タイトルコード |
1000100873775 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
満洲国軍朝鮮人の植民地解放前後史 |
書名ヨミ |
マンシュウコクグン チョウセンジン ノ ショクミンチ カイホウ ゼンゴシ |
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日本植民地下の軍事経験と韓国軍への連続性 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
飯倉 江里衣/著
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著者名ヨミ |
イイクラ エリイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有志舎
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出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-908672-47-7 |
ISBN |
4-908672-47-7 |
数量 |
14,358,6p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
221.06
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件名 |
朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910〜1945)
韓国-歴史
朝鮮人(満州在留)
韓国-国防-歴史
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注記 |
文献:p326〜345 |
内容紹介 |
満洲国軍に入隊した朝鮮人の軍事経験は、解放後の韓国にどのように引き継がれたのか。日本の植民地支配の実態を明らかにしながら、植民地解放後の韓国軍による民間人虐殺の起源に迫る。 |
著者紹介 |
1987年東京都生まれ。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。神戸女子大学文学部国際教養学科助教。 |
目次タイトル |
序章 日本植民地下で培われた軍事経験の継続の問題を問う |
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第1節 満洲国の歴史が背後に渦巻く朝鮮半島と日本 第2節 本書の課題 第3節 先行研究の検討 第4節 研究方法と資料・構成 |
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第Ⅰ部 植民地下の朝鮮人と満洲国軍(一九三二〜一九四五年) |
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第1章 関東軍による朝鮮人支配の実態 |
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第1節 朝鮮人を排除した日系軍官制度 第2節 満系軍官制度に「包摂」された朝鮮人 第3節 朝鮮人の軍隊参与に消極的な関東軍 小括 |
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第2章 「五族協和」と「内鮮一体」の虚構 |
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第1節 陸軍軍官学校受験の背景 第2節 事実上の「満系」採用(一〜六期) 第3節 唯一の「日系」採用・金光植(七期) 第4節 金光植の矛盾する語りとその背景 小括 |
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第3章 朝鮮人部隊「間島特設隊」の虐殺経験(一九三八-一九四五年) |
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第1節 間島特設隊の指揮官になった朝鮮人 第2節 間島特設隊による鎮圧作戦と虐殺 第3節 河北省【ラン】県司集鎮地区における虐殺経験(一九四五年一月〜八月) 小括 |
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補論 間島特設隊のもう一つの軍事経験 |
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第1節 一九三〇年代の間島における朝鮮人の抗日闘争 第2節 「同族対同族」の暴力 第3節 間島特設隊の朝鮮人民間人との接触経験 小括 |
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第Ⅱ部 植民地解放後の満洲国軍出身朝鮮人と韓国軍(一九四五〜一九四八年) |
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第4章 満洲国軍出身者の知られざる解放直後の「左翼」経歴 |
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第1節 「左翼」組織「朝鮮国軍準備隊」に参与した満洲国軍出身者 第2節 北朝鮮の朝鮮人民軍創設に参与した満洲国軍出身者 小括 |
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第5章 韓国軍の民間人虐殺に満洲国軍出身者はいかにかかわったのか |
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第1節 麗水・順天抗争勃発と韓国軍の鎮圧作戦 第2節 韓国軍の鎮圧作戦と「戒厳令」 第3節 韓国軍による虐殺と金白一 小括 |
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終章 満洲国軍朝鮮人の植民地解放前後史から見えてくるもの |
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第1節 満洲国軍出身者をめぐる相反する評価 第2節 満洲国軍における朝鮮人の排除と「包摂」 第3節 植民地解放後の満洲国軍出身者の韓国軍入隊 第4節 韓国軍に移植された日本軍の虐殺イデオロギー |