タイトルコード |
1000101116569 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ブルックリン化する世界 |
書名ヨミ |
ブルックリンカ スル セカイ |
|
ジェントリフィケーションを問いなおす |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森 千香子/著
|
著者名ヨミ |
モリ チカコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
|
出版年月 |
2023.11 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-13-050208-5 |
ISBN |
4-13-050208-5 |
数量 |
7,350,21p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
361.78
|
件名 |
ニューヨーク
人口移動
社会的排除
都市再開発-ニューヨーク
|
注記 |
文献:巻末p1〜21 |
内容紹介 |
今世紀初頭以降、NY・ブルックリンで拡大してきたジェントリフィケーション。その過程とメカニズムを考察し、人種やジェンダー、階級による分断が錯綜する時代に生きる住民たちの日常生活と闘争、共生への試みを描く。 |
著者紹介 |
フランス社会科学高等研究院博士課程修了。同志社大学社会学部教授、同大学都市共生研究センターセンター長。博士(社会学)。 |
目次タイトル |
序章 なぜブルックリンに注目するのか |
|
1 ブルックリン化とは何か 2 パンデミック時代のジェントリフィケーション 3 事例としてのブルックリン 4 「超多様」な住民コミュニティにおける共存 5 日常への注目と「認知としてのジェントリフィケーション」 |
|
Ⅰ ブルックリンの都市変容と住民コミュニティの再編 |
|
1章 現代都市を変える力学 |
|
1 はじめに 2 再開発のフロンティアとしてのブルックリンと都市行政の役割 3 不動産市場のグローバル化と住宅の金融商品化 4 もう一つの「賃貸住宅市場」とプラットフォーム資本主義 5 ローカルを変質させるトランスナショナルな不動産・金融複合体 |
|
2章 複数のブルックリンと予期せぬ共存 |
|
1 富裕化・白人化なのか 2 ジェントリフィケーションと並行した移民の増大と矛盾 3 ブルックリンは一つではない 4 「予期せぬ身体的共存」という課題 |
|
Ⅱ 対立の争点としてのジェントリフィケーション |
|
3章 「立ち退き」というパンデミックな感覚 |
|
1 問題の所在 2 立ち退きの顕在化 3 日常への物理的圧力 4 立ち退きと日常に埋め込まれた差別 5 人種化された立ち退き圧力の共有 |
|
4章 地元で「部外者」になる |
|
1 「まだ、ここに住んでいたのかい?」 2 トリクルダウンは起きるのか 3 変化と生きる 4 地元住民にとってのコミュニティ 5 地元で「部外者」になる |
|
5章 地域の新たなアクターたち |
|
1 はじめに 2 「ジェントリファイアー」の誕生と郊外化政策の影響 3 ポスト近代家族と新中間階級論 4 「中間階級」の細分化と差異化、分断 5 グローバル資本主義の進化と地区変容の担い手論の限界 |
|
6章 空間にひもづけられた「差異のるつぼ」 |
|
1 「多様性」を問い直す 2 カテゴリー間の多様な差異と共存 3 カテゴリー内部の分断と共生 4 相互不信とコンフリクトを強化する構造 5 変化する空間と関係性の再編 |
|
Ⅲ ジェントリフィケーションの再解釈と「共生」 |
|
7章 反ジェントリフィケーションの多様な実践 |
|
1 はじめに 2 居住をめぐる「たたかい」の歴史 3 COの活動とは何か? 4 まなぶ・つたえる 5 反ジェントリフィケーションの実践の射程と意義 6 変化を生み出すつながりの連鎖 |
|
8章 人種横断的な共生の実践 |
|
1 人種横断的な連携はなぜ可能になったのか 2 コミュニティ・オーガナイザーの役割 3 人種横断的「共生」の実践の場 4 自分の立ち位置を知る 5 2020年ブラック・ライブズ・マター運動の上流で |
|
9章 パンデミック時代の共生 |
|
1 コロナウイルスとレイシズム、二つのパンデミック 2 「生命」を支えた相互扶助 3 自主隔離と古典的実践の再発見 |
|
終章 「分断」を学びほぐす |
|
1 ジェントリフィケーション概念の再考 2 「分断」を学びほぐすアプローチ |