| タイトルコード |
1000101286665 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
小林賢次著作集 第3巻 |
| 巻次(漢字) |
第3巻 |
| 書名ヨミ |
コバヤシ ケンジ チョサクシュウ |
| 各巻書名 |
狂言台本の研究とことば |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
小林 賢次/著
小林 千草/編
賢草日本語研究会/監修
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| 著者名ヨミ |
コバヤシ ケンジ コバヤシ チグサ ケンソウ ニホンゴ ケンキュウカイ |
| 出版地 |
東京 |
| 出版者 |
武蔵野書院
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| 出版年月 |
2025.10 |
| 本体価格 |
¥11000 |
| ISBN |
978-4-8386-0812-6 |
| ISBN |
4-8386-0812-6 |
| 数量 |
13,430p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
810.8
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| 件名 |
日本語
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| 各巻件名 |
日本語-歴史 |
| 注記 |
文献:p387〜392 |
| 内容紹介 |
小林賢次の既発表論文を研究テーマごとにまとめる。第3巻は、狂言台本を主資料に、その他中世から近世にかけての口語文献を資料として、語彙・語法の各方面から、近代語成立過程期における史的変遷の様相を考究する。 |
| 目次タイトル |
序章 狂言のことば |
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一 はじめに 二 狂言の歴史と台本の成立 三 本書で資料とした狂言台本の底本等 四 狂言のことばの研究状況 |
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第Ⅰ部 狂言台本の資料性の考察 |
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第一章 言語資料としての天理本『狂言六義』 |
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第一節 『狂言六義』上巻から下巻にかけての言語の変容 一 はじめに 二 ゴザアル・ゴザル等の分布と用法 三 マラスル・マスルの分布と用法 四 サラバ・サアラバとソレナラバ 五 おわりに 第二節 「本文」「抜書」の成立とその詞章 一 はじめに 二 「本文」と「抜書」との関係 三 「本文」と「抜書」の筆録者をめぐって 四 「本文」と「抜書」共通詞章の異同について 五 おわりに 第三節 『狂言六義』の筆録者再考 一 はじめに 二 <C><D><E>の筆跡と和泉家古本「抜書」の筆跡の検討 三 問題点の検討 四 おわりに |
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第二章 言語資料としての和泉家古本『六議』 |
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一 はじめに 二 ゴザアル・ゴザル等の用法 三 マラスル・マスルの用法 四 サラバ・サアラバとソレナラバ 五 おわりに |
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第三章 『大蔵虎寛本能狂言』における衍字・脱字の校訂について |
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一 はじめに 二 衍字の校訂について 三 脱字の校訂について 四 おわりに |
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第Ⅱ部 狂言台本を対象とする語彙・語法の研究 |
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第四章 話す行為を表すことばの待遇的考察 |
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一 はじめに 二 尊敬表現に関して 三 いわゆる謙譲表現(受け手尊敬)に関して 四 おわりに |
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第五章 天理本『狂言六義』の用語 |
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一 はじめに 二 近世的用語・俗語的用語 三 四段活用動詞+サセラルル 四 おわりに |
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第六章 版本狂言記の言語 |
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第一節 二段活用の一段化 一 はじめに 二 会話文の場合 三 謡・語り及びト書きの場合 四 おわりに 第二節 ゴザル・オリャル・オヂャルとその否定表現形式 一 はじめに 二 ゴザル・ゴザアル・ゴザナイの分布と用法 三 オリャル・オヂャル・オリナイの分布と用法 四 おわりに |
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第七章 固定期狂言台本における「ゴザリマスル」 |
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一 はじめに 二 ゴザリマスルの出現と発達 三 大蔵流台本におけるゴザルとゴザリマスル 四 和泉流・鷺流台本におけるゴザルとゴザリマスル 五 おわりに |
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第八章 大蔵虎光本狂言集の本文の異同について |
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第一節 待遇表現に関して 一 はじめに 二 虎光本系諸本とその性格 三 丁寧語に関する異同について 四 尊敬語・謙譲語に関する異同について 五 おわりに 第二節 文法的事象に関して 一 はじめに 二 仮定条件の接続詞について 三 語形の異同 四 助動詞・助詞の異同 五 おわりに 第三節 疑問詞疑問文における終助詞「ゾ」 一 はじめに 二 狂言台本における疑問詞疑問文 三 疑問断定表現について 四 平叙疑問表現について 五 おわりに |
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第Ⅲ部 狂言台本その他を資料とする語史・語法史研究 |
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第九章 「ウゴク(動)」と「ハタラク(働)」 |
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一 はじめに 二 「ウゴク」「ハタラク」の成立と意味関係 三 中世における「ウゴク」「ハタラク」 四 《労働》の意味の成立と「ハタラク」の意味変化 五 おわりに |
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第十章 慣用表現の成立と展開 |
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第一節 「憎まれ子世にはばかる」考 一 はじめに 二 ハバカルの意味解釈 三 ハバカル・ハビコルの語史 四 ハダカルとの関連 五 おわりに 第二節 「真っ赤な噓」考 一 はじめに 二 「マッカナ噓」と「マッカイナ噓」 三 マッカヘサマ・マッカイサマ 四 マッカイナの成立と意味の変容 五 おわりに 第三節 「(言わ)んばかり」考 一 はじめに 二 「ンバカリ」の解釈 三 「ヌバカリ」等諸形式の成立と発達 四 近代語における「ヌバカリ」「ンバカリ」等 五 「ム>ン」「ヌ>ン」の変化による同音衝突 |
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終章 まとめ |