タイトルコード |
1000101094917 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
物語と催馬楽・風俗歌 |
書名ヨミ |
モノガタリ ト サイバラ フゾクウタ |
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うつほ物語から源氏物語へ |
叢書名 |
新典社研究叢書
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叢書番号 |
367 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山崎 薫/著
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著者名ヨミ |
ヤマサキ カオル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新典社
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出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥9200 |
ISBN |
978-4-7879-4367-5 |
ISBN |
4-7879-4367-5 |
数量 |
286p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
913.34
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件名 |
宇津保物語
源氏物語
催馬楽
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個人件名 |
紫式部 |
内容紹介 |
平安時代の貴族に愛唱された催馬楽・風俗歌は、平安中期の文学にどのように取り込まれ、利用されているのか。「うつほ物語」「源氏物語」における催馬楽・風俗歌の引用表現を中心に考察する。 |
著者紹介 |
鳥取県米子市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文学コース博士後期課程修了。盛岡大学文学部日本文学科准教授。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 本書の目的と構成 |
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第一部 『うつほ物語』における催馬楽・風俗歌 |
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第一章 「祭の使」巻と「菊の宴」巻の催馬楽引用 |
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一、はじめに 二、催馬楽の「声振り」 三、「祭の使」巻における「声振り」 四、「菊の宴」巻におけるやりとり 五、結び |
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第二章 「内侍のかみ」巻における唱和歌と風俗歌「大鳥」 |
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一、はじめに 二、風俗歌「大鳥」の詞章 三、『うつほ物語』に見られる風俗歌「大鳥」を踏まえた表現 四、恋の噂をめぐる唱和 |
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第三章 「蔵開」巻における風俗歌「名取川」 |
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一、はじめに 二、風俗歌「名取川」 三、「蔵開」三巻と風俗歌「名取川」 四、仲忠と「これこそ」のやりとり 五、風俗歌「名取川」がほのめかすもの 六、結び |
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第二部 『源氏物語』における催馬楽・風俗歌 |
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第一章 催馬楽「山城」と「瓜」の和歌 |
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一、はじめに 二、平安期の和歌における「瓜」と「たつ」 三、平安中期における催馬楽「山城」の詞章の解釈 四、結び |
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第二章 催馬楽「山城」と歌枕「こまのわたり」 |
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一、はじめに 二、歌枕としての「こまのわたり」 三、「こまのわたり」と木津川 四、「こまのわたり」と「駒の渡」 五、結び |
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第三章 「紅葉賀」巻の催馬楽引用 |
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一、はじめに 二、「紅葉賀」巻における催馬楽 三、詞章に共通する「こま」 四、源典侍に慕い寄る「こま」 五、「こま」に重ねられる光源氏 六、結び |
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第四章 「賢木」巻における催馬楽「高砂」 |
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一、はじめに 二、催馬楽「高砂」の詞章における寓意 三、「時ならで今朝咲く花」 四、「賢木」巻の贈答の政治性と「高砂」引用 五、結び |
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第五章 『源氏物語』と風俗歌 |
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一、はじめに 二、風俗歌の定義とテクストの変遷 三、『源氏物語』における風俗歌引用 四、「若紫」巻における風俗歌引用 五、「真木柱」巻における風俗歌引用 六、結び |
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第六章 『源氏物語』における唐楽「想夫恋」 |
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一、はじめに 二、唐楽「想夫恋」と楽府「想夫憐」 三、「想夫恋」と催馬楽引用 四、結び |
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第七章 「藤裏葉」巻における催馬楽「葦垣」 |
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一、はじめに 二、弁少将の「葦垣」歌唱 三、内大臣の歌唱 四、「年経にけるこの家の」の解釈 五、結び |
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第八章 夕霧と雲居の雁の結婚と催馬楽引用 |
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一、はじめに 二、「「河口の」とこそ、さし答へまほしかりつれ」 三、催馬楽「河口」を引用した雲居の雁と夕霧の贈答 四、「娘」を盗まれる光源氏 五、結び |
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終章 本書のまとめと展望 |