タイトルコード |
1000100814973 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フライシャー兄弟の映像的志向 |
書名ヨミ |
フライシャー キョウダイ ノ エイゾウテキ シコウ |
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混淆するアニメーションとその空間 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宮本 裕子/著
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著者名ヨミ |
ミヤモト ユウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
水声社
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出版年月 |
2020.6 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-8010-0497-9 |
ISBN |
4-8010-0497-9 |
数量 |
293p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
778.77
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個人件名 |
Fleischer Max |
注記 |
文献:p263〜270 フライシャー兄弟年表:p283〜286 |
内容紹介 |
「ベティ・ブープ」や「ポパイ」による成功の傍ら、混淆する映像空間に拓かれたフライシャー・アニメ-ションの創造力を、当時のアメリカの社会情勢や映像技術から現代日本アニメーションまで射程を広げつつ展望する。 |
著者紹介 |
明治学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。同大学言語文化研究所研究員。同大学ほか非常勤講師。博士(芸術学)。専門は映画、アニメーション研究。 |
目次タイトル |
序章 フライシャー兄弟の映像的志向 |
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1 研究の背景と経緯-フライシャー兄弟の「異なる道」 2 理論的な枠組みと研究の方法 3 作品選定と各章構成 |
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第一章 フライシャー兄弟とその作品 |
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1 アニメーション制作以前 2 「インク壺」シリーズの時代 3 フライシャー・スタジオ設立 4 「ベティ・ブープ」シリーズ 5 「ポパイ」シリーズとColor Classicsシリーズ 6 長編アニメーションへの挑戦 |
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第二章 「インク壺」シリーズにおける異なる空間の隣接 |
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1 アメリカにおける最初期のアニメーション 2 「インク壺」シリーズ作の基本構成 3 シリーズ前期-初期アニメーション的な表現の継続と抽象的な空間の隣接 4 シリーズ中期-「手」の存在と映画的虚構空間の拡張 5 シリーズ後期-隣接する空間の形式化 6 描くもの、描かれるものの闘争と「手」のトポス |
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第三章 動きの次元における異質なものの混淆 |
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1 「ベティ」シリーズにおけるキャブ・キャロウェイ 2 キャロウェイ三部作 3 ロトスコープ映像の不気味さ 4 ロトスコープの露出的な使用と抑圧構造 5 キャロウェイの表象とブラックフェイス・ミンストレル 6 キャロウェイ三部作の「原初性」 |
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第四章 ステレオプティカル映像における階層性と質感の不統一 |
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1 階層化による三次元的なアニメーション映像 2 「ポパイ」スペシャル版におけるステレオプティカル映像 3 テロッテによる議論とアラビア的空間 4 ステレオプティカル映像の脱階層性 5 ステレオプティカル使用の変遷と東西の遠近法 |
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第五章 映像的志向性の帰結するところ |
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1 長編アニメーション二作に対する評価 2 フライシャー的な技術の総動員 3 異種族の混在と「特撮」的な風景のスペクタクル 4 『バッタ君』のナイーブなムードとフライシャーの映像的志向性 5 映像に内在する制作現場 6 巨大な「手」による幇助 |
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終章 混淆する映像の系譜と二項対立の攪乱 |
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1 英語圏における実写とアニメーションの混淆 2 日本のアニメーションに見られる不統一性 3 フライシャーの映像的志向性とPMR 4 二項対立を越えて |