タイトルコード |
1000101139769 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近代チベット政治外交史 |
書名ヨミ |
キンダイ チベット セイジ ガイコウシ |
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清朝崩壊にともなう政治的地位と境界 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小林 亮介/著
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著者名ヨミ |
コバヤシ リョウスケ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2024.2 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-8158-1146-4 |
ISBN |
4-8158-1146-4 |
数量 |
10,328,89p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.9
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件名 |
チベット問題
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注記 |
文献:巻末p10〜31 |
内容紹介 |
東アジア国際秩序の構造転換を前に、ダライ・ラマ政権は勢力を維持すべくいかに行動したか。そこで主張された「独立」「自治」の意味とは。現代に至るチベット問題の起源を、チベット語を中心とする一次史料に基づき究明する。 |
著者紹介 |
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 清朝崩壊とチベット 二 シムラ会議とチベット 三 先行研究 四 史料 五 本書のさらなる課題 六 本書の構成 |
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第Ⅰ部 境界地域をめぐる相剋 |
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第一章 ダライ・ラマ政権と清朝の境界地域 |
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一 はじめに 二 ダライ・ラマ政権とカムおよびアムド 三 境界の画定 四 金川戦争後のカム 五 一九世紀のダライ・ラマ政権と境界地域 |
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第二章 ダライ・ラマ政権のカム支配(一八六五〜一九一一年):前編 |
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一 はじめに 二 一九世紀後半、ダライ・ラマ政権のカム東部進出 三 ダライ・ラマ政権のカム支配の始動 四 清朝の対応 五 小結 |
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第三章 ダライ・ラマ政権のカム支配(一八六五〜一九一一年):後編 |
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一 はじめに 二 一九世紀末、カム支配をめぐる相剋 三 清末新政の始動 四 ダライ・ラマ政権のカム支配の終焉 五 小結 |
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第四章 ダライ・ラマ政権のカム支配とデルゲ王国(徳格土司) |
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一 はじめに 二 デルゲ王国と清朝・チベット関係 三 ダライ・ラマ政権によるデルゲ支配 四 王位継承問題 五 デルゲ帰属問題の形成 六 小結 |
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第Ⅱ部 近代国際社会とチベット |
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第五章 日露戦争とチベット |
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一 はじめに 二 黎明期のチベット・日本関係と国際社会 三 日露戦争下での接触 四 川島浪速宛チベット語書簡(一九〇五年) 五 小結 |
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第六章 チベットとアメリカの邂逅 |
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一 はじめに 二 ロクヒルとチベット 三 五台山と北京にて 四 インドからの書簡 五 小結 |
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第七章 辛亥革命とチベット・日本関係 |
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一 はじめに 二 明治日本の仏教界とチベット 三 川島浪速宛書簡(一九〇九年)とその背景 四 辛亥革命とその後 五 小結 |
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第八章 ルンシャル使節団とイギリス |
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一 はじめに 二 ルンシャル使節団とダライ・ラマ一三世の親書 三 書簡の翻訳をめぐって 四 イギリスと中国の反応 五 小結 |
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第Ⅲ部 政治的地位と境界をめぐって |
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第九章 チベットの政治的地位とシムラ会議 |
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一 はじめに 二 チベット語会議録『クンセルメロン』について 三 シムラ会議における翻訳概念 四 シムラ条約の調印 五 小結 |
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第十章 シムラ会議・境界紛争・停戦協定 |
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一 はじめに 二 「チベット」をめぐる構想と抗争 三 「内チベット」をめぐる相剋 四 チャムド停戦協定 五 ロンパツァ協定とその後 六 小結 |
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第十一章 境界紛争と僧院 |
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一 はじめに 二 チベット仏教僧院と境界問題 三 タルギェー僧院とダライ・ラマ政権 四 タルギェー僧院と境界紛争(一九三〇〜三三年) 五 僧院復興をめぐる交渉 六 小結 |
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終章 |
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一 境界問題の形成 二 近代国際社会との関わり 三 シムラ会議とその後 四 「事実上の独立」の終焉 |