タイトルコード |
1000100138622 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
チャイナ・イデオロギー |
書名ヨミ |
チャイナ イデオロギー |
叢書名 |
大東文化大学国際比較政治研究所叢書
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叢書番号 |
第8巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
齊藤 哲郎/著
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著者名ヨミ |
サイトウ テツロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2014.2 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-7791-1957-6 |
ISBN |
4-7791-1957-6 |
数量 |
298,18p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
311.222
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件名 |
政治思想-中国
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注記 |
文献:p296〜298 |
内容紹介 |
アメリカ化しつつある「中国イデオロギー」の正体とは? 現代中国がグローバル化への対応の中で、いかなる思想を受容し、新たなイデオロギーを形成したのかを解明する。 |
著者紹介 |
東京大学大学院社会学研究科国際関係論博士課程単位取得後退学。専門は現代中国思想、国際関係論。大東文化大学法学部政治学科教授。著書に「中国革命と知識人」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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1、イデオロギー的変化と連続性 2、「顕教」と「密教」 3、アメリカのイデオロギーの摂取 4、知識人とイデオロギー 5、グローバル化とチャイナ・イデオロギー 6、本書のねらい |
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第1部 グローバル化への同調ベクトル |
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第1章 米中の共通認識とチャイナ・イデオロギー |
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はじめに 1、G2概念 2、グローバル・ガヴァナンスに対する米中の構えと認識のずれ 3、新自由主義・ソフト・パワーをめぐる米中の認識のずれと類似性 おわりに |
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第2章 新自由主義イデオロギー論 |
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はじめに 1、新自由主義の定義 2、新自由主義の現代中国への影響 3、新自由主義思想の受容 4、政治学・国際関係論と新自由主義 おわりに |
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第3章 市民社会論 |
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はじめに 1、市民社会論のルネサンス 2、現代中国における市民社会論の位相 3、中国研究への市民社会論の応用 4、市民社会論の系譜の中での中国市民社会論の位置づけ おわりに |
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第4章 中国ソフト・パワー論 |
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はじめに 1、中国のソフト・パワー 2、中国崩壊論の論理構造:社会問題の指摘と飛躍 3、中国安定論の論理構造:体制自体を超安定システムと見る停滞性論 4、崩壊論と停滞性論の問題点:変革主体と政治改革 5、「北京コンセンサス」と「中国モデル」概念の流行 6、「中国モデル」と「発展途上国」アイデンティティ 7、「中国モデル」と各国モデルとの関係 おわりに:「中国モデル」論批判 |
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第2部 地政学的認識の変化 |
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第5章 海洋イデオロギーとしての「海権」論 |
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はじめに 1、中国海洋戦略思想の系譜:「海防」から「海権」へ 2、中国「海権」論の展開 3、「大国崛起」のための海洋国家化 4、中国の「海権」追求活動の展開 おわりに |
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第6章 海洋戦略と多国間・周辺外交の思想:南シナ海をめぐる国際関係 |
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はじめに 1、海域をめぐる紛争:国連海洋法条約と南シナ海、ならびに中国の海洋戦略 2、領土をめぐる紛争:南シナ海島嶼の領有権紛争の敬意と主張の当否 3、解決への道:南シナ海の分割と紛争管理、多国間・周辺外交 4、中国の多国間・周辺外交と海洋戦略 5、中国の二国間主義と冷戦構造 おわりに |
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第3部 周辺からの思想的挑戦 |
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第7章 香港・マカオの「一国二制度」論 |
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はじめに 1、選択肢としての「一国二制度」:原理論的考察 2、現代中国の「特別行政区」としての香港とマカオ:水平的関係性 3、香港・マカオの「市民社会」と中国政府:垂直的関係性 4、中国社会主義と「一国二制度」 おわりに |
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第8章 台湾のソフト・パワー戦略:「非承認国家」の挑戦 |
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はじめに 1、「非承認国家」としての台湾 2、「一つの中国」論による外交戦 3、李登輝・陳水扁時代の台湾実務外交 4、馬英九政権の「活路外交」(二〇〇八年-) おわりに 参考資料 |
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第9章 ネオ・マルクス主義と台湾 |
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はじめに 1、戦後台湾におけるマルクス主義の位相 2、ネオ・マルクス主義の挑戦 3、台湾ネオ・マルクス主義の内容 4、台湾のネオ・マルクス主義研究の問題点 5、台湾社会とネオ・マルクス主義 おわりに |
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第10章 イスラーム主義の挑戦 |
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はじめに 1、中国イスラーム認識の傾向 2、中国におけるイスラーム主義 3、少数民族問題としての側面 4、宗教問題としての側面 5、国際関係の一要素としての側面 6、イスラーム主義と中華ナショナリズム(世界主義と国家主義) おわりに |
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終章 チャイナ・イデオロギーとグローバル主義 |
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はじめに 1、グローバル化と反グローバル化 2、マルクス・レーニン主義とグローバル主義 3、マルクス・レーニン主義の「修正」とグローバル主義 4、「密教」イデオロギーとグローバル主義 5、「密教」イデオロギーとしてのマルクス主義 6、「西方マルクス主義」概念 7、八〇年代の「密教」イデオロギー 8、反体制イデオロギーとグローバル主義 おわりに |