構成 2-4 教養をめぐる亀裂の表象としての民衆 |
|
第3章 ヴァルター・ホーフマンの教養論と図書館論 |
|
3-1 ヴァイマル期民衆教育の先駆者 3-2 ホーフマンの形成的民衆教養論 3-3 教養財としての図書とその選別 3-4 形成的民衆教養展開の場としての民衆図書館 3-5 読者研究による利用者の把握 3-6 ホーフマンの限界 |
|
第4章 ヴァイマル期ドイツにおける読書論争 |
|
4-1 俗悪図書をめぐるたたかい 4-2 先行研究の検討 4-3 GBJSS前史 4-4 GBJSSの制定過程 4-5 教養市民層は民衆層の読書をどのように捉えたのか 4-6 排除項目としての民衆の読書 |
|
第5章 ナチ期ドイツにおける教養理念の変容とその構造 |
|
5-1 ナチ期ドイツにおけるBildung理念 5-2 世紀転換期からヴァイマル期マイヤー事典におけるBildung理念 5-3 ナチ・マイヤーにおけるBildung理念 5-4 ナチ期Bildung理念の論拠 5-5 ナチ期Bildung理念の構造とその歴史的性格 |
|
第6章 ナチ期ドイツの民衆図書館の構造とその理念 |
|
6-1 ナチ期ドイツにおける図書館組織の変容 6-2 民衆図書館における図書の制限 6-3 民衆図書館の増加 6-4 ナチ期ドイツにおける民衆図書館 6-5 教養市民と「教養の終焉」 6-6 教養から民族へ |
|
第7章 ナチ期民衆図書館の活動 |
|
7-1 民族の読書としての青少年の読書 7-2 『ディー・ビューヘライ』誌の成立とその性格 7-3 『ディー・ビューヘライ』誌における青少年の読書への意義付け 7-4 『ディー・ビューヘライ』誌における青少年の読書 7-5 戦時下図書館における青少年の読書 7-6 ナチ下における青少年の読書の意義 |
|
第8章 本の排除・推薦・焚書 |
|
8-1 何を読ませようと/読ませまいとしたのか? 8-2 図書リストの分析と検討 8-3 図書リストの著者重複率の検討 8-4 図書リストの特徴 |
|
終章 |
|
9-1 本書のまとめ 9-2 本書が明らかにしたこと 9-3 本書の意義と今後の課題 |