| タイトルコード |
1000101254548 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
日本の孝と懐徳堂 |
| 書名ヨミ |
ニホン ノ コウ ト カイトクドウ |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
佐野 大介/著
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| 著者名ヨミ |
サノ ダイスケ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
汲古書院
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| 出版年月 |
2025.5 |
| 本体価格 |
¥8000 |
| ISBN |
978-4-7629-3698-2 |
| ISBN |
4-7629-3698-2 |
| 数量 |
7,290,6p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
152.6
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| 件名 |
孝行
懐徳堂
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| 内容紹介 |
享保9年、五同志とよばれる大坂の有力町人たちによって創設された漢学塾「懐徳堂」。懐徳堂の孝子顕彰運動の様態・意義・評伝内容について分析するとともに、本朝の孝観念の成立・展開を考察する。 |
| 目次タイトル |
序章 |
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一、懐徳堂の孝子顕彰運動 二、本書の構成 |
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第一部 懐徳堂の孝子顕彰運動 |
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第一章 中井甃庵・五井蘭洲の孝子顕彰運動 |
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はじめに 一、喪祭私説 二、とはずがたり 三、富貴村良農事状 四、五孝子伝 五、武蔵の孝子図記の序 六、茗話 |
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第二章 中井竹山・中井履軒の孝子顕彰運動(上) |
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はじめに 一、子華孝状・稲垣浅之丞純孝記録 二、孝子義兵衛記録・かはしまものかたり 三、昔の旅 |
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第三章 中井竹山・中井履軒の孝子顕彰運動(下) |
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一、よしはら物語 二、熊馬二童伝 三、孝子万吉小伝 四、錫類紀 五、孝三伝 六、蒙養篇 |
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第四章 懐徳堂と儒者ネットワーク |
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はじめに 一、地域的広がり 二、歴史的広がり 三、三位一体の顕彰運動 |
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第二部 近世以前における孝観念 |
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第一章 堕獄をモチーフとする孝不孝譚に現れた親の慈愛 |
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はじめに 一、堕獄した親を救う孝行譚 二、不孝の子が堕獄する不孝譚 おわりに |
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第二章 孝としての近親相姦 |
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はじめに 一、「母-子」関係 二、「父-娘」関係 おわりに |
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第三章 生日における孝の系譜 |
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はじめに 一、近世誕生日研究の現況 二、母の出産の苦労を偲ぶ日としての誕生日 三、観念の来源 四、現代への系譜 おわりに |
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第四章 孝行譚における「乳」 |
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はじめに 一、「乳」の母性象徴 二、孝行譚・慈愛譚に見える「乳」 三、男が乳を出す話 おわりに |
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第三部 近現代における孝観念 |
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第一章 近代孝子伝の一形態 |
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はじめに 一、乃木希典 二、伊藤博文 三、両伝撰書の理由と背景 四、時代性からみた両伝の特徴 おわりに |
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第二章 『大正徳行録』に表れた孝子・節婦・奇特 |
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はじめに 一、撰書目的 二、『大正徳行録』全体の分析 三、植民地部の特徴 おわりに |
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第三章 現代日本における孝意識 |
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はじめに 一、現代孝意識の分析 二、別居成年子を読者対象とする理由 三、儒教的価値観における孝との比較 おわりに |
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第四部 懐徳堂の孝子顕彰運動とその後 |
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第一章 元文の五孝子関連文献及び森鷗外『最後の一句』の解釈について |
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はじめに 一、かつらや事件記載資料 二、甲群 三、乙群 四、丙群 五、資料の踏襲関係からみた『最後の一句』解釈 おわりに |
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第二章 孝子義兵衛関連文献と懐徳堂との間 |
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はじめに 一、懐徳堂による義兵衛伝と『西岡孝子儀兵衛行状聞書』 二、竹山の詩と『愉婉録』 三、その後の義兵衛と懐徳堂関係者 おわりに |